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バスでバトンを(空脳)

先日バスで通勤するとき、いつものように1番前の席に座った。早く降りたいし、ここの席はタイヤの上に位置するので座面が高い位置にあり、2段くらいのステップを登って座らなくてはならない。なかなか苦労するため年配の方からは避けられる傾向にあっていつも空いている。 本日も運転席の真後ろが空いていたので、いつものようにヨイショとのステップを登って、なんの気無しに座ったら目の前の仕切りの向こうにある運転席から手が伸びてきた。リレーのバトンを求める第2走者のような向きで不器用に差し出された手

    • スマホを拾っただけなのに

      また、台原森林公園での話だけど。 走ってたらスマホを拾いました。俺も落としたことあるけど、落としたらとりあえず誰かの電話から自分にかけてみるじゃない? だから、多分これを持ってたらかかってくるかなーと思って。待ち受け見たら着信ありってなってなかったからまだ落としたばっかりかなと思って拾って持ったまま引き続き走ってたわけ。 んで、ちょっと走ってたら向こうから犬の散歩をしている40代くらいの女性とすれ違って。帽子かぶってサングラスして、マスクして、ランニングするみたいなスパッツ

      • ぼくはローカルレジェンド

        今朝も日課の台原森林公園のランニング。疲労が溜まってきてちょっときついなーと思いながらまずは水飲み場で水を飲んで。 振り返ると砂利道のコースを女性ランナーが結構なスピードで走っていく。最近増えているおじさん市民ランナーをどんどん抜いていく。大会でもらったようなサイズのあってないオレンジのTシャツに適当な短パン。シューズは薄いブルーのHOKA。 やるなーと思いながらどんどん遠ざかる後ろ姿を見ていたらなんとなく追いかけたくなってついて行ってみることにした。が、ちょっと頑張っても

        • 凡庸な絶景

          飛行機の窓から外を見ると一面に広がる白い水面のような雲の上にいた。はるか向こうに少しグラデーションのかかった青い空との境界線がある。 小さな長方形の窓から見える景色はどこか既視感のあるネットの写真やインスタグラムでおすすめされる興味のひかれない絶景写真のようでもあった。 この世のどこかにあるのだろうけど自分とは全く関係のない神秘的なものが沢山あるらしいことはSNSの普及で写真集を広げなくとも一般人に広く知れ渡ることとなり、絶景というものの価値が低くなった。 だけど、私が今見

        バスでバトンを(空脳)

          ヘリコプターと警官とNHK

          自転車通勤。今日は天気も良いし爽やかな夏空の下ポロシャツにハーフパンツで快調に自転車を漕いでいた。信号待ちをしていたらそこにいた通行人の人達が空を見上げている。スマートフォンで何かを撮影している人もいてなんだろう?と思って自分も空を見上げてみたらすぐそこにある県庁の屋上にヘリコプターが今まさに着地しようとしているじゃないですか。 カナル型のイヤホンを耳に挿して音楽を聴いていたから聴こえなかったけど、イヤホンを外してみたらババババというヘリコプターのプロペラが回る大きな音が聞こ

          ヘリコプターと警官とNHK

          パーティはつづく

          10:30頃、自宅の庭で巣箱にニスを塗っていたところ、家の前にある階段道を"あの3人"が通過していった。 3人揃っているのが久しぶりのため興奮してすぐに後をつけることを決めた。すぐにゆうこに報告してカリマーのリュックに財布だけ放り込んでマスクをして家を飛び出した。慌ててはいるが、マスクは忘れないコロナ禍だ。長い距離を歩く事になるかもしれないのでナイキのエアリバデルチを履く。 彼らの家をいつか突き止めたい、そう思って15年くらいは月日が経っている。今まで自宅から10km圏内の

          パーティはつづく