見出し画像

2023-2024 Kitzbuehel (AUT)キッツビューエル 1/20 結果

アルペンスキーワールドカップのスピード系種目、クラシックレースの連戦Kitzbuehel (AUT)キッツビューエルです!

2024年1月20日(土)は、滑降(ダウンヒル・DH)のレースです。日本でも放送がありました!

Kitzbuehel (AUT)キッツビューエルのコースはこちらで紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね!

欠場選手

残念ながら今シーズンはとても怪我が多いため、欠場の選手がいます。おばさんは毎日心配です。今回の欠場選手たちをご紹介していきます。

Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ

Bormio(ITA)ボルミオの滑降(ダウンヒル・DH)で、クラッシュしてしまったMarco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ。

十字靭帯と内側半月板の断裂、膝軟骨の損傷があり、今シーズンは終了しなければならないとのことでレースに出場はありません。

Bormio(ITA)ボルミオのレースとマルコの怪我については、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

Marco Kohler(SUI)マルコ・コーラー

1/11(木)Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)で、クラッシュしてしまったMarco Kohler(SUI)マルコ・コーラー。すぐさまドクターヘリが出動して、病院へ搬送されました。

検査の結果、前十字靭帯断裂、内側半月板断裂、右膝の内側靭帯断裂と深刻な大怪我でした。

実はマルコ、4年前にもWengen(SUI)ウェンゲンで左膝の十字靭帯と内側靱帯、膝蓋骨腱と半月板を損傷していたのです・・・。同じコースで今度は逆の脚を怪我してしまいました。

翌日続報があり、すぐに手術をして無事に成功したとのことでした。

自身のInstagramでも数日後にお知らせがありました。無事に退院したそうです。これからリハビリを頑張って強くなって戻ってくる!と力強くコメントしてくれていましたよ。

この投稿の5枚目の写真をご覧ください。ビブにたくさんのチームメイトがメッセージを書いてくれてますね!ドイツ語で幸運を祈る!と書いてあるみたいです。(ドイツ語わからず・・すみません。)

アルペンスキーは個人競技ですが、これを見るとチームで戦ってるんだということが伝わって感動します。

また強いMarco Kohler(SUI)マルコ・コーラーが見たい!リハビリ頑張って!!

1/11(木)Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)は、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー

こちらもWengen(SUI)ウェンゲンのスーパー大回転(スーパーG・SG)でクラッシュしてドクターヘリで病院へ搬送されたAlexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー。

かなり危険な転倒でした。検査の結果、左膝の前十字靱帯断裂でシーズンは終了とのことです。残念すぎる・・・。

レース後、自身のInstagramを更新。産まれたばかりの我が子と休んでいる様子が!

「最高の痛み止め!」とコメント。怪我はとても残念ですが、これで我が子と過ごす時間が増えますね。ゆっくり休んで、また復活してほしいです!

Wengen(SUI)ウェンゲンのスーパー大回転(スーパーG・SG)のレースは、こちらの記事でまとめていますのでぜひチェックしてくださいね!

Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデ

Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデは、1/13(土)Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)でゴール直前に120kmものスピードでネットに激突するという、とても危険なクラッシュをしてしまいました。

すぐにドクターヘリが出動して病院へ搬送されました。検査の結果、肩の脱臼とふくらはぎの切り傷があったようですが、骨折はしていとのこと。

手術をして無事成功という情報はありましたが、詳細がわからない状況でした。数日後、自身のInstagramで近況報告がありました。

肩は脱臼だけでなく靭帯が2本も切れていて、再び手術を行うそうです。

また、ふくらはぎの切り傷は、神経を損傷して緊急手術が必要なほど深刻なものだったことも明かしてくれています。

交際中のMikaela Shiffrin(USA)ミカエラ・シフリンが、すぐに病院へ駆けつけて看病をしていた様子も載せてくれていました。

とても深刻な怪我ですが、きっと強くなって帰ってきてくれるはず!早い回復を祈ります!

