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2023-2024 Wengen(SUI)ウェンゲン1/13 結果

アルペンスキーワールドカップのスピード系種目、クラシックレースの連戦Wengen(SUI)ウェンゲンです!

2024年1月13日(土)は、滑降(ダウンヒル・DH)のレースです。スピード系種目の日本での放送は、今シーズン初でしたね!

Wengen(SUI)ウェンゲンのコースはこちらで紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね!

欠場選手

残念ながら、今日のレースは欠場の選手が多くいました。今シーズンは、とても怪我が多い!!おばさんは毎日心配。そんな選手たちをご紹介していきます。

Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ

Bormio(ITA)ボルミオの滑降(ダウンヒル・DH)で、クラッシュしてしまったMarco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ。

十字靭帯と内側半月板の断裂、膝軟骨の損傷があり、今シーズンは終了しなければならないとのことでレースに出場はありません。

2024年最初のAdelboden(SUI)アーデルボーデンのレースでチームメイトのManuel Feller(AUT)マニュエル・フェラーとDominik Raschner(AUT)ドミニク・ラスナーが表彰台に上がりました。

そのときの写真をマニュエルがInstagramで投稿してくれたのですが、こちらをご覧ください。

2枚目の写真がわかりやすいと思いますが、Tシャツに文字が書いてあります。

Blacky come back stronger #team

Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラーの投稿写真より

Blackyは、マルコのあだ名です。チームメイトが怪我をしたマルコに表彰台からエールを送りました。アルペンスキーは、個人競技ですがチームメイトを想う気持ちにジーンと来ちゃいました。

きっと来シーズンには、もっと強くなって戻ってきてくれるでしょう!待ってる、マルコ!

Marco Kohler(SUI)マルコ・コーラー

1/11(木)の滑降(ダウンヒル・DH)で、クラッシュしてしまったMarco Kohler(SUI)マルコ・コーラー。

クラッシュ後、しばらく動かなかったのでとても心配しました。すぐさまドクターヘリが出動して、病院へ搬送されました。

検査の結果、前十字靭帯断裂、内側半月板断裂、内側靭帯断裂と深刻な大怪我でした。続報があり、すぐに手術をして無事に成功したとのことでした。

skiweltcup.tv公式Instagramのこちらの投稿で報じられていました。

小さい頃から一緒に戦ってきたMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットもとてもショックをうけているようです。というのも、Marco Kohler(SUI)マルコ・コーラーは、2020年にも大怪我をしたばかり・・・。残念です。

また帰ってきてくれるのを待ちたいと思います!Never give up!

Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー

前日に行われたスーパー大回転(スーパーG・SG)でクラッシュしてドクターヘリで病院へ搬送されたAlexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー。

かなり危険な転倒でしたので、続報が気になってしかたありませんでした。

skiweltcup.tv公式Instagramによると、左膝の前十字靱帯断裂でシーズンは終了とのことです。残念すぎる・・・。

レース後、自身のInstagramを更新。産まれたばかりの我が子と休んでいる様子が!

The best pain killer

Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥローの投稿より

最高の痛み止め!とコメント。怪我はとても残念ですが、これで我が子と過ごす時間が増えますね。ゆっくり休んで、また復活してほしいです!

前日に行われたスーパー大回転(スーパーG・SG)のレースは、こちらの記事でまとめていますのでぜひチェックしてくださいね!

Daniel Hemetsberger(AUT)ダニエル・ヒメッツバーガー

Daniel Hemetsberger(AUT)ダニエル・ヒメッツバーガーは、体調不良のため今日は欠場のようです。

早く回復して戻ってきてほしいです!

Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー

1/11(木)には出場していたおばさんの推し、ラファエルも今日のレースは欠場のようです。

次のKitzbuehel (AUT)キッツビューエルのレースに集中するためのようです。

ラファエルについては、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてください!

Johannes Strolz(AUT)ヨハネス・シュトロルツ

2022年北京オリンピックのアルペン複合(アルペンコンバインド・AC)で金メダルを獲得したヨハネス。そのときの滑降(ダウンヒル・DH)、めちゃくちゃ速かったんですよね!

