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デキる母とデキない娘

かわいいパパちゃんの話をする前に、我が家族はデキる女とデキない女の母娘とパパちゃんで構成されていることをお話します。今日もトラブルがあり、デキる母とデキない娘の「らしさ」が出ました。

私、デキない娘のぴーちゃんはキモチが顔や動きに出てしまうタイプ。とくに、慌てている時の動揺がオモテに出やすいところがあります。パパちゃんが倒れた時も、パパちゃんの下痢が止まらなかった時も、パパちゃんが気を失った時も、私は慌てるだけ。デキる母の背中に隠れてばかりの娘だったので、今でも決定権を母に委ねてしまう。デキない娘の出来上がりです。

今日も今日とて。

詳細はお伝えできませんが、パパちゃんは入院することになりました。慌て過ぎる娘に「冷静になりなさい」「周りの利用者さんが動揺するでしょう」と、母という名の上司に諭される私。デキない娘の登場です。

娘の代わりに親心ですべて手を加えてくれる。デキない娘は学べません。

デキない娘にとってはデキる母の存在は、いろいろと辛い。学べないのは自分のせいとするしかないのだから。しかし、互いに共感できるところもある。デキる人間にもデキない人間にも叶わないことはある。

「パパちゃんにとって、今の生活は合ってるのかなって考えたことあるよ」。デキる母から放たれた突然の弱音。「私は何度もあるよ」。初めて伝えた。言っちゃいけない、考えちゃいけない、私は心停止した時に手術の同意書にサインした責任があるんだから、と。母も同じ気持ちを持っていたのか…。
デキない娘にはデキる母と共感なんてムリだと思っていたけれど、やはり同じ人、同じ遺伝子を半分貰ってるだけあって、共感できることもあるんだな。

これからも、デキない娘はデキる母の後ろや横で失敗ばかりするだろう。母の背中を見て育てるか、デキない娘は今日も頑張るのみ。


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