1/13(土)Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)のレースは、こちらの記事にまとめていますのでぜひチェックしてくださいね!

トレーニングラン

滑降(ダウンヒル・DH)は、事前に行われるトレーニングランでコースを滑らないとレースに出場出来ません。

今回は、1/16(火)17(水)18(木)の3日間行われる予定でしたが、18(木)はキャンセルとなりました。

無事に開催されたトレーニングランの結果を見ていきましょう!

トレーニングラン1日目

1/16(火)のトレーニングランの結果はこちらです。

  1. Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー

  2. Otmar Striedinger(AUT)オトマー・シュトリーディンガー

  3. Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ

  4. Stefan Babinsky(AUT)ステファン・バビンスキー

  5. Adrian Smiseth Sejersted(NOR)エイドリアン・スミセス・セジェルステッド

  6. Christof Innerhofer(ITA)クリストフ・インナーフォファー

  7. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

  8. James Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード

  9. Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー

  10. Baumann(GER)ロメド・バウマン

14.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
40.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
67.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

この日のトレーニングランは、Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダーがラップタイム!

Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンは、トレーニングランは流したのでしょうか。トレーニングランの場合、トップの選手たちはスタート要件のクリアを目的として、本気で滑らず体力温存をすることがあるそうなので、シュプリアンもコース確認程度で流したのかもしれませんね。

いまや優勝候補筆頭ですから、本番はどんな滑りを魅せてくれるのか注目したいです!

トレーニングラン2日目

1/17(水)のトレーニングランの結果はこちらです。

  1. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

  2. Blaise Giezendanner(FRA)ブレーズ・ギーゼンダンナー

  3. Christof Innerhofer(ITA)クリストフ・インナーフォファー

  4. Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ

  5. Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー

  6. Christopher Neumayer(AUT)クリストファー・ヌメイヤー

  7. Adrien Fresquet(FRA)エイドリアン・フレスケ

  8. Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー

  9. Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー

  10. Daniel Danklmaier(AUT)ダニエル・ダンクルマイヤー

14.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
22.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)

トレーニングラン2日目は、以下のニューフェイスがトップ10に入ってきていますね!本番が楽しみです!

36番スタート、Blaise Giezendanner(FRA)ブレーズ・ギーゼンダンナー
33番スタート、Christopher Neumayer(AUT)クリストファー・ヌメイヤー
67番スタート、Adrien Fresquet(FRA)エイドリアン・フレスケ

エイドリアンは、24歳と若手!ワールドカップもまだ6レースしか出場していません。本番で30番以内に入ってきたら面白いですねー!

おばさんの推し、Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサーは71番スタートからトップ10に入ってきましたよ!

Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)をスキップしてKitzbuehel (AUT)キッツビューエルに集中してきた結果が本番でも発揮されることを期待したいです!

ラファエルについては、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてください!

レース前の発表

レース前に驚きのニュースが入ってきました。ドイツのThomas Dressen(GER)トーマス・ドレッセンがレース前の記者会見で引退を発表しました!!!

SRF SPORTの報道によりますと引退の理由は長引く怪我のためのようです。前回レースのWengen(SUI)ウェンゲンでは、膝の痛みでレースを途中でやめていました。

自身のInstagramでも「ありがとう」と一言だけ。これに色んな想いが詰まっている気がします。

Thomas Dressen(GER)トーマス・ドレッセンは、ダウンヒラーとしてドイツ人最多勝利数をあげました。ワールドカップ5勝は、すべて滑降(ダウンヒル・DH)でした。

1/20(土)ラストランです!トーマスの初優勝がここKitzbuehel (AUT)キッツビューエル。

思い出深いシュトライフのコースでキャリアにピリオドを。ラストランを目に焼き付けたいと思います!

