Webマーケティング編8:ペルソナを設定する
今回は「ターゲット」と似た用語の「ペルソナ」について解説していきます。
この二つは混同されがちで、一般的にペルソナといえば「ターゲットをより絞り込んだもの」とイメージされがちですが、実はその使い方は正反対であることをご存知でしょうか?
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■「ターゲット」と「ペルソナ」の違い
「ターゲット」とは、見込みのお客様を属性で絞り込んだグループを指します。企業側が「こんな人たちにサービスを利用してほしい」ということを明確にするものです。
対して「ペルソナ」とは、実際にサービスを利用するユーザーの具体的な人物像を言います。つまり、ユーザーの視点で「こんなサービスを利用したい(だろう)」ということを考えるものです。
したがって、「ターゲット」が企業視点でサイトの戦略を組み立てるために使うものであるのに対して、「ペルソナ」はユーザー視点でデザインやコンテンツの中身を決めるために使うものである、という違いがあるわけです。
ターゲットを決めれば、デザインやサイト全体の「方向性」を定めることはできます。しかし、ペルソナが決まっていなければ、実際にどんなコンテンツを提供するかといったところは曖昧なままになってしまいます。
逆に、ペルソナを決めてしまえばコンテンツの中身も自ずと決まってくるということです。
たとえば、「これからホームページ制作をしよう」と考えている田中さん(仮)をペルソナとして想定します。
具体的な人物像としては、営業部に所属している若手社員で、これまで営業一筋で努力を重ねてきた方です。部長の立ち上げた新規サービスのためにホームページが必須だと考えていますが、初めてのことで不安を抱えています。しかし、結果へのこだわりは強く、目標のためなら努力を惜しまないような人物です。
この田中さんのような人物には、たとえば「未経験者にもわかりやすいホームページ制作のコツ」「ホームページを作りこめば利益が○○%上がる」といったことをコンテンツとして提供すればよさそうですよね。
このように、性格まで詳細に想定したペルソナを作ることで具体的なコンテンツの中身まで決めることができます。
■ペルソナの作り方とペルソナの役割
ペルソナを作るには、アンケートを取るなどして具体的に人物像を絞り込んでいきます。
ターゲットを決める際に絞り込んだ属性に加えて性格や行動パターン、そして現状の課題といったところまで設定するとペルソナが出来上がります。
そのペルソナになりきり、課題や悩みを明確にすることで「どんなホームページだったら自分の悩みが解決できるか」という発想でデザインやコンテンツを作成することができるようになります。
つまり、「ホームページはペルソナの悩みを解決するためのもの」であるということです。
あなたもWebサイトを作る際はペルソナを作成してみてください。
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