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【私が旅好きになったきっかけ】貧乏カナダ&アメリカ旅行
こんにちは。Webライター&旅行情報ブロガーのばしみくです。
#わたしの旅行記 というおもしろそうなタグを見つけたので、参加してみました。
今回のテーマは、「旅好きな私が旅好きになったきっかけ」です。
「旅の何が好きなのか」などの原点についてちょっぴり恥ずかしいけど、赤裸々にこっそりnoteで発信します。
未経験の大学生が貧乏海外バックパック旅
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今からさかのぼること15〜20年ほど前。(計算しないでね年齢がバレる)
大学3年生だった私は、ひょんなことから海外バックパックに行くことになった。
きっかけは、旅慣れた友達。
深夜に当時流行っていたチャットでおしゃべりしていたら、
友:今度の夏休みにカナダ行ってくる
私:へぇ、いいな
友:じゃあ、一緒にいく?
私:えぇぇ!?(旅の概要をきく)じゃー、いく!
何気なく放った一言で(ノリで)パッとカナダ&アメリカ行きを決めた。
幸い、バイトをしていたため、旅行資金はなんとかなる。
来年は、研究室に所属して絶対に忙しくなることはわかりきっていた。
ここがラストチャンスだと思い、決心した。
友達は、すでにさまざまな国に行っている旅慣れテーラー。(この言葉になじみのある人はきっと友達)
前年にインドで腸チフスで入院しても
「やったー、保険金が入ったから次の旅の資金ができた。次はどこに行こっかなー。」
という変態。旅ジャンキー。
心強かったのもあって、一緒に行ってみることにした。
旅の概要
![](https://assets.st-note.com/img/1701741514912-LCXMW4cNw3.jpg?width=800)
9月某日 成田空港→(乗り継ぎ)→モントリオール
16日後 ニューヨーク→(乗り継ぎ)→成田空港
事前に決めたのは、これだけ。
往復のフライトだけ。あとは自由。
泊まるところも、移動手段も現地で調達する。
いわゆるバックパック旅行。
各自、それぞれ行きたいところをまとめ、興味があれば一緒にまわるけど、興味なかったら別行動にしようということになった。
限りある日程の中で、興味がないところに付き合わせるのも悪いし、時間ももったいないので合理的でよい。この考え方、とても好き。
宿泊は、ドミトリー(相部屋)やユースホステルなど。
たまにホテルにも泊まったけどね。すっごい疲れたときやハイシーズンで満室だったときは、ホテルにも宿泊した。
この自由さが最高によかった。
ナイアガラは1泊の予定だったけど、街並みが好きすぎてもう1泊延長しようと自由。
意外と効率的に回れたから次の都市に前倒しで移動しようが自由。
柔軟に計画を立てられる自由さが最高に居心地がよかった。
旅の醍醐味「現地でしかできないことをする」
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カナダやアメリカの大自然には、言葉を失った。
ローレンシャン高原の雄大な山「モン・トランブラン」、ふもとのかわいい街並み、湖のカヌー。
世界遺産として名高い城塞都市「ケベックシティ」はまるでゲームの世界に降り立ったかのような感覚にさえおちいった。
まだ若い私にとって、どれもが新鮮で、刺激的だった。
さえぎるものひとつない、満天の星々。
今まで見てきたどの星空よりも数十倍は輝いて見えた。
日本よりも乾燥したカナダの気候では、星空が一層またたく。
空気が澄んでいるため、日本ではなかなか肉眼では見られない流れ星を人生で初めて観察した。
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挙げればキリがないほどの素晴らしい体験、そのひとつひとつが、15年以上たった今でも鮮明に覚えているほど衝撃的だった。
さまざまな大自然に触れ、歴史に想いを馳せ、ときにアートに出会い、グルメをたしなむ…
旅の醍醐味とは「現地でしかできない体験をすること」だ。
絶景に酔いしれながら、飲めないお酒をひっかけてしまったことも、「自由の女神」の前で「写真を撮ってください」とカメラを渡したらそのまま走って逃げられたことも、今となってはいい思い出だ。
現地での感動体験が好きだから、私は旅がやめられない。
スイス人女性との出会い
旅の醍醐味のひとつに、「人との出会い」も挙げられる。
現地での出会いが、旅に彩りを加えてくれると、この旅行を通して感じた。
貧乏バックパッカーの宿は基本的にドミトリー。
7〜8人ほどの大部屋で、シャワーなどの水回りは共同。
ある都市の宿で、スイス人の女性と同じ部屋になった。
おそらくシャワー上がりの彼女。スキンケアグッズを探しているっぽい?
結構探していたが、うす暗くて見つからなかったのだろう。
「よかったらどうぞ」
小分けになっているスキンケアをあげた。
よくホテルのアメニティになっているやつ。
多めに持ってきているし、余裕があったから、私は問題ない。
びっくりするくらい感謝された。
ここから私たちは、年齢も近いことがあって意気投合!
一晩のうちに友達になった。
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レイラ(仮名)は、20歳のスイス人。(当時私は21歳)
日本がもともと大好きだったと話してくれた。夏休みを利用して1人旅でカナダにきたらしい。
日本は大阪と静岡にいったことがあるとって言っていた。
2人でバーに行って、お酒を飲みながら(私はノンアル)お互いのことを話した。
日本に興味がある子だったのもあり、会話の内容に困ることはなかった。
ライフスタイルのこと、学校のこと、趣味のこと、将来のこと、恋愛事情、好きな食べ物など…本当にいろいろなことを話した。
ちなみに、誤解のないように言っておくが、私、英語はさっぱりわからないタイプ。
当時はスマホの翻訳機能なんてものもなかった。しかし、心をこめたシンプルな単語とボディランゲージでなんとかなるものだ。
レイラ(仮名)から、日本のこと、新潟のことを聞かれたが、わからないことがたくさんあった。
レイラ(仮名)は、スイスのことをなんでも教えてくれるのに、自分は伝えられない。拙い英語のもどかしさと無知さに恥ずかしくなった。
レイラ(仮名)の話は、歴史、政治など知性にあふれていた。(リスニング能力が×なので全部理解できてはいない)
いかに自分が何も考えずに漫然と過ごしてきたかをレイラ(仮名)に気付かされた。
他国のことを理解するには、自分の郷土を愛し、理解することが必須だ。
当時はSNSもなく、メールも交換しなかったから、今となっては思い出でしかない。しかし、私にとってレイラ(仮名)との出会いは、貴重な経験だった。
一期一会
貧乏旅行をしていると、どうしても人に頼らざるを得ないときがある。
どこにいても、世界中に優しい人はいる。
優しい人とのふれあいが大好き。
旅の醍醐味は、「現地でしかできない体験をすること」
そこに、現地で出会った人とのふれあいも含まれる。
もちろん、自衛は大事。何でもかんでも人についていくのは危険だ。
ただ、困っているときに手を差し伸べてくれる人がいた。これは事実。
「旅の中で、人と出会い、異文化を学び、ふるさとを愛する。」
この循環が私は好き。
日本にはない絶景に感動し、日本の常識が通用しない新鮮な感覚を味わうのが大好き。だから、私は旅が好きなんだな。
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