スタートリスト

滑降(ダウンヒル・DH)は、スタートランキングトップ10の第1シードが、スタート順6~15の間で前日のビブドローイベントのくじ引きで決まります。

トップ11~20はスタート順1~5と16~20の間でくじ引きで決まるというルールになっています。

1月20日(金)滑降(ダウンヒル・DH)のスタートリストはこちらです!

6.Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガル
7.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
8.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
9.Bryce Bennett(USA)ブライス・ベネット
10.Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー
11.Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス
12.James Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード
13.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
14.Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ
15.Niels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマン

出場選手は全部で56人!

Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデが怪我で離脱となったことで、Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガルが、第1シードに入りました。

注目は、スイスの若手23番スタートのAlexis Monney(SUI)アレックス・モニー、29番スタートのFranjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメン!どんどんスタート順をあげて、ついに30番以内の第3シードに入ってきました!

FIS Alpine公式Instagramで優勝候補の選手たちが紹介されていましたよ!

レース結果

1/20(土)のレースは天候は晴れ!よかった!お客さんもたくさん入ってますよ!

FIS Alpine公式Instagramで当日のコース状況が投稿されていました。前日は雪でスタート時間が遅れましたが、今日は心配なさそうです!

1番スタートは、Andreas Sander(GER)アンドレアス・サンダー!序盤からいいラインどりで攻めます。大きなミスなくゴールし1:55.50!基準のタイムとなります。

地元オーストリアの大歓声を背に登場したのが、2番スタートのDaniel Hemetsberger(AUT)ダニエル・ヒメッツバーガー

ラインどりが膨らむ箇所がありましたが、終盤でタイムを伸ばし、-0.24差で暫定トップに立ちました!

5番スタートは、Justin Murisier(SUI)ジャスティン・ムリジェ!元々大回転(ジャイアントスラローム・GS)が主戦場ですが、今シーズンはスピード系種目調子がいいです!

序盤はジャンプで飛びすぎてしまい、大きくラインが落とされるシーンがありました。タイムが遅れてしまいますが、中盤から後半にかけてタイムを取り戻していきます。ラップタイムを奪えるか!?僅差でゴールへ!ゴールして+0.18差、暫定2位です。

自身のInstagramのコメントでは、もっといい成績を出したかった悔しさがにじみ出ていましたね。次のレースも頑張ってほしい!

6番スタート、オリンピックの金メダリスト、Barbara Cochran(USA)バーバラ・コクランを母にもつ、2世スキーヤーRyan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガルが登場。

序盤はいいタイムで入ります!ラインどりも攻めています。少し遅れますが、終盤にタイムを戻してきました。ゴール前もスピード出てます!ゴールして-0.02差!!!暫定トップです。

7番スタートはレッドビブ、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット!序盤の難所で少しラインが落とされますが、スキーがずれません!−0.95差と大きなタイム差をつけラップタイムで通過します。中盤はリードを使いながらもラップタイムをキープし、緩斜面を通過します。終盤もどんどんタイムを伸ばし、−1.31差でゴール!大きなタイム差でトップに立ちます!

8番スタートは、前日優勝した今Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンが登場!序盤はかなり攻めたラインどりでスキーをずらさず斬っていきます。

チェックポイントを通過するごとに、かなり速かったマルコを大きく上回るタイムで通過します!チェックポイントを通過する毎にタインをのばし、途中で1秒以上リードします!!!

ゴールして-0.91差!マルコにこれだけのタイム差をつけて暫定トップに立ちました!!すごい!圧倒的な速さです!ゴールエリアのクッションに立って観客に向かって雄叫びをあげます!

その様子がservustv.sport公式Instagramに投稿されていましたよ!大興奮ですね!速かったーーー!

10番スタート、Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー!前日も表彰台に上がりいい調子です。ミスがあり、大きくラインを落としてしまいました。最後までリズムに乗ることができずゴールして+2.13差、暫定3位です!

