化学の先生の豆知識─体温調節
こんにちは。あすぺるがーるです。
昨日寝ようとしたら、生理痛が急に痛み出し、寝る所ではなくなってしまいました。
渋々起き上がり1階に降りてロキソニンを飲み、また戻ってきたのですが、それでも痛みはしばらく続きます。
「とにかく身体を温めなければ」
しかし、暖房はガンガンに効いています。
厚い毛布と布団の中に、電気アンカまであります。
夜更かしを取り返すべく一刻も早く眠りに就きたかったので、布団から出たくないし、電気も点けたくありませんでした。
そんなとき、高校のときの化学の先生の雑談が役に立ったので、紹介しておきます。
化学の先生の雑談
あれは初夏の頃だったでしょうか。
化学の授業で、先生が問いました。
「体のどこか一ヶ所を冷やすだけで、体全体を効率よく冷やすことができます。それはどこでしょう?」
熱中症になった人の救急手当てでは、首・手首・足首を冷やすといいと言われています。
しかし、普段はもっと良い方法があるというのです。
「答えは、腰です」
なぜ腰がいいのか?
私たちの身体の中で、一番血流が多く通る場所はどこでしょうか。
答えはもちろん「心臓」ですね。
だって、身体中に血液を巡らせてますもの。
「でも、心臓を直接冷やすのは怖いじゃないですか」
心臓は体中に血を送るだけでなく、体全体の体温調節にも直接関わっています。
そのため、急な温度変化にものすごく影響を受けやすいです。
心臓が急に冷えると、心臓や体を温めるべく、心拍数や血圧を増やすような指令が強く出ます。
それは、心臓には大きな負担になり得ます。
そして1つしかないため、万が一温度変化によって止まってしまったら、それは死を意味します。
では、次に血流が多く通るのはどこでしょう?
答えは、腎臓です。
腎臓は血液を掃除する働きがあります。
ひたすら血液を掃除してるだけで体温調節には直接関係ありません。
そのため、腎臓だけ急に冷えたところで特に何も起こりません。
しかし、体中の血液が腎臓を通ります。
もしどこかからの血液が入ってこなければ、その場所がゴミだらけになってしまいますよね。
そして、その腎臓があるのが…
背中の下の方、腰のあたりです。
そのため、腰を冷やせば心臓の具合を恐れることなく、身体を効率よく冷やすことができるというわけです。
「座るとき、2ℓの冷たい水がペットボトルを腰の後ろに置くといいです。体を冷やしていることで人の視線を浴びる心配もありません」
体を温めるときにも
私はこれを思い出し、足元にあった電気アンカを腰に移動させました。
すると、身体がじわじわと温まり、生理痛は無事治まりました。
12月も半ばになり、吐く息も白くなるような寒い日々が続いています。
貼るカイロを「腰」に貼ったり、腹巻きで「腰」を温めたりして、くれぐれも身体に気をつけてお過ごしください。
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