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読書感想/復職2か月目/ハラスメントと訴えられて

ここのところYoutubeもマンガも推しコンテンツも見る気がせず、ひたすら本を読んでいる。

この間は中公新書の『ハンナ・アーレント 戦争の世紀を生きた政治哲学者』を読み終え、今は『あなたの人生の物語』を読んでいる。

今調べてみて初めて認識したけど、『あなたの人生の物語』って映画『メッセージ』の原作だったのか。
そういう先入観持たないで読みたかったわ…(笑)まぁ『メッセージ』も観てないからよかったけど。

『ハンナ・アーレント』を読んだとき、あぁ哲学ってこのためにあるのか、こういうことだったのか、と思わされた。この現実を理解し、生きるために彼女は哲学を行っていたのだな、と。
著作はまだ読んだことがないのでぜひ読みたいし、その名を冠した映画もあるようなので、そのうち見てみたい。まぁ映画はね、美しいところいいところどりみたいなところがあるのであれですけど。

『あなたの人生の物語』はSF短編集であり、表題作は短編の中の一つなので、これを一つの映画にしたのか…と思うとそれはそれですごいなと思う。(ただいまこの表題作を読み途中なのでネタバレ禁止です!)
が、短編とはいっても、この作者は私とは思考の次元が全然違うのだろうな、と思わせる要素がいくつもあって、短編ひとつで映画ひとつぶん、というのも確かにうなずける密度だな、とも思う。内容が数学的過ぎて理解するのを放棄した部分もあるし、こういうことを表現しているのかな…?と何とか輪郭をつかもうとしないとよくわからない部分もある。
つまりある意味難解な小説なのだが、描き方が美しいので何とか読める、というのが私の今のところの所見である。



完全復職して約2か月、仕事が暇である。
暇なので何をしたらいいのかわからない。
そういう時間が日に1,2時間くらい訪れる。

「私時間あるのでやれます!できます!」というのも危険、というのはわかっているし、何より周りがあまり任せてくれないので、今は下働きに徹しているのだが、それもやることが尽きる。なぜかよくわからんが。
まぁ恐らくこれから繁忙期に入ってくると思うので、そのときのために今は無理をせず体力をつける時期、と言い聞かせるのはいいのだが、実際にその時間、何をすればいいのだろうか?

そうか、こういう時に勉強してますと言い訳できそうな本でも読んでいればよいのかな?
PCのネットワーク関係がさっぱりわからないので買った勉強本がさっぱり読み進んでいないので、持っていって読むことにしようか。
暇だなーと思いながらnoteをだらだら読むのもよいのだが、「サボっている」という罪悪感がつきまとうので、私としてはそちらのほうがいいのかもしれない。今度やってみよう。



私を信用ならない人物と訴える文面に今日かち合った。
これで2回目。

1回目は直接浴びた。
「あなたが私を監視して撮影された写真があるのですがどういうことですか、プライバシーの問題があるので公開はできませんが」
「これは明確な業務妨害であり、ハラスメントにあたると思います」
「〇〇さんの指示ですか?」

最初は内容が突飛すぎて意味がわからず、面白がってすらいたが、その言葉の力にじわじわとやられていった。

厄介者と評判の人だった。
そんな評判の人だから、邪険に扱ってもいいや。
そういう意思がなかったといったら噓になる。
今から考えれば、そういう人だからこそよく考えて接しなければいけなかったのだが、後悔先に立たず。

問い合わせの内容はいちいち神経質で細かくて、復帰したての私にはどう扱えばよいかわからない代物だった、という言い訳はできるかもしれない。
でも、私がファーストコンタクトを間違えなければ、こんな事態にはならなかったかもしれない、という罪悪感がじわじわと私を蝕んでいる。

今、すでに私が前に出ていっても事は解決しそうにない。
どう落としどころをつければよいのかも見当が付かない。
監視をしたなどというのは全くの事実無根であり、そういった言動を周りに吐き散らかしてハラスメントをしているのはあなたでは?と思っている関係者がほとんどではないかと思う。
思うが、最初にその人の問い合わせを放置し、不安に追いやってしまったのが私であることは事実だろうと思う。そしてそれがその人にとって「ハラスメント」だったというのなら、私は謝らなければならないかもしれない。

ただでさえ「メンタルやられて休職して復帰してきた人」として「配慮」しなければならない人間になっていることに罪悪感があるのに、こんなことになってしまって本当に鬱々とする。

早く週末がきてほしい。
友人と楽しく飲み交わしてこんな気分をどこかへ吹き飛ばしてしまいたい。
まぁそういったって現実は逃げてくれやしないんだが。

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