11番スタート、Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリスが登場!ここKitzbuehel (AUT)キッツビューエルでは3勝をあげています!

序盤はいいラインで通過していきます!中盤はタイム差をキープしベテランの技を見せます。最後の難所もうまくこなし、+1.44差でゴール。暫定3位です!

地元オーストリアの大声援を背に登場、昨シーズンの優勝者Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー。序盤は攻めたラインどりでタイム差をキープしながら終盤へ。最後の難所で大きくラインを落としてしまい+1.73差。暫定4位です。表彰台を逃しました。

14番スタートは、Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ。序盤はラインがふくらみ遅れてしまいます。その後のタイムを伸ばす事はできず、+2.09差の暫定5位です!

自身のInstagramでは、「ミスがあった」とコメント!表彰台メンバーを賞賛するコメントもありましたよ。また次のレースも頑張ってほしい!

16番スタートのNils Allegre(FRA)ニルス・アレグレが登場!序盤で遅れてしまいますが、中盤はタイム差をキープします。ゴールして+1.76差、暫定5位です。

自身のInstagramでは、同じ30歳の引退するThomas Dressen(GER)トーマス・ドレッセンへ感謝のコメントがありました。それにしてもこの写真に写ってるゴールエリアの観客!すごいですね!!

18番スタートのAdrian Smiseth Sejersted(NOR)エイドリアン・スミセス・セジェルステッドは、序盤大きくラインどりがずれてしまいます。リズムに乗れないまま中盤の緩斜面前のジャンプでバランスを崩し、転倒してしまいます。すぐに起き上がったのでおそらく怪我はなさそう。よかった。

続いて19番スタートは、Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン!序盤はいいラインどりで僅差で通過していきます。しかし中盤の緩斜面でタイムを伸ばすことができません。ゴールして+1.84差、暫定6位に入ってきました。キャリアベスト更新のチャンスです。

自身のInstagramでは、ここKitzbuehel (AUT)キッツビューエルでキャリアベストを更新できた喜びを投稿してくれてました!この写真は、アーノルド・シュワルツェネッガーとの1枚!うれしそうですねー!一番右がステファンですよ!

ここで第2シードが終了した時点で、ここまでのトップ3はこちら!

  1. Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

  2. Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット

  3. Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス

第3シードに入り登場したのが、21番スタートStefan Babinsky(AUT)ステファン・バビンスキー。序盤で遅れますが、タイム差をキープしながら中盤を通過していきます。ゴール前スピードを繋げ、タイムを稼ぎ+1.69差、暫定4位入ってきました!地元オーストリアは大歓声に包まれます!

ski_austria_alpin_herren公式Instagramで好成績のお知らせが出ていましたよ!

スイスの若手、24歳のAlexis Monney(SUI)アレックス・モニーが23番スタートで登場!序盤いいラインどりで僅差で通過していきます。中盤もミスなくタイム差キープ!ゴール前もスピードを繋げ+1.75差、暫定6位に入りました。若手がいいですねー!!

swissskiteam公式Instagramでは、結果を喜ぶチームメンバーの写真が投稿されていました!一番左がアレックスです!

25番スタートは、Maxence Muzaton(FRA)マクサンス・ムザトン。序盤は遅れますが、中盤から終盤にかけてタイム差をキープしていきます。+1.72差、暫定5位に入りました!自己最高タイの順位です!

おばさんの推し、22歳のFranjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメンが29番スタートで登場します。序盤はいいラインどりで入ります。中盤もタイム差をキープしながらチェックポイントを通過していきます。

レッドブルゲートをかなりの僅差で通過しますが、そのあとラインが落ちてしまって次のポールに入りきれず、コースアウト!トップ5に入れるようなかなりタイムできてただけに残念です!!悔しいーーー!

自身のInstagramでは、思うような結果ではなかったけど、いい経験になったとコメントしてくれてました!来年リベンジしてほしいですね!

