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ワールドライブラリースタッフが親子の新生活を応援する絵本6選

「春は出会いと別れの季節」と言いますが、心も身体も少しソワソワする時期ですね。桜の満開もこれから、楽しい思い出をたくさん作りましょう!

そんな落ち着かない気持ちに寄り添い、ホッとできる絵本を、ワールドライブラリーのスタッフで選んでみました!

ワールドライブラリーの絵本をご存知の方も、初めて知った方も、是非、読んでみてくださいね。

おすすめの絵本6選

『ちいさなペンギンがはじめておよぐひ』

文:エリー・ローズ
絵:ドゥブラヴカ・コラノヴィッチ
訳:かまち ゆか

ちいさなペンギンが、海で泳げるようになりたくて海に向かいます。
海に入るのは少しこわいな…不安な気持ちを抱えながら海へ向かう途中、「はじめて」に挑戦する動物たちと出逢います。はじめての挑戦、それは誰もが不安やドキドキを抱えながら進むのではないでしょうか。
進級や進学、新しい環境で心がソワソワする事もあるでしょう。
同じように「はじめて」に挑戦するちいさなペンギンやその仲間たちの姿に、背中を優しく″ポンッ″と押してもらえる一冊です。(ちいさなペンギンの母)

『タルタ・ルギーナのおうちはどこ?』

文:ジョヴァンナ・マンテガッツァ
絵:カルロ・アルベルト・ミケリーニ
訳:さとうななこ

うまれたてのタルタ・ルギーナは、たまごの殻をぬいで近所をみてまわります。そこで色々ないきものに出会い、沢山の「はじめて」を経験します。
いきものたちの優しい気持ちに触れどんどん歩みを進めるタルタ・ルギーナはとても愛らしく、ウキウキした気持ちにしてくれます。
もうすぐ新学期!みなさんにはどんな新しい出会いがあるでしょう。「はじめて」はドキドキする事も多いと思いますが、タルタ・ルギーナのように一歩を踏み出して沢山の「はじめて」を楽しんでください。
まるい窓のしかけも可愛いおすすめの1冊です。(1歳児の家来)

『ちがうけれど、いっしょ』

作・絵/フェリドゥン・オラル
訳/うえむら くみこ

入園、入学で新しい環境になると、今まで一緒にいた友達とは違った、色々な人と出会う機会があると思います。『ちがうけれど、いっしょ』は、生まれながらに歩けない子やぎのお話で、ヤギ飼いが子やぎに専用の三輪車を作ってあげることで、子やぎは自由に走り回ることができるようになります。一人一人、それぞれ違っていることは当たり前のことです。できること、できないことも当然違います。一人のために、誰かが手を差し伸べてあげたり、みんなで力を合わせて助け合う。それが、違いを受け入れ、お互いを認めることだと、この絵本は教えてくれているのだと思います。新しい環境で色々な人と出会う中で、この絵本のように、助け合う心が広がってくれるといいな、と思います。( NK )

『空から見れば』

作:ユバル・エルアザリィ
絵:リタル・アミール
訳:樋口範子

このところウィルスの感染や軍事侵攻など子供たちとって大変厳しい出来事が溢れかえっています。このお話の生まれたのも長年紛争の絶えない「イスラエル」。
そんなイスラエルのお父さんが自宅で息子のお絵描きを眺めながら思いを巡らせるお話です。息子の描いた「怪獣」と一緒に空を飛び、自分たちの暮らしている場所を旅していきます。どんどん高く飛んでいく度に新しいものが見えてきて、とうとう宇宙へ飛び出します。まるで自分も一緒に空を旅しているようなとても楽しい絵本です。
厳しい環境の中でも子供たちにはたくさんの体験をする「自由」を願うお父さんの優しい気持ちの伝わる素敵な作品です。(うみのクマさん)

『のんびりニッペルチェ』

作/リアン・フィッサー
絵/ノエレ・スミット
訳/たにぐち まなみ

物語の中に、「いそいで、ニッペルチェ!」というママの声がけが何度も出てきます。私自身、10年以上前の保育園時代は、毎朝、この声がけで必死だったのを思い出しました(汗)。たまーにスムーズに出発できると、自分の心に余裕が生まれ、お互いに楽しい話をして登園し、「あー、頑張ろう!」と思えたものです。新しい環境に慣れるまでは、朝の登園がうまくいかないことも必ずあると思いますが、子育てはうまくいかないことが当たり前!家庭や園のルールを守りつつ、子どもの目線で一緒に立ち止まってみると、お互いに少し気持ちが良くなるかもしれませんね。(1姫2太郎の母)

『ちぐはぐソックス』

作:ユープ・ファン・ト・ヘック
絵:マライヤ・トルマン
訳:野坂悦子

人と違うことって面白い!ワクワクする!主人公のサムはソックスをちぐはぐに履きだします。そこから、ちぐはぐソックスが大ブーム!しまいには国全体に広がっていきます。この本は、子どもの個性や多様性というテーマに見られがちですが、実は世の中の常識を変える、新しい事に挑戦する勇気を持つ重要性を説いていると思うのです。こういう行為を最初に海に飛び込むペンギンになぞらえて「ファーストペンギン」と言います。 春。進級、進学で多くの子どもたちが新しい環境で新しい友達と出会うでしょう。
集団生活で学ぶ規律やルールも大事ですが、ぜひ子どもたちには、新しい事に積極的に挑戦するファーストペンギンであって欲しいと思います。(子が残す飯、全部食べさせられる父)




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