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ぼくはローカルレジェンド

今朝も日課の台原森林公園のランニング。疲労が溜まってきてちょっときついなーと思いながらまずは水飲み場で水を飲んで。
振り返ると砂利道のコースを女性ランナーが結構なスピードで走っていく。最近増えているおじさん市民ランナーをどんどん抜いていく。大会でもらったようなサイズのあってないオレンジのTシャツに適当な短パン。シューズは薄いブルーのHOKA。

やるなーと思いながらどんどん遠ざかる後ろ姿を見ていたらなんとなく追いかけたくなってついて行ってみることにした。が、ちょっと頑張っても全然追いつかない。カーブの多い公園のコース。姿が見えなくなってまた現れたと思ったらさっきよりも遠くに見えるオレンジのTシャツ。

俺はそこらへんのおじさんランナーとは格が違う!なんてったって台原森林公園、反時計回りのローカルレジェンドだからな!(STRAVAアプリ調べ)
さらに加速していくも(心の中では加速している)全然追いつかないどころかどんどん離れていく。

諦めの気持ちと共に、「ま、俺は昨日もおとといも走って疲労が溜まってるし、今日もあと2周もするんだからそんなにスピード出せないし。なんてったって長距離ランナーにスピードは不要だぜ!日々続けることが大切なの。スピードはプライオリティの上位にはないのだ。ローカルレジェンドは1日にしてならず。」と、心の中で負けた言い訳を並べながら最後の長い坂をぜぇぜぇ言いながら登り切ったら、先程の女性ランナーが、待っていたであろう女友達と涼しい顔で談笑している。

膝に手をつきながら彼女の横顔を見ると、まだ幼さの残るつるっとした新品みたいな女の子。学生さんか?

先程まで追いかけていたオレンジのTシャツになにやら文字が書いてあるので、何げなく読んでみたら
ALL JAPAN HIGH SCHOOL CHAMPION
だって。危なかったー。

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