SS 誰のため【#新しいジブン】シロクマ文芸部参加作品
※注意 読後に不快になります。
映画のワンシーンのようにも感じたが自分の中の怒りを忘れられない。当時は歓楽街にあるアパートに住んでいたが狭い部屋は親子で寝るだけで一杯になる。父親は無職がちの男で金を入れない貧困の典型のような家庭だった。
俯瞰してみれば自分は友達とどう接すればいいのかわからない子供で、他人が遊んでいても関心をもてない。常に頭の中で何かの空想が渦巻いている状態だったと記憶している。よくある人見知りの孤独な子供で、クラスには何人か居るようなキャラクターだと