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ワイパックス水溶液減薬・断薬ブログの管理人です。一部の記事をnoteに移しました。無料故に情報の有難みを感じず粗末に扱う方が多い。価値がある情報は有料にして、本当に必要な人だけに使用してもらうことにしました。

最近の記事

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ベンゾジゼピンの影響と離脱症状

1.ベンゾジアゼピン長期使用により脳に何が起こるのか?ベンゾジアゼピン系薬剤を長期連用すると、 脳が構造的・機能的変化を起こし、依存・耐性が形成されます。 アシュトンマニュアルによると、2~4週間以上の使用で 依存・耐性が形成される可能性があるとのことです。 構造的・機能的変化とは、GABA受容体の減少と、 それに伴う自律神経系の抑制機能つまり副交感神経系の機能低下です。 末梢神経は 「自分の意思で動せる体性神経」と 「自分の意思ではコントロールが不可能な自律神経」の二

    • ベンゾジアゼピン関連の情報公開場所紹介

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      • 個体差

        ベンゾジアゼピン減薬する前に、知っておく知識が個体差である。 酒が飲める人は、アセトアルデヒド脱水素酵素の働きが良い人 飲めない人は、その酵素自体が無いか、あっても活性が弱い。 ジアゼパムにも言える。 ジアゼパムの半減期を見たことがある人はわかると思う。 アシュトンマニュアルのデータで20~100時間と 幅がある。 半減期は実際に人間に治験で投与して計測する。 だから個体差によって幅が出るのだ。 半減期を決めるのは、薬の分解速度だ。 ジアゼパムの場合 CYP2C19 と

        • キノロン系以外の抗生物質の調査結果

          キノロン系及びそれ以外でベンゾジアゼピンの結合を外して離脱症状を悪化させる可能性のある抗生物質 アシュトン・マニュアルより  ■キノロン系の抗生物質 ツイッターで2名の方が、実際に体調が悪化した抗生物質 ■マクロライド系 クラリスロマイシン ブログの常連さんが低体温・呼吸困難・目眩などを起こした抗生物質 ■セフェム系 フロモックス 伝聞情報を確かめるために更に調べました。 ニューキノロン『ウィキペディア(Wikipedia)』 https://ja.wikipe

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        ベンゾジゼピンの影響と離脱症状

          知っておきたいベンゾジアゼピンの知識

          ベンゾジアゼピンは安易に変薬してはいけない 睡眠障害などで、 眠れないからといって ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を 安易に作用機序の異なる睡眠薬に 置き換えてはいけません。 それは、一気断薬と同等の状態であり、 GABA機能が破綻した状態で、 ベンゾの支えを失うことになり、 猛烈な離脱症状が出ます。 ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を常用していて 依存・耐性が形成された後に 眠れないという理由等で、 例えば、オレキシン受容体拮抗薬 ベルソムラや、デエビゴなどに変薬すると それ

          知っておきたいベンゾジアゼピンの知識

          離脱症状と常用量離脱

          ■離脱症状減薬した直後に出現する不快な症状。 動悸、頻脈、筋肉痛・硬直、不眠、耳鳴り、微熱、火照り・寒気、高血圧などの症状が出ます。 何れも、自律神経の「過興奮」という状態が 根本にあります。 自律神経のアクセルである交感神経が暴走している状態です。 自律神経は、興奮と鎮静の制御を行っていますが、興奮側に偏っている状態です。 原因は、ベンゾジアゼピン長期連用によるGABA受容体の減少とそれに伴う自律神経の鎮静機能の低下。 自律神経のブレーキである抑制機能の低下分を ベンゾ

          離脱症状と常用量離脱

          水溶液減薬概要

          液体で嵩増しし、細分化を容易に 管理人はたまたま水溶液減薬を思いついてそれを実行しました。しかし皆さんは自分に合う方法、納得いく方法を選択して実行してください。錠剤のように極小のものを細かく分割する場合は、「体積を増やして計量しやすくする方法(液体減薬)」か、「細粒を細かく量れる道具で計量する(精密天秤での計量)」の2択になると思います。 年単位でベンゾジアゼピンを服用していた場合、交感神経を暴走させないために、微量ずつ慎重に減らす必要があります。その一手段として「水溶液

          水溶液減薬概要

          依存の正体

          ベンゾジアゼピンは脳を変える 依存の元凶は脳の構造的変化 ベンゾジアゼピン系薬剤を長期連用すると、脳が構造的・機能的変化を起こし、依存・耐性が形成されます。アシュトン・マニュアルによると、2~4週間以上の使用で依存・耐性が形成される可能性があります。  構造的・機能的変化とは、GABA受容体の減少と、それに伴う自律神経系の抑制機能の低下です。脳の自律神経系の機能低下をベンゾジアゼピンが支えているため、薬を止めると自律神経が暴走(過興奮)し、離脱症状を引き起こします。 つま