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#143 自分磨き【人は仕事で磨かれる】

◾️はじめに

今月は企業・経営者。
ということで今週はこちら。
伊藤忠の会長であらせられたお方。


◾️要約

自分の役割を見極め、覚悟を持って変革を進めることで、人は成長していく

◾️感想

大事なことは普遍的。
組織のトップには覚悟が必要。

◾️要約(詳細)

【第一部 四つの大いなる決断】

トップとして不良債権の計上、ファミマ出資、新会計制度対応での損失計上と様々な決断をし、実行してきた。
常に正直であり続け、資源の少ない日本で、商社として生き残るために改革の手をゆるめなかった。

◆第1章 掃除屋

人には役割がある。中興の祖など。自分は掃除屋。体力のあるうちに赤字決算を報告。(国際基準対応による)あとの人に綺麗な道をのこす。スキップワンジェネレーション、六年で退任と自ら宣言し、やりきる。

◆第2章 新領野の開拓

ファミマへの出資、雪印の再建、など商社として新たな領域に進出。もってないものを組み合わせて新たなビジネスモデルを。川下だけでなく、川上もできることで相乗効果もある。

◆第3章 負の遺産

4,000億円の不良債権の計上。会社の運命を左右するかもしれないもの。だが、血尿もでなかったし、死ぬわけではない。さっさとやってしまえ。トップとして、隠し事がないほうがいい。会社を明るくしたい気持ちで突っ走る。社会も受け入れてくれた。

◆第4章 経営者を引き受けるということ

多くの人の未来を背負う覚悟が必要であり、倫理観を持ち合わせなくてはならない。
論語にある五常のように。
また経営者は人を見極める力を持つ必要がある。
商社では自分を表現できる価値観、周りの評判、そして金の匂いが必要。
世の中を分析し、相場ができるくらいでないと。

【第二部 決断する力を養う】

読書を通して論理的な考え方を培う。そして自分の能力に謙虚に、正直に仕事をし続けた。部下と積極的にコミュニケーションし、簡潔な言葉で伝え、方向性を一つにした。今後も人と技術を磨き日本の発展に貢献できる企業であり続けるべく種を蒔いてきた。

◆第1章 本屋さんの息子

本屋さんの息子として読書にあけくれて過ごす。
ただ読むのではなく考えて読む、だから論理的な考えが身につく。
高校の学生時代を満喫して、浪人して大学へ。
そこでも読書と学生運動にあけくれる。
学生運動してても採用してくれた伊藤忠に。
社長が同じ宇一郎なので受かる気はしてた。

◆第二章 自分を鍛える

仕事は他人が評価するもの。
社会人になり、それを知る。
正義感の塊、正直に仕事をしていく。
アメリカ時代には相場で億の損失をだすも、その後努力し、リカバリー。
アメリカといえど田舎であり、人と人との付き合いだと、肌身で知る。現場主義を体得する。
働き詰めだったが幸い体調崩すことはなかった。

◆第3章 コミュニケーション環境を整える

社員と対話することを大切にしている。
匿名のメールも受け付けたがあまりこなかった。給料には成果主義を取り入れた。
ただお金な全てではなく見えざる報酬、自身の成長というものもある。

◆第4章 人を育てる

知の衰退を感じている。人と技術がなければ日本は終わる。武士道の心を再びもち、謙虚に学ぶことが大切。青山フォーラムと題して人生と仕事について考えてもらっている。
一流に接して学び続けてもらいたい。
海外にも積極的にでて自信をつけてもらいたいし、女性の社会進出にも貢献したい。役員の半分を女性、とノンジャパニーズにしたい。

◾️アクション

視座を高める。組織のトップになったつもりで考える。考えを口にしてみる。

◾️ハッシュタグ


#あゆみむ
#経営者
#伊藤忠商事
#丹羽宇一郎


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