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企業が求める業務委託/フリーランスの理想と実態

様々な働き方をしているフリーランスの方々、
そして業務委託を活用している企業にヒアリングをする中で、
両者には少なからず『求めているもの』にギャップがあるように感じます。

我々も、新規webサービスのWORQUESTを開発する中で、
多くのフリーランスの方々のお力を借りていますが、
やはり依頼させていただく方と、お断りさせていただく方がいます。

その違いについて、今日はまとめようと思います♪

●フリーランスの方が求めているもの
・時間、やりたいことを自分で決めたい、自由に生きたい
・企業やその上司に縛られたくない
・適切な評価を受けたい、適切な金額を頂いて仕事がしたい
・長期的な仕事を請け負いたい、低価格の誰でも出来るタスクばかりしたくない

●企業がフリーランスに求めているもの
・業務の依頼(責任)範囲を期限内に一定のクオリティで完了して欲しい
・依頼範囲の仕事については、率先した情報共有やアドバイス、相談が欲しい
・レスポンスが早く、臨機応変に動いて欲しい
・自社内のリソースでは補えない業務を任せたい

もちろん、上記が全ての方々に当てはまるかというと
そうではありませんが、少なくとも当てはまる項目はあるのではないでしょうか?

これらの意見をいただく中で、
まず認識しなければいけないことは、
『時間』と『報酬』の考え方についてです。
フリーランスの方は、時間を自由に使え、報酬も高い仕事が欲しい。
一方、仕事を発注する企業は、業務の依頼(責任)範囲に対して、
期限内に適切なクオリティ、そして早いレスポンスを求めています。
企業は、報酬が高いものは出したくない。と思ってはいません

それでは何故、フリーランスと企業で噛み合わないことがあるのでしょうか?
それは、現在の業務委託の実態が以下のような状態になってしまったからです。

① 業務委託サイトでの仕事の受発注が主体となる
② face to faceでの打合せから、web上のコミュニケーションが増加
③ ミスコミュニケーションによる、企業の求める業務範囲やクオリティに差異が発生
④ 業務内容の見直し、人員入れ替えのための募集を再度実施
⑤ web上での業務依頼に限界を感じ、誰でも依頼できる簡単なタスクが増加
⑥ 自ずと、働く時間に対する報酬が低くなる→①でサイトに掲載

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ここで起こっていることは、シンプルに、
直接のコミュニケーションの不足、業務内容やクオリティ(ゴールの完成イメージ)のズレが引き起こしているものです。
コアな業務(価値の高い業務)ほど、認識のズレが生じた際に、
致命傷となることが多い。企業は、その致命傷を恐れています。

フリーランスは、働き方を自由に、自分で決めて仕事をすることができます。
ただし、自由に働く=責任を取る。という前提を忘れてはなりません。
逆に、責任を持ち、しっかりコミュニケーションを取り、それこそ企業の
想定しているもの以上の結果を出せれば、長期的なお付合いができるのではないでしょうか?
我々が依頼させていただいているフリーランスの方々には、
相応の報酬をお支払いさせていただいています。
それは、技術や知識、ノウハウがあることはもちろんですが、
それ以上に、物理的なコミュニケーションを取れる、認識のズレを修正できる、
積極的に業務(責任)範囲について意見をしてくれる。
そんな仕事に対するプロ意識を感じ、企業は『お任せしたい。』と思うものです。

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WORQUESTでは、これらの経緯もあって、直接フリーランス/副業社員の方々
が、企業とface to faceでコミュニケーションを取り、
人と人が信頼関係を紡いでいけるサービスにしようと奮闘中です♪
多種多様な働き方をしている方々が、より働きやすく、やりがいのある
仕事に巡り会える世の中を目指し、サービスを作っていきます!