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ムスメがはじめてしゃべったんです、たぶん。

ムスメ1歳5ヶ月。
彼女の「はじめての言葉」がどれなのかが分からない。

一番最初に文字に起こせるような単語を発したのは「たっち」だった。(確か1歳3ヶ月くらいのとき)

しかし、一般的に「たっち」は幼児語で「立つ」を意味するはずだが、うちのムスメはどうやら「よいしょ」的なニュアンスで「たっち」と言っているようだった。

何かを運ぶときなどに「たっち、たっち」と言っている。

はたしてこれを「はじめての言葉認定」して良いものか...。
若干グレーな気がしたのでひとまず保留とした。

次に発したのは「いやだ」だ。これはすごく言葉らしい言葉だし、しかも大泣きしているときに発するので、使い方もおおむね合っている。

しかしこれもなんとなく、泣きながら大声で叫んだらたまたま”I YA DA”の音になってしまっているだけのような印象を受けるのだ。

「いやだ」=「嫌だ」とはおそらく認識していない。
ということでこれもまた「はじめての言葉認定」は迷うところだ。


そうこうしているうちに1ヶ月ほどが経ち、ついにその日は来た。

絵本が大好きなムスメ。その日も朝からかばを(夫)にはらぺこあおむしの絵本を読んでもらっていた。

ラストのページ。たくさんの食べ物を食べてふとっちょになったあおむしがさなぎになり、そしてちょうになるシーン。

かばをが「あ、ちょうちょ!」と読んだ、次の瞬間

ムスメ 「ちょう、ちょ

!?

かばを 「いま、ちょうちょって言った!!」

わたし 「えっ!?」

かばを 「ちょうちょ!」(ムスメを見つめて)

ムスメ 「ちょう、ちょ

わたし 「言った!!」

かばを 「言ったよ言った」

わたし 「きゃーすごい」

かばを 「すごいすごい」

わたし 「ちょうちょ!」

かばを 「ちょうちょ!」

ムスメ 「ちょう、ちょ!

わたし 「キャー!」

かばを 「すごい!」

狂喜乱舞するわたしとかばを。

すると気を良くしたらしいムスメが再びこちらを見つめて言う。

ちょう、ちょ

キャー!すごーい!天才〜!!

ちょう、ちょ

キャー!すごいすごいー!

ちょう、ちょう、ちょ

ん?

ちょう、ちょう....ちょう!

おや?

ちょう、ちょう、ちょう!ちょう、ちょう、ちょう!

ナンカチガウゾ。(恋愛レボリューション21?←世代 )

どうやら「ちょう」と言うと褒めてもらえると理解したらしいムスメ。

その日の体操教室では、マット運動をしながら「ちょう、ちょ。ちょう、ちょ。」と掛け声をかけていた。

ちなみに、そこから更に1ヶ月ほどが経ったが、いまだにちょっと怪しい。

ちょうちょを見ても「ちょう、ちょ」とは言うが、相変わらず歩きながら「ちょう、ちょ。ちょう、ちょ。」と言ったり、何もないところで突然「ちょう、ちょ!」と叫んだりする。

その後、日に日にじわりじわりと単語らしきものが増えてはいるが、今のところ聞き取れるのは、

うわうわ (わんわん=犬の意。でも猫を見てもうわうわと言う)
ちーち (父ではなく乳の意)
くっく (靴、もしくはお出かけの意)
たーい! (何かをして欲しいときに言う。たぶんwant的な意)
どうじょ(=どうぞ。giveもtakeも全部どうじょになる)

こんなもんだ。

どれもやや怪しいので、もう、”ちょうちょ”を「はじめての言葉認定」とさせていただくことにする。

はやく会話できるようになりたいとは思うが、その日がくるのは当分先になりそうなので、まあ気長に見守るとしよう。

今日もムスメは楽しそうに「ちょう、ちょ。ちょう、ちょ。」と言いながら絵本を物色している。



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