それもあってか、今シーズンから、滑降(ダウンヒル・DH)に本格的に挑戦してきています。

翌日に主戦場である回転(スラローム・SL)のレースがありますから、そちらに集中するため、今日はスタートリストに名前がありませんでした。

トレーニングラン

滑降(ダウンヒル・DH)は、事前に行われるトレーニングランでコースを滑らないとレースに出場出来ません。

今回は予定通り、1/9(火)10(水)に行われました!トレーニングランの結果を見ていきましょう!

トレーニングラン1日目

1/9(火)のトレーニングランの結果はこちらです。

1.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
2.Jared Goldberg(USA)ジャレッド・ゴールドバーグ
3.Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン
4.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
5.Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ
6.Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー
6.Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデ
8.Adrian Smiseth Sejersted(NOR)エイドリアン・スミセス・セジェルステッド
9.Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー
10.Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

18.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー

この日のトレーニングランは、フルコースで行われたようです!Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットがラップタイム!

タイムは、2:30.86!ラップタイムでも2分半です!やはり、Wengen(SUI)ウェンゲンは長いですねー!

マルコもラップタイムはうれしかったみたい!自身のInstagramでコメントしてくれていましたよ!(写真左がマルコ)それにしても、ソーセージがおいしそうですw

トレーニングラン2日目

1/10(水)のトレーニングランの結果はこちらです。

  1. Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

  2. Justin Murisier(SUI)ジャスティン・ムリジェ

  3. Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ

  4. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

  5. Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガル

  6. Andreas Sander(GER)アンドレアス・サンダー

  7. Niels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマン

  8. Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン

  9. Bryce Bennett(USA)ブライス・ベネット

  10. Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー

16.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
27.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー

2日目は、スタート地点を下げてのトレーニングランでした。ラップタイムは、1:45.87!フルコースと全然タイムが違いますねー!本番のスタート地点がどこになるのかも注目です。

Bormio(ITA)ボルミオで初優勝を遂げたCyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンがラップタイムですね!本番も目が離せないレースになりそうです。

スタートリスト

滑降(ダウンヒル・DH)は、スタートランキングトップ10の第1シードが、スタート順6~15の間で前日のビブドローイベントのくじ引きで決まります。

トップ11~20はスタート順1~5と16~20の間でくじ引きで決まるというルールになっています。

1月13日(土)滑降(ダウンヒル・DH)のスタートリストはこちらです!

6.Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ
7.Bryce Bennett(USA)ブライス・ベネット
8.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
9.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
10.Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス
11.Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデ
12.James Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード
13.Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー
14.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
15.Niels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマン

出場選手は全部で57人!

Val Gardena(ITA)ヴァルガルディナで優勝したBryce Bennett(USA)ブライス・ベネットが、第1シードに入ってきました。それに伴ってRomed Baumann(GER)ロメド・バウマンが、第2シード落ちとなっています。

木曜日に開催された滑降(ダウンヒル・DH)のレースはこちらの記事にまとめていますので、ぜひチェックしてくださいね!

レース結果

1/13(土)のレースは天候は快晴!今日のレースはフルコースでの開催です!

FIS Alpine公式Instagramで当日のコース状況が投稿されていましたが、コンディションよさそうですね!

この日は、2人で交互に順番を入れ替えながらのカメラ前走という初の試みでした。

通常は、引退した地元レジェンドがカメラをつけて滑ることが多いのですが、今回は昨シーズン引退したBeat Feuz(SUI)ベアト・フォイツと、Marc Berthod(SUI)マルク・ベルトが務めてくれましたよ!

自身のInstagramに写真を投稿してくれてました!当日のLIVE映像からとても楽しそうな様子が伝わりました!写真2・3枚目のHundschopf フントショッフのジャンプもさすがです!まだ現役でいけそうですー。

1番スタートは、39歳のベテランAdrien Theaux(FRA)アドリアン・セオーが登場。

今日はフルコースで、スピードが出たまま名物のHundschopf フントショッフのジャンプに入るため、めちゃ飛びます!大きなミスなく、ゴールしタイムは、2:28.19!

