人生100年時代、一生続けられる「終の仕事」を持つことが大事
おはようございます、ひらっちです。4連休のせいで、なんだか曜日の感覚がおかしくなっていますが、みなさんはいかがですか? 今週も残り2日。アッという間に終わりそうですね。
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■僕が農業を始めたのは、「死ぬまで続けていける仕事」だから
あらためまして、ひらっちです。今日は「仕事」をテーマに書いてみたいと思います。
いきなりですが、今あなたが取り組んでいる仕事は、心の底から「一生続けたい」と思えるものですか?
再三お伝えしている通り、僕は、フリーライターと農家の2つのビジネスをしています。あとから始めた農業も、今年で丸10年の節目を迎えました。
やっぱり10年続けると、いろいろなことが見えてきますね。
1万時間の練習をすれば、一流の仕事ができるようになるという「1万時間の法則」をご存知の方も多いと思いますが、YouTubeなどで簡単にノウハウが得られる現在でも、コツコツと努力を続けることは大切だと思います。
1日8時間、年間200日働けば、10年で1万6000時間です。やっぱり10年という歳月は、それなりの知識とスキルを育む、ということなんでしょうかね。
さて、ちょっと話が脇道に逸れましたが、僕が「なぜ農業を始めようと思ったのか?」については、過去の記事でも書かせていただいています。「とにかく好きだから」とか、「ライターの仕事のリスクヘッジに」とか、いろんな理由を挙げていますが・・・、
その中でも、大きな理由の一つが「一生続けられる仕事だから」です。
■仕事を続けたくても奪われる。そんな辛い瞬間がやってくる
僕はフリーライターとして、おかげさまで多くのお客さまから発注を頂き、旅行やグルメ関係の著作も30冊ほど発刊させていただきました。なかには10年以上前の発売にも関わらず、今だに増刷が続いている本もあります。本当にありがたい話です。
ただ、フリーライターの仕事は、依頼があってはじめて成立する。つまり、依頼がなければ終わりです。印税などは発生するかもしれませんが、70歳を超えてもなお、従来通りの依頼が続くかといえば、よほど著名な作家でもない限り、なかなか難しいでしょう。
続けたくても、続けられない。その瞬間がいつかやってきます。お金にフォーカスしたお話は過去のnoteにも書いていますので、気になる方は下記をご覧いただければと思います。
では、仕事がなくなった先は、どうやって生きていくのか?
これは「人生100年時代」の大きな問題だと思います。どれだけ仕事が大好きでも、仕事の性質上、一生続けることはできないこともあるわけです。
その点、農業は一生続けられます。なぜなら「自分」というお客さんが常にいてくれるからです。売り先がなくなっても、自分をお客さんにすればいい。自分の食い扶持を自分で賄う。この仕事に終わりはありません。
それに気付いた時、老後もイキイキと生き続けるためにも、早いうちから農業に取り組もうと決心したのです。
自給自足が当たり前だった時代は、仕事がなくなるなんてことはありませんでした。でも、サラリーマンとしてお金を稼ぐようになった現在は、退職すると仕事が奪われる。これは、とても不幸なことだと僕は思います。
■まとめ
あなたが取り組んでいる仕事は、あなたが一生続けたい仕事ですか? そして、一生続けられる仕事ですか?
「一生続けたい仕事」と「一生続けられる仕事」は、イコールではありません。あなたがどれだけ続けたいと思っても、かなりの高い確率で終焉を迎える可能性がある。いや、そういった仕事の方がむしろ多い気がします。
特に「仕事=お金を稼ぐ手段」という発想で仕事を選んでいる場合、老後を迎えた瞬間、何もすることがない人になってしまう可能性が高いです。
農業を始めてから、70歳以上のご高齢の方々にたくさんお会いするようになりましたが、やはり「やるべき仕事」を持っている人は、総じて元気があるなとつくづく感じます。
本業はもちろん、副業だっていい。ボランティアでも構いません。元気でいられる間ずっと続けていける仕事、いわば「終の棲家」ならぬ「終の仕事」を見つけることが、とても大事だと思います。
そして、引退以降ではなく、もっと早く「一生モノの仕事」を見つけることができれば、より豊かな人生を掴むことができると僕は思います。
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