ヘタレの私でも働きやすい職場をギリギリまで追求することに決めた(6)
大変ご無沙汰しております。ノーンです。
このシリーズも6回目。前回「5か月ぶりに派遣就業が決まりました」と書いて以来の更新です。
実は、この時決定した就業先……
2か月で契約終了でした\( ˆoˆ )/
とてもいい職場! いい人しかいない! フルリモートで、出社時にも通いやすい立地! カッチリした業種だから中もカッチリしてるかな〜(形式ばったのは苦手です)と思って入ってみたら、すごく融通が利き、服装自由。しかも、週3契約で入ったものの、希望を聞いてもらえて週2と3の交互で就業できる。最高かよ(ぴえんの絵文字)
しかしなんと。
「メインで任せる予定だった業務、派遣社員に振るのがものすごくやりづらい……やってみてわかりました。申し訳ありません」
「デザイナー職を雇うのは初めて」だった上司が申し訳なさそうに言いました。
というわけで初回契約の2か月で終了となったのです。
今回はそこからの4か月で得たこと、そしてこれからについて書いていきたいと思います。
個人の仕事を限界まで受けた
さて、昨年12月中旬にその会社との契約が終了してから今日まで、私は個人の仕事を受けられるだけ受けました。ライティング、校正校閲、イラスト、デザイン、アニメーション制作、ナレーション……
元々貯蓄が得意ではない私。家庭の事情等で出費が嵩み、経済的余裕はない状況でした。
1、2月は次の就業先を探しながらキャパギリギリまで仕事を受け(倫理的に問題のある仕事等、お断りしたものもあります)、しまいには身体中が痛くなり、仕事ができない状態に。3月は仕事少ないな……と思いきや、ありがたいことに、ほとんど休めないほどお仕事をさせていただくこととなりました。
「仕事のために無理をする時代は終わった」と数年前に決めたのに。休息がどれだけ大事か知っているのに。改めてそれを思い知る機会となりました。しかし「しんどい、もう休みたい。でも、それでも好きなことをやっているので楽しい(グフフ)」そんな気持ちも味わえた期間でした。
限界まで働いても足りない。そんな経験が教えてくれたこと
ひとつわかったことがあります。
今の単価では、限界まで働いても収入が足りないのです。
これは、今知るべきことでした。
このままではいけない。熟考の末私は、断腸の思いでこれまで自分で価格設定してきたメニューの料金改定(要するに値上げ)を行いました。
※クライアントからギャラが提示されている仕事はひとまずそのまま
当初未経験ジャンルで安めに受注しはじめ、慣れて以降何度か価格改定を行っていたあるお仕事。「これ以上値上げしたら、もう依頼をもらえないかも」そう思い、これ以上アップするつもりはありませんでした。しかし、前述のとおり単価が安すぎることに気づいたこと、そして最近「このクオリティにしては安いよ」と言っていただくことが増えたことが決め手となりました。
私の人生における大きな課題のひとつ。それは「自己評価」です。
親にかわいがられて育った私。基本的な自信はある方だと認識しているのですが、自著『ヘタレの働き方』にも書いた仕事ダメダメ時代の経験のせいか、働くことにおける自己評価はちょっとしたことでいとも簡単に下がるようになっていました。
「仕事の量を増やすことで収入を増やす」働き方は、どこかで限界がきます。そして、ずっと苦しい。これはずっと前からわかっていたこと。でも、見て見ぬふりをしていました。
私はどこかのタイミングで自分から自分への評価を上げていく必要があったのです。
4か月ぶりの派遣就業
さて、この度4か月の求職期間を経て、4か月ぶりの派遣就業が決まりました。今回の求職活動は苦戦しました。コロナ禍に入った直後の、人生で最も大変だった求職に次ぐ大変さだったのです。
理由はわかっています。
個人の仕事と両立すべく週3以下を条件に派遣案件を探しているからです。しかも私はフルリモート希望。さらに母数が少ないのです。
週4以下の仕事を探している人が多い割に、週5に比べてその案件数は圧倒的に少ないのが現実。
何社エントリーしても面接までいけない。今回就業が決まった企業が最初の面接でした。
たった2か月の就業でも、人生を変えるほどの意味があった
前の就業先に話を戻します。
たった2か月で終わった就業先。「無駄だった」ように見えるかもしれません。しかし、その就業が私の人生を変えるかもしれない大きなきっかけとなったのです。
前職への就業が決まる前、一昨年の婚約破棄(みたいな)事件以来ストップしていた婚活を再開したい気持ちが出てきました。当時、久々にフリーランスとして働いていた私。月々の収入には波があり、この状態で婚活を始めたら「夫におんぶに抱っこ」しようとしているように見えないか……?
誰に言われたわけでもないのに当時の私はそんなことを思い、活動を再開できずにいました。そのタイミングで探してもいないのにあちらから入ってきたのが、その2か月の派遣案件だったのです。
ちょうど40歳の誕生日まで5か月というタイミングだったことも私の背中を押し、私は婚活を再開しました。
私の婚活はまだ終わっていませんが、その婚活において非常に多くの学びを得ました。もともとそれをネタにするつもりはなかったのですが、これ『ヘタレの働き方』の婚活版書けるほど学んでるやん……婚活で悩む人のお役に立てる情報いっぱいあるやん。
そんなわけで「幸せな結婚」をして「夫に反対されなければ」『ヘタレの婚活』書きます。
その2か月の就業がなければ、私は今もまだ「婚活したいけどな〜どうしようかな〜」と二の足を踏んでいたでしょう。人生わからないものです。
「予定外に早期契約終了」の経験さえ、便利に使う
さて、私のここ最近の派遣就業は「長期のはずが、突然の組織変更でその上長が派遣全員終了にしたああああ」とか「長期のはずが、派遣に振りにくいってオワタアアアア」みたいなことが続いています。正直、今回もどうなるかわかりません。
こんなことが繰り返し起こると、過去の私なら「はあ、また今回もどうせすぐに終了かも」とやけになっただろうと思います。しかし、これらの経験でプラスになったことがひとつあるのです。
「ここ、仕事内容はいいけどここが気になるんだよね……でもひとまずエントリーするかどうか」そんな風に迷う時「長期の予定でも短期になっちゃうことがあるんだから、ここもどうなるかわからんやん。縁があればつながるんだから、迷ってる暇があるならエントリーしてみれば」と気楽に考えられるようになったこと。
人ってたくましくなるものですね。
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勢いで書き殴った久々のnoteを最後までお読みくださり、ありがとうございました。
来週から週3で派遣就業しますが、個人の仕事も大幅に減らすつもりはありません。ご依頼は引き続き、大歓迎です!→ノーンのポートフォリオをみる
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※note記事はほぼ全て校正業務始める前のままなので、校正者としては色々やばいですがそのうち直すから見逃してっ
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