まず、このタイムが基準になります。トップスピードは150km以上を記録しました!速いですねー。

続いて2番スタート、今シーズン好調のNils Allegre(FRA)ニルス・アレグレが登場。大きなミスなく来ますが、ゴールして+0.17差と暫定2位に入ります。

そして、地元スイスのJustin Murisier(SUI)ジャスティン・ムリジェが登場。Bormio(ITA)ボルミオでキャリアベストの4位、木曜日のレースでは、トップ10に入ってくるなど今シーズンは調子が良いだけに期待が持てます!

しかし、序盤のジャンプで後傾したまま着地してしまい転倒!!転倒後、すぐに起き上がりファンの声援に応えながらコースを降りていく様子が映りましたので怪我はなさそう!

レース後、自身のInstagramで無事を報告してくれました。よかったーー。怪我人続出だし、ジャスティンも怪我に苦しんだ時期が長かったので心配しましたー。

短い中断のあと登場したのが、Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ!このWengen(SUI)ウェンゲンでは表彰台を経験していますから良いイメージがあるはずです。

序盤は僅差でHundschopf フントショッフのジャンプに入ります。片足が上がるほどの大ジャンプをしてしまいますが、タイム差はキープ。その後は、ジャンプのタイミングが少し合わないミスがあり、ゴールして+0.44差と暫定3位に入ります。

続いて、第1シードに入ってきたBryce Bennett(USA)ブライス・ベネットが7番スタート。今シーズンはVal Gardena(ITA)ヴァルガルディナで優勝しています。

序盤からラップタイムで通過しHundschopf フントショッフのジャンプもうまくこなします。第3チェックポイントは少し遅れて通過。

緩斜面でスキーを滑らせる技術が高いブライスはスピード乗せて行きます。しかし、なかなかタイムは伸ばせずゴールして+0.44差の暫定3位になりました。

ゴールして足が燃えているのでしょう。倒れこみます。でもまだ疲れてないぞ!と言うパフォーマンスでしょうか?!ゴールエリアでスクワットをしてファンに強さをアピールしました!なんか、こういうところアメリカっぽいw

そして木曜日に滑降(ダウンヒル・DH)種目での初優勝をあげたレッドビブ、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット登場!大歓声です!

Minschkante ヒネチカットターンの反対側にいるものすごい数の観客が応援してるので、スタート地点まで大歓声が聞こえるんです!

Lauberhornrennen公式Instagramに景色が載ってるのですが、たしかに反対側からコースがよく見えますね!それにしてもすごい人!

第2セクションで大きくタイムを伸ばしファンの期待に応えます。Kernen-s ケルネンエスのチェックもとても小さく、かなり攻めたターンをしてきました。第3チェックポイントでなんと-1.43差と大きなリードで通過します!

緩斜面もスキーが滑っています。チェックポイントを通過するたびにどんどんタイムを縮めていきます。やはりターン技術が素晴らしい!

最後のZiel-s ジーエスエルも誰よりもターンを斬っていきます。ゴールして-2.55差!!とんでもないタイム差で暫定トップに立ちます。

そして前日のスーパー大回転(スーパーG・SG)でこの種目の初優勝をあげたCyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンが登場。

かなり速かったMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットを上回るタイムで序盤通過していきます。Minschkante ヒネチカットのターンでポールに当たって大きくラインを落とします。

このミスがどの程度影響しているでしょうか?!第3チェックポイントはわずかに遅れますが+0.21差!まだ巻き返しができるタイム差です。

途中のターンでややラインを落とすシーンもありゴールして+0.59差で暫定2に入ります。Minschkante ヒネチカットでのミスがなかったらと、悔やまれるランでした。

続いて、イタリア人最多勝利数を誇るベテラン、Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリスが登場。今シーズンはVal Gardena(ITA)ヴァルガルディナで優勝しています。スイスでも人気!大歓声です!

序盤はラップタイムで通過!しかし中盤の緩斜面で遅れが広がります。その後、大きなミスなくゴールまでターンを繋げますが、遅れを取り戻すことができず、+1.92差の暫定3位に入りました。

ドミニクは、自身のInstagramでいい滑りが出来たことを喜んでいましたよ!

この時点でのトップ3はこちらです!

  1. Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)

  2. Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

  3. Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス

レース中断

調子は悪くないものの、まだ今シーズンスピード系種目で勝利がないAleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデが11番スタートで登場!

