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みんな「役割を演じる」だけかもね

最近はまっている本がある、葉隠(はがくれ)だ。

江戸時代の佐賀藩士 山本常朝の語っていたことをまとめた書物だ。
一部を抜粋すると・・・

世界はみな からくり人形なり
ーーーこの世はすべてからくり人形のようなものだ

江戸時代にはからくり人形が流行った。
ゼンマイ仕掛けの人形で、ゼンマイで、前に進んだりお茶を出したり
してくれる人形だ。
人はすべて、役割を演じているだけのもので
役目を終えたら去っていくものだという

自分の経験を振り返ってみる
以前とんでもないパワハラ上司がいた

仮に、
その上司も、ゼンマイ仕掛けのからくり人形のように
なんらかの役割があって 現れた
そして その役割を終えたから 去っていったとしよう。

とんでもないパワハラ上司だったが
そんな上司がいたからこそ
「いったい何が起こっているのだろうか」
「どうしてこんな事態になったのか」
あらゆる角度から 深く学ぶことを覚えたのかもしれない
そして、パワハラ上司も去り
深く学ぶことができた事実だけが 目の前に残っている

もしも パワハラ上司が居なくて、順調に仕事を進めていれば
いまごろどうなっていただろうか
もっと 業務は進んでいたかもしれないが
多くの書物を読んで、さらなる知識を得ようとしたり
コーチングの学びを勤しんだり
心理学を深く学びなおしたり 
学びに勤しむ日々は少なかったかもしれない

そう考えると、人間万事塞翁が馬

からくり人形も受け入れることができるというものだ




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