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デンソーさんがどうやらすごい農業設備を開発中のようですが…。

こんばんは、ひらっちです。今日は朝から原稿を書き、先ほどやっと2本分の提出が終わりました。ちょっと大変な作業だったので疲れた…。ちなみに明日は締め切りが3本。またハードな1日になりそうですが、なんとか頑張りたいと思います!!

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■デンソーさん、農業に本腰を入れてます!

あらためまして、ひらっちです。今日は「農業」をテーマに書いてみたいと思います。気づけば最近は農業の話題ばかりですね。農業にあんまりご興味のない方、なんだかすみません…! 

さて、今日の日経新聞に、こんな記事が掲載されていました。

もしかしたら、学生さんの中には「?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、「デンソー」と言えば、トヨタ自動車を筆頭に、国内外の自動車メーカーを支える世界的なものづくり企業です。

そんなデンソーさんはここ数年、農業分野での取り組みを加速させています。EV化が今後も進んでいくと、ガソリンエンジン関連の事業がごっそり消失する可能性もあるわけで、今のうちから新規のビジネスを開拓しておこうということで目を付けている分野の一つが「農業」というわけですね。

記事によれば、自動車部品で培ったノウハウを活かして、24時間稼働で野菜を生産する仕組みを構築する計画のようです。来年の2022年には、この24時間を稼働を達成する見込み。将来的には、品種管理から流通まで農業全体の「カイゼン」を目指しているようです。

■トマトばっかり作りすぎ問題

記事ではトマトの野菜工場を想定して開発が進められているようですが、個人的には「そうか、またトマトなのね…」というのが率直な感想です。

最近の相場はちょっと把握していませんが、大規模なトマト栽培農場が次々に登場し、あのカゴメも大苦戦と報じられたのがちょっと前のこと。

僕も数年前、とある大学で農業経営に関する勉強をさせていただきましたが、そこでも「あちこちでトマトを作りすぎでしょ!」と話題になりました。

デンソーさんはめっちゃ賢いので、別の作物への横展開を当然考えていると思いますが、どうしてもこの手の最新設備の開発って、特定の作物に集中しがちなんですよね。そりゃそうです。需要が少ない作物の設備を開発しても元を取るのが大変ですから。

で、これが急激に普及すれば、確かに設備は売れるかもしれませんが、その作物を生産する農家はその後どうなるか? たくさん生産され、市場に農作物がだぶつき…。結果的に農家さんは大赤字!なんてことになりかねません。

■まとめ

農家さんの中には「儲かるのは、農家の周りにいる業者ばっかりだよ!」なんて冗談半分で言う人もいますが、過剰な設備の導入は、周辺業者が儲かるだけかもしれないことをちゃんと考えるべきだと思います。

デンソーさんには、ぜひそのあたりもきちんとケアできるようなシステムを構築してほしいなぁ~。設備を販売する企業と、農家さんがうまくWin-Winの関係を築けるビジネスモデルを普及させて欲しいと願っております!

ちなみにいつも言っていることですが、小規模農家さんは、この手の資本力がモノをいう戦いは、極力避けなきゃダメですよ! まずは小さく身の丈から。これが鉄則です!!

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