序盤はラップタイムで通過します。Kernen-s ケルネンエスは小さなボーゲンでチェックを入れて通過します。

しかし、中盤の緩斜面から大きくタイムをロスします。タイムを伸ばすために最後のZiel-s ジーエスエルのターンはまっすぐ入り攻めますが、バランスを崩し、ゴール直前のネットに大激突!

転倒したAleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデでは、その場から全く動きません。多くのスタッフが駆け寄ります。

右足をおそらく負傷したとみられ、右足を固定しています。すぐさま、ドクターヘリが出動です。

担架に乗せられ、体全体をくるまれたままヘリで吊り上げられ、病院へ搬送されました。怪我の状況が心配です。

skiweltcup.tv公式Instagramでも報道がありました。

続報があり、肩の脱臼とふくらはぎの切り傷があったようですが、骨折はしていなかったようです。

しかしながらすぐに手術をして無事に成功したようです。こちらもskiweltcup.tv公式Instagramで報道がありました。

レース再開

長い中断となってしまいましたが、レースが再開されます。

中断の後、登場したのがレッドブルアスリートのJames Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード。木曜日のレースではMinschkante ヒネチカットのターンで大きなミスがあり沈みましたが、今日はどうか!?

しかし、序盤からタイムが遅れMinschkante ヒネチカットもかなり大きくラインを落としてしまいます。チェックポイントを通過するたびにタイムを落としてしまい、暫定10位と遅れてしまいました。ゴールして首を振リ、早々にゴールエリアから出て行ってしまいました。

続くFlorian Schieder(ITA)フロリアン・シーダーはMinschkante ヒネチカットのところでバランスを崩して転倒してコースアウト。

転倒があったばっかりなので、かなりひやっとしましたが、すぐに立ち上がって自力でコースを下っていきました。よかった・・・。

2019年・2022年にここWengen(SUI)ウェンゲンで優勝しているVincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤーが登場します。

最初のチェックポイントはさすがのテクニックでラップタイムで通過し、Minschkante ヒネチカットのターンもミスなく通過!Kernen-s ケルネンエスは小さなチェックを入れて通過していきます。うまい処理です。

しかし、第3チェックポイントで大きくタイムをロスしてしまいます。トップのマルコはここがかなり速かったのでしょう。

その後もチェックポイントを通過するたびにタイムが遅れ、ゴールして+2.49差の暫定4位に入ってきました。かなりタイム差があります。

第1シード最後は、地元スイスのNiels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマン。序盤はラップタイムで通過していきます。Minschkante ヒネチカットのターンは、うまく処理します。

しかし、やはり第3チェックポイントでタイムが遅れます。その後も大きなミスなく、スキーも滑っていたようですが、チェックポイントは遅れながら通過していきます。ゴールして疲れて倒れこみ、タイムは+2.74差の暫定7位です。

オリンピックの金メダリスト、Barbara Cochran(USA)バーバラ・コクランを母にもつ、2世スキーヤーのRyan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガルが登場!

序盤はラップタイムで通過!Minschkante ヒネチカットのターンで少しラインが膨らんでしまいます。やはり第3チェックポイントあたりから大きなタイム差がついてしまいますが、最小限で堪えます。ゴールして+2.77差の暫定8位に入ってきました。

続く、Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダーが、Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥローが前日転倒したところと同じ場所で転倒しました。

ネットに激突してしまいますが、すぐに立ち上がりました。大きな怪我はなかったようで、自力で滑り降りて行きました。よかったー。ひやひやします。

そのとき、次のスタートのAndreas Sander(GER)アンドレアス・サンダーが、既にスタートしてしまっていました。

イエロー、フラッグが振られレースが中断されます。ひとまずゴールエリアまで降り、すぐにヘリコプターでスタート地点へ上がります。

このイエローフラッグですが、振られる場所というのが事前に決まっているそう!知りませんでしたー!たしかに安全に中断出来るところである必要がありますから、納得です。

続くStefan Babinsky(AUT)ステファン・バビンスキーですが、Minschkante ヒネチカットのターンで大きくミスをしてしまいます。

そのままKernen-s ケルネンエスへ入っていきますが、内倒してしまいサイドのクッションに激突し転倒!こんな狭いところで!怖い!でも、どうやら大きな怪我は無いようです。よかったー。