30番スタートで登場したのが、Matthieu Bailet(FRA)マシュー・バイレット!序盤から僅差で通過しますが、いつくかターンでミスがあり大!+1.33差で暫定13位に入りました。

32番スタートは、Sam Morse(USA)サム・モーゼ。序盤からタイムは遅れてしまいますが、終盤でタイムを縮めてゴールして+2.28差で13位に入ってきました。前日に続いてしっかりポイント獲得です!

自身のInstagramでも成績の報告を!次につなげてほしいですねー。

34番スタートは、Christopher Neumayer(AUT)クリストファー・ヌメイヤー!トレーニングランはいいタイムでした。序盤は遅れますが、中盤でタイム差をキープ、レッドブルゲートもいいタイム差で通過していきます。ゴールして+2.08差、暫定10に入ってきました!

オーストリアチームのski_austria_alpin_herren公式Instagramで好成績のお知らせが出ていましたよ!31歳と若手ではないですが、オーストリアチームを盛り上げてもらいたいですね!

レース中断・再開

ヨーロッパカップの総合タイトル保持者、25歳スイス若手のJosua Mettler(SUI)ジョシュア・メトラーが登場。中盤でタイムをロスしてしまい、終盤でタイムを稼ぎたいところ。レッドブルゲート通過した後のターンでバランスを崩しネットに激突してしまいました。ここでレースが中断されます。

自身のInstagramで、首にあざが出来てしまったとお知らせしてくれてました。でも次のレースに向けて準備をしているようです。

36番スタートのBlaise Giezendanner(FRA)ブレーズ・ギーゼンダンナーは、ジョシュアの転倒でイエローフラッグが振られてレース中断となり、再スタートするためにスタート地点へ向かいました。

しばらく中断のあと、レースが再開されます!

37番スタートは、唯一のフィンランド代表、23歳若手のElian Lehto(FIN)エリアン・レト。今シーズンからスイスのヨーロッパカップベースチームとトレーニングしているそうです。

前日もいい滑りを見せました。序盤からいいタイム差で通過!最後のレッドブルゲート以降もミスなく攻め、+2.03差!暫定10位に入ってきました!前日に続いていい滑りをしました!

今後の注目選手ですから、しっかり顔を覚えてもらいたい!ということで、自身のInstagramでバッチリ顔が写っている投稿をシェアしたいと思います!凛々しい!しっかり結果を残してるので今後の飛躍期待できますね!

続いていい滑りをしたのが40番スタート、Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカ!Wengen(SUI)ウェンゲンで5位とキャリアベストを更新しています!

序盤からいいタイム差で通過し、中盤もタイム差をキープ!ゴール前スピードを繋げ+2.09差で暫定12位に入ってきました!

自身のInstagramでは、こんなコメントが!

シュトライフでのスタート時の感覚をどう説明したらいいかわからないよ......あの瞬間は本当に生きていると感じるんだ。

Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカの投稿より

選手たちにとってシュトライフのコースが特別だということが、よく伝わってきますね!こちらの投稿でインスペクション(レース前のコース下見)の様子も紹介してくれています。

いかにコースが硬いのか、ジャンプの箇所にはロープが張ってあったり普段みることが出来ない様子が面白いのでぜひチェックしてくださいね!

続いて、イエローフラッグ振られて再スタートとなってしまった、フランスのBlaise Giezendanner(FRA)ブレーズ・ギーゼンダンナーが登場です。序盤は僅差で通過。中盤はタイム差をキープして終盤へ向かいます。ゴール前のスピードチェッカーは、約140kmとかなりスピードが出ています!ゴールして+1.74差、暫定7位に入ってきました!

自身のInstagramでも、好成績で嬉しそうな様子が投稿されていました!

