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コロナ禍で所得は減った?それとも増えた?
こんばんは、ひらっちです。今日は朝から農作業をしておりました。主力のタマネギの管理をした後、サツマイモの苗を手に入れて定植しました。収獲は10月頃になる予定ですが、今から楽しみです。今年もおいしい焼き芋が食べられるかなぁ~。
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■新型コロナの影響で、2020年の日本人の収入は大幅に減少!?
あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」「ビジネス」をテーマに書いてみたいと思います。
新型コロナの感染拡大の影響で、都市部を中心に緊急事態宣言が発令される地域が広がってきていますね。ワクチン接種がある程度進むまでは、まだまだ油断できない状況が続きそうです。
そんな中、今月11日に総務省から2020年度の家計調査が発表されました。下記のように、日経新聞でも発表に関する詳細な内容を伝える記事が掲載されましたが、日本人の平均的な家計の収入は「減った」と思いますか? それとも逆に「増えた」と思いますか?
「いやいや、ひらっちさん。収入が増えたなんて冗談はやめてよ~」
もしあなたそんな風に思っているとしたら、残念ながら間違いです。
新型コロナが直撃した2020年度の可処分所得は「増加」しています。前年に比べて実質4.0%増加したという調査結果が出ているのです。
その理由はお分かりでしょうか?
そうです。特別定額給付金の支給です。
昨年は緊急事態宣言の発令を受けて1人あたり10万円が支給されたわけですが、このインパクトがものすごくて、コロナ禍による収入減よりも影響が大きかったというわけですね。
コロナ禍による収入減は確かに大変なことではありますが、それでも実際のところは、勤労者の一部に過ぎません。それに引き換え、10万円の支給は「国民全員」だったわけですから、冷静に考えるとそのインパクトの方が大きいのは至極真っ当なことだと言えるかもしれません。
■収入が増えた分のお金は、どこに使われているのでしょうか?
収入が増加した一方で、消費は減少しています。消費支出は4.7%の減少でした。
所得に対する貯蓄の増加の割合を示す平均貯蓄率は35.2%。前年度比で3.2ポイント上昇していて、新型コロナの影響で外出自粛が余儀なくされたことで、余ったお金が貯蓄に向かっているという構図が見て取れます。
内需を支える大きな柱は「高齢者の消費」です。特に、感染リスクが高いアクティブシニアが飲食や旅行を手控える状況が続いていることが、消費低迷の大きな要因の一つになっていることがよく分かる結果になっています。
今後、新型コロナのワクチン接種が順調に進んでいけば、貯蓄に向かっていたお金が勢いよく消費に回るのは間違いないでしょう。今まさに苦しい業種の方も、今年末から来年にかけては、かなり高確率でビジネスが好転の兆しを見せるはず。個人的には「あと数ヶ月の辛抱じゃないかな?」と見ています。もちろん、未来が予言できるわけではありませんが。。。
■まとめ
メディアというのは、悲観論を売る商売です。これは、2020年のベストセラー『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』でも指摘されていましたが、人間はどうしてもバッドニュースに関心を向けがち。これは、生物としての本能のようなものだから仕方がない面もあります。それを巧妙に利用してPVを稼ぐようなビジネスはいかがなものか?とは思いますが(笑)
今まさに感染拡大の真っ最中ですから、どうしても悲観的な気持ちになりがちだし、それを煽るようにメディアも情報を発信しがち。ですが、海外ではすでに明るい兆しが見え始めています。確実に事態は良い方向へと進んでいるわけです。
もちろん引き続き「三密」を避けるといった感染対策は続ける必要がありますが、目の前の「暗闇」を冷静かつ客観的に分析したうえで、その先にある「夜明け」への準備をそろそろ始めたいところですね。
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