#43 やさしく、つよく、おもしろく 【書評】すいません、ほぼ日の経営
◾️はじめに
第3週は企業系の本。大好きな”ほぼ日”。手帳は7年以上使わせてもらっている。5年手帳は今2年目。アースボールも持ってます。いつも読んでます、今日のダーリン。というわけでどうぞ。
https://www.amazon.co.jp/すいません、ほぼ日の経営%E3%80%82-川島蓉子/dp/482225786X
◾️要約
ほぼ日というチームがなぜおもしろい事業を次々と生み出せるか。それはチームでおもしろいことをし続け笑顔増やしたいというビジョンを皆が真に理解しているから。そのため一人ひとりが自律的に考え、工夫する。そして小さな範囲で満足することなく行動し続ける。それがほぼ日。
◾️感想
素敵なものを作る”ほぼ日”の中の熱い情熱・責任を垣間見た気がする。
やさしく、つよく、おもしろく。優しさがあって、強さがあって、面白いことが生まれる。チームだから逃げれない。やりたいことはあるけど時に逃げちゃいがちだから逃れられないようにした一面もあるのかな。
やりたいこと、やったもん勝ち。青春なら、でなく、人生も。
◾️要約(詳細)
◆第1章 ほぼ日と事業
暮らしを取り巻くものすべてが事業の対象であり、アイデアを起点とした独自性が事業の命綱である。好きとは何か、おもしろいとは楽しいとは、どういうことか。それらを愚直に農業のように毎日続けていく。そうして生まれた事業だから真似できない。
※唯一無二。高くても欲しいと思わせるもの。農業のように、というのは1日じゃできないって意味だろうな。
◆第2章 ほぼ日と人
独自性が命綱であり、いかにほぼ日のメンバーがいいアイデアを生み出せるようにするかが人を育てる上でのポイントとなる。そのために昨今言われる生産性の向上も疑ってる。ただ決められたことを時間内にこなすことを競う組織であればそれを高めることが重要だが、上述のとおり、ほぼ日ではアイデアが肝である。そのため、やみくもに厳しく管理をしてもダメで、メンバーがじっくり考える環境を整えることが大事だと説く。さらに評価、採用に関してもじっくり向き合い、理論では語れないような基準も取り入れ、作り上げている。
※生産性の適用範囲を考えなさいということ。闇雲に管理してもダメ。刺さるなぁ。
◆第3章 ほぼ日と組織
言葉にしてしまうとそれが会社を縛ってしまう危険性を理解した上で行動指針として「やさしく、つよく、おもしろく」を掲げ、さらにクリエイティビティの3つの輪として「動機、実行、集合」を掲げ、それぞれが正のスパイラルになることを目指している。
ひとり一人が自律的に動き、お互いに補完し合う場となるため人体模型図のような内蔵型組織を目指しているのもほぼ日ならではである。
※組織は有機体で、組織全体で人体のようなもの。どこかが悪い時にどこかが助け、それを補うのが理想。
◆第4章 ほぼ日と上場
じぶん一人がすべてやって、それに対してギャランティが支払われる仕組みの限界を感じ、チームで何かするため会社とした。そしてその会社が従来の会社が求める規模や数字の拡大のみでなく、もっと社会に対しての責任を持ちつつ、大きなことを成し遂げる力を得るために上場をした。頑張ればやれるのに規模や有限会社を言い訳にしてやらないというのがカッコ悪いと感じたから。
※上場は手段であり、目的ではない、ということ。一人の人ができることは限りがあるということ。上場することによってより大きなことができるということ。
◆第5章 ほぼ日と社長
チーム:自分がチームでプレーしている時に生き生きしている人間でありたいと思った。そうでなければ誰もいうことを聞いてくれないから。
飯が食える状態:社員がそれぞれ自分の幸せを追求する環境を作ること。
生まれてきて良かったと思える人が集まる社会の方が人を幸せにする。だから肯定感につながるものを提供することがほぼ日のベースにある。そういう組織にするために社長になった。
※”夢に手足を” とてもいいフレーズ。見るもんじゃない、かなえるもの、という表現もあるけど、手足がないと叶えられない。
◆あとがきにかえて
どうやって活躍するかで競争するより活躍したいような場を作ったらのびのびといろんなことができるのではないかと考えた。
何かあった時投げ出せない。これがチームとフリーとの決定的な違い。このチームをもっとみんなに喜んでもらうようにしたいと思ってる。
経営、ビジネス大好きです、でなくてもビジネスやっている。やればできるみたいですよ、ということも伝えたい。
※”やればできる!”ティモンティ。
◾️アクション
・キャッチフレーズで終わることなく、文章にする。
◾️読みやすさ
★★
◾️ハッシュタグ
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