53番スタートは注目のArnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセットが登場!前日のレースでは、イエローフラッグが振られ再スタートという難しい状況から、9位に入るという素晴らしい滑りをしました。

序盤はいいラインどりで攻めて行きます。レッドブルゲート以降も大きなミスなく来ます。ゴールして+2.32差、暫定20位!今日もしっかりポイント獲得です!

自身のInstagramでも連日の好成績に「興奮している」とコメントがありました。今後も注目株ですよ!

続いて兄弟レーサー、Jeffrey Read(CNA)ジェフリー・リードが登場!序盤から僅差で入り、緩斜面でタイムを伸ばします。レッドブルゲートをトップ10に入れるくらいの僅差で通過しますが、最後の難所でバランスを崩し次のポールに入りきれずコースアウトしてしまいました!ものすごいいいタイムで来ていただけに残念です。

ゴールエリアでは、お父さんも応援していましたがコースアウトという結果に残念そうでした。惜しかった!ジェフリーについてはこちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね。

最後のスタートになったRaphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー登場!序盤はまずますのタイムで通過します!しかし、中盤でなかなかタイムが伸びず+3.09差の36位と今日はポイント獲得なりませんでした。残念!

ラファエルについてはこちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

すべての選手が滑り終わり、順位が確定。FIS Alpine公式Instagramにもトップ3が紹介されました。

感動のラストラン

今日がラストランだったThomas Dressen(GER)トーマス・ドレッセン!滑りを目に焼き付けたいと食い入るように観ましたよ。しっかり完走を見せ、タイムは+4.46差。

ゴールエリアで、チームメートがシャンパンをかけます!本人も感極まった様子!同じドイツチームだけではなく、フランス、イタリア、スイス、一緒に戦ってきたトップの選手たち、みんなが迎えます。見てるだけで涙が出てきます。

このときの様子がドイツチームのdsv_alpin公式Instagramに投稿されていました。感涙です。トーマス、おつかれさまでした!これからのキャリアも活躍を祈ります!

最終結果

FIS Alpine公式Instagramに笑顔で表彰台メンバーが!Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンがぶっちぎり!速かったですねー!!

最終リザルトは、こちらです!

  1. Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

  2. Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)

  3. Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス

  4. Stefan Babinsky(AUT)ステファン・バビンスキー

  5. Maxence Muzaton(FRA)マクサンス・ムザトン

  6. Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー

  7. Blaise Giezendanner(FRA)ブレーズ・ギーゼンダンナー

  8. Alexis Monney(SUI)アレックス・モニー

  9. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

  10. Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン

Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンが圧勝でした!どんでもないタイム差での優勝となりました。

これでランキングトップのMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットとポイント差が6点!今後のレースがますます目が離せない展開になりますね!

4位から9位までがかなり僅差!とくに5位のMaxence Muzaton(FRA)マクサンス・ムザトンからNils Allegre(FRA)ニルス・アレグレまでは全員100分の1秒差!とんでもないレースですね!

トップ10にフランス勢が4人!スイスも3人と勢力図が変わってきたのがよくわかるレース展開でした。

悔しかったのは地元オーストリア勢。なんとスキー大国オーストリアは、今シーズンは滑降(ダウンヒル・DH)で表彰台なしと苦しいシーズンが続いています。今後巻き返しを狙ってくるでしょう!

ここKitzbuehel (AUT)キッツビューエルで連勝したのは、Luc Alphand(FRA)リュック・アルファンドの1995年以来なんだとか!前日に続いて歴史的なレースとなりました。

FIS Alpine公式Instagramでも、歴史的快挙をお祝いです!

レースの動画が、Alpsport公式YouTubeにアップされています!レースを見逃した方はぜひチェックしてくださいね!

ポイント獲得の30位はトップから+2.88差のレースでした。

1/20(土)は、同じくKitzbuehel (AUT)キッツビューエルで回転(スラローム・SL)が開催予定です!明日のレースも楽しみです!

日本でも放送ありますから、応援しましょう!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?