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私が美容師になる理由⇢「逆・学歴コンプレックス」

こんにちはー、ヲシリンです(^^)

新年あけましておめでとうございます。

2024年、一発目の投稿となる今回は、タイトル自体がcomplex(複雑)!って感じですが、
ずっと心の奥底で感じていた思いをようやく言葉にできたのでぜひ覗いてもらえると嬉しいです。ちょっと長めかも~(^^;




ある方へ、焼肉美味しかったです

「どうして美容師になろうと思ったの?」

先日、ある方との会話の中で、このように尋ねられました。
が、そこにはすぐに答えられない自分がいました。

「美容が好きで、沢山の人を綺麗にして、そして幸せな気持ちにしたい!」
という思いがあることは確かです。

でもそれだけじゃ説明できない、なんかしっくりこない自分がいることに気づきました。

いやきっと、もっと前からこの引っかかる感覚はありました。
が、上手く言語化できていませんでした。

その正体がタイトルにもあるように
「逆・学歴コンプレックス」というものです。

紆余曲折の学生時代

私のこれまでの経緯をざっと説明すると、

なんとな~く、美容師になりたいと思っていた高校生時代、卒業後は専門学校一本で美容師を目指そうと思っていました。

が、成績(評定)がまあまあ良かったことから慶應大学の指定校推薦が受けられることになり、自分の学力では到底入れないと感じていた大学であったため進学を決意。一旦は美容師の道を諦めました。

大学入学直後、コロナの蔓延により真っ当な大学生活を送ることができず、
専門学校ではなく大学に進学したことをひどく後悔し、中退を本気で考えました。

親や友達、高校時代の恩師にも相談しましたが、状況は変わらず、自分で何か動き出さないといけないと思いました。


そして結局大学は辞めず、大学2年生になると同時に美容専門学校の通信科に通い始めました。
そこから現在に至るまでダブルスクールの状態で、今年の3月に両学校とも卒業予定です。


そして、本当に美容師として働こうと決意したのは今から1年前です。
大卒としていわゆる一般企業に就職する道もあったため、正直ずっと迷っていました。

そこでなんで美容師の道を選んだのかと問われれば、冒頭の問いに戻るのですが、、上手く繋がってますかー?(笑

褒められたくない、わけではない

これまでは

「ただパソコンをひたすらカタカタする仕事がいやだから~」
「就活で黒髪にするのがいやだから~」

とか、適当なこと言って誤魔化してました。(笑

でも、それらの言葉の根幹には、先程も述べたように、私自身が感じている「逆・学歴コンプレックス」があります。

学歴コンプレックスとは、大抵、自身の学歴の低さゆえに劣等感を感じることを指す言葉ですが、私の場合はその「逆」です。

「慶應すごいね!」と言われるのが決して嫌ということではありませんし、褒められるのはとてもありがたいです。


私がコンプレックスに感じる瞬間は、社会に出たときの、大人の目、です。


兄の存在から見えてきた大人の視点

私には4歳上の兄がいて、兄は一般入試で慶應大学に合格しました。

その時まだ中学生だった私は、慶應という大学名は耳にしたことがある程度で、
「3代目JSBのがんちゃんの出身大学ね~」
ぐらいの認識でした。
(その頃めちゃくちゃ3代目が流行ってたんです、、(^^)

当時、当然のことながら両親や親戚が、慶應に合格した兄を誇らしげにしている様子を目の当たりにしました。
それが決して悪いことではありません。
むしろ血のにじむような努力をした兄は称えられるべき存在だと思いますし、私自身もそんな兄のことをずっと尊敬しています

ですが、その誇示は時に、私にとって度が超えることがありました。
主に、私自身に対して、兄のことを語られるときです。

「お兄ちゃんはこういう時にこうした」
とか
「お兄ちゃんに聞くといいよ、参考にしな」
という風に、言われる度、いつも違和感を感じていました

有名大学に行った人ってそんなに偉いんか?
全て正しいのか?
手本にしなくてはいけないのか?


そういった思いが募ると同時に、世の中の学歴フィルターの存在を感じ始めました。
学歴フィルターとは、人を学歴や偏差値などのフィルターを通じて評価・判断することで、
実は、私が慶應の指定校推薦を受ける際に課された小論文のテーマが
「学歴フィルターについて自身の考えを述べよ」
というものでした。
今思えばなかなか攻めた問いです、、(笑

学歴フィルターは、企業が採用試験の際に個人の情報探索コストを削減するために用いられることが多いですが、間違いなく我々の日常生活でも存在しています

出身大学とか、その後の就職先の企業名などを、やたらと気にする方がいます。


私自身、大学進学後、人との会話の中で何かにつけてやたらと大学名を出されるとあまりいい気はしませんし、それって私の中身見てるの?と思うことが何度かありました。
実際頭も良くないので、「いやぁ、慶應塾生です~」とか言って、もはやネタにしてました。(笑

『大切なものは目には見えないんだ。』

私が一番伝えたいのは、人をステータスとか肩書で評価するなということです。

その人の内面を見ないで、フィルターごしに人物評価するのって本当につまらないし、勿体ないことだと思います。

学歴フィルターというものの一定の合理性は認めますが、我々はときにその合理性を超え、その人の本当の魅力に気付けないことがあります。

だから私は、学歴とは一切関係ない、自分の感性やセンス、技術力が試される仕事に就きたいと思いました。
そして生身の人間として自分自身を表現し、周りにもそんな私を見てもらいたいと思いました。
これが私が美容師という職を選んだ理由の1つであると言えます。

慶應の指定校推薦を受けると決めた高校時代、正直ブランド力に惹かれてしまった自分がいたことも確かです。
入学直後はそのことを悔やんだ自分がいました。

ですが、いよいよ卒業間近となった今となっては、慶應に進学して良かったです。
なぜなら、今日綴った思いの説得力を増すことにつながったと思うから。

4年間の大学生活で色んなことを学んだので、それをいずれは美容の領域でも活かしていきたいな~なんてことも思ってます✌
何はともあれ、無事卒業できますように、、!(笑

おまけとおれい

2024年の目標は(も)、健康第一です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

ヲシリン


















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