身体の運動になった介護業務
昨日仕事して、1日もしないうちに筋肉痛が現れました。
朝起きたら、全身筋肉痛。
まぁ久しぶりにスノボーした時の筋肉痛よりはマシだろう。
筋肉痛は痛いですが、自分の身体のどこの筋肉を動かしていたのか、分かるから面白い。
身体が慣れない内は、初めこそ痛いけれど、長い目で見れば健康には良い。
仕事しながら運動できるから。
昔、老人ホームで介護の仕事していたことがありますが、そこを退職して、あるスクールに入学し、毎日座学をする生活になった途端、腰痛に悩まされた経験があります。
介護していた時はむしろ健康でした。
介護で、腰痛やヘルニアを起こしてしまう人がいますが、あれは日々の腰痛予防(ベッドの高さを適切な位置に上げるとか、車椅子への移乗を力まかせにやらないとか)を怠るからなってしまうわけで、予防していれば腰痛にはならない。
私は腰痛予防ばかりしていたので、膝を痛めてしまいましたが。(元々膝も強くない)
介護が身体の運動になるのは、立ったりしゃがんだりする行為が多いことと、よく歩き回るからだと思います。
立ったりしゃがんだりする行為とは、例えば上から下まで着替えられない方には、靴下や靴もヘルパーが履かせます、ここでしゃがみます(姿勢を低くする)。
トイレで排せつできる方が尿失禁などを起こしてしまい、着替えが必要になると、トイレでズボンを履き替えます。
ここでもやはり靴を脱がなければズボンを脱ぎ履きすることはできないので、着替えと同じ要領で行う。
他に、ベッド上でのオムツ交換だったら、床に新聞を置いて、そこに使用済みのオムツを捨てます。
最後にその広げた新聞紙にオムツをラッピングするようにくるんで終わりますが、このラッピング行為もまたしゃがまないとできないことです。
よって、下肢は、あらゆるところがストレッチをする機会を持っています。
スクールに通い始めた時、腰痛だけでなく、背中の痛みにも悩まされましたが、こちらも介護をしていた時には経験しなかった痛みでした。
介護では、身体介護だけでなく、食事の配膳・シーツ交換・使用済みシーツ交換の片付け・居室清掃・洗濯&畳みなどの雑務も多くあります。
今思い出すと、相当ハードワークだったなと思う。笑
これを信じられないくらい短い時間の中で捌く必要がありました。
その雑務中に、メインの介護業務で呼ばれる(認知症の方の対応など)ので、ゆっくりは働いていられません。
残業を免れるために、頭を使って無駄のない動きをし、それが良い運動になっていたなんて、因果応報ですか。
よく歩き回る行為が上のそれにあたりますが、他にも面白い発見がありました。
それは、寝たきりの高齢者が多い施設ほど、太っているヘルパーが多いということ!
寝たきりの方は、自分で歩くことも起きることもできません。
ナースコールすら押せない状態だと、ヘルパーが訪室しない限り、何かを手伝うということは基本的にありません。
つまり、ヘルパーは、決まった時間にその方の部屋に訪室することができるので、ヘルパー都合で動けます。
私が在籍していた施設は、元気な高齢者が多かったですが、これはこれで大変です。
姑(舅)がいっぱいいるようなもんで、よく文句をつけられ動かされましたし、認知症だけどまだまだ歩けるという方は、他の人の部屋に入ってしまったり、食べ物じゃない物を食べようとするし、夜は徘徊するし、失禁もよくするしでイレギュラー対応三昧です。
元気な方が多いと、イレギュラー対応が多く、ヘルパー都合では動けません。
振り回されて、動かされて、結果、痩せる(若しくは太らない)。
ただ、これだけハードワークなのに、感染症流行時期は追い打ちをかけるようにハードなので、メンタル面には良い影響を及ぼさないでしょう。
動かなくて太るのか、ストレスで暴飲暴食して太るのかは、そこははっきり分かりません。
私は当時、1週間に3日以上はアルコールを多飲していたし、ご飯もよく食べていました。(自分で盛り盛りにしたご飯を利用者に仏飯かよと言われてました)
だけど、太らなかった。体質のせいだけじゃないと思います。
だから、介護はお勧めですという話ではなく、身体を動かす仕事は同時に運動にもなって身体に良いというお話でした。
介護の仕事はむしろやらない方がいいです。
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