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Webマーケティング編5:Google Analyticsの基礎Part②

今回はGoogle Analyticsの具体的な使い方について解説していきます。

Google Analyticsには主に以下の四つの項目から、Webマーケティングの施策を考えることができます。

〇オーディエンス
〇集客
〇行動
〇コンバージョン
以下、それぞれについて解説していきます。

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■オーディエンス
「オーディエンス」では、訪問者数や訪問者の属性を知ることができます。それによって今後どのようなマーケティング施策を行えばよいかを考えます。

まずは「オーディエンス」内の用語についてまとめてみました。

・ユーザー 訪問人数
・セッション 訪問回数
・ユーザー当たりのセッション数 ユーザー一人当たりの平均訪問回数
・PV ページが開かれた回数
・ページ/セッション 1回訪問されるにつき何回ページが開かれるかを示した数
・平均セッション時間 ユーザーがホームページに滞在する平均時間
・直帰率 ファーストビューページから離脱したユーザー数

次に、ユーザーの属性とコンバージョン率を掛け合わせてみることで、ホームページの改善点を探していきます。

たとえば「オーディエンスの地域」をクリックすると、訪問者の居住地を知ることができます。

弊社の知るリフォーム会社は全国どこにでも対応できる事業を行っていましたが、コンバージョン率が高いのは首都圏のユーザーばかりでした。

そこで、ホームページに「全国どこでも対応できます」と記載したところ、首都圏以外からも問い合わせが増加したといいます。

あるいは「New Visitor(新規ユーザー)」、「Returning Visitor(2回以上訪れたユーザー)」を見ても、新たなマーケティング施策を考えることができます。

New VisitorよりもReturning Visitorの方がコンバージョン率が高ければ、Returning Visitor向けに広告を出すといった戦略が考えられます(これを「リターゲティング広告」と言います)。

このように、「オーディエンス」で調べたユーザーの属性とコンバージョン率を掛け合わせることで、具体的なホームページの改善案を出すことが可能です。

■集客
「集客」では、ホームページに訪れたユーザーがどのような流入経路を経てきたのかを確認することができます。具体的には以下の八つです。

・Organic Search GoogleやYahoo!などの検索サイトを経由して訪れたユーザー
・Referral 他サイトのリンクから訪れたユーザー
・Direct URLを直接入力するか、お気に入り登録から訪れたユーザー
・Social SNSやYouTubeなどから訪れたユーザー
・Paid Search リスティング広告から訪れたユーザー
・Others Googleが判別できなかった流入経路
・Affiliates アフィリエイト広告から訪れたユーザー
・Display バナー広告から訪れたユーザー


それぞれの項目をクリックすることで、より詳細なデータを確認することができます。今回は特に重要な「Organic Search」と「Referral」をクリックした際に何を考えればいいのかを解説いたします。

「Organic Search」をクリックした場合、訪れたユーザーがどんなキーワードを検索していたのかを一部知ることができます。GoogleとYahoo!に関してはキーワード情報を開示していないため、GoogleとYahoo!以外のサイトで検索されたキーワードを知ることが可能です。

「Referral」をクリックすると、直前に訪れていたサイトのURLを知ることができます。特に相性がいいサイトを見つければ、そこに広告を出稿するなどしてマーケティング戦略を新たに打ち立てることができます。

■行動
続いて「行動」についてどのような部分を見ていけばいいのか解説していきます。

まずは「ランディングページ」を確認しましょう。これはユーザーが最初に開くページのことで、最初に開かれる回数が多い順に並んでいます。

これを見ると、案外「トップページが一番開かれるとは限らない」なんてことはよくあります。思いもかけないページが開かれていることが少なくありません。

コンバージョン率と掛け合わせてみることで、「どのページのコンバージョン率が高いのか」を把握しましょう。

次に「直帰率」を見てみます。これはページ開いたあと、他のページに移動せずに離脱した割合です。

たとえばあるページが期待以上に開かれているのに、そのページの直帰率が80%だったりした場合、早急にそのページを改善する必要があります。

「すべてのページ」では文字通りすべてのページの平均ページ滞在時間を知ることができます。たとえば企業理念を書いているページの平均ページ滞在時間が10秒だったりした場合、残念ながらまったく読まれていなことがわかります。改善の手を打ちましょう。

「離脱ページ」とは、ユーザーが最後に閲覧したページを示しています。たとえば価格を表示しているページが離脱ページとしてカウントされる回数が多い場合、思い切って「価格を表示しない」などといった改善策が考えられます。

ちなみに会社概要やアクセスを記したページに関しては、そのページでユーザーの目的が果たされる場合が多いため、離脱ページとしてカウントされてもあまり問題ありません。

■コンバージョン
最後に「コンバージョン」について見ていきましょう。

コンバージョン率の目標目安は「1%」です。これを下回る場合は、ホームページを改善する余地がまだまだ残されていると言えるでしょう。

逆に1%を超えている場合は、ホームページの施策はひとまず完了させて、集客に注力するべきと言えます。

また、「コンバージョン」ではユーザーの参照元を知ることができます。つまり、どのページを経由してコンバージョンに至ったかを知ることができるというわけです。

Google Analyticsの基礎を使いこなして、マーケティング施策を強化してみてください。

Google Analyticsの四つの項目についてお話ししてきました。

「オーディエンス」では、訪問者数や訪問者の属性を知り、それによって今後どのようなマーケティング施策を行えばよいかを考えることができます。

「集客」では、ホームページに訪れたユーザーがどのような流入経路を経てきたのかを確認することができます。ユーザーの流入経路に応じた戦略を考えることができます。

「行動」ではユーザーがそれぞれのページにどれだけ反応しているのかを確認できます。

「コンバージョン」ではコンバージョン率が最低でも1%を上回っているかを確認しましょう。

以上のGoogle Analyticsの基礎を使いこなして、マーケティング施策を強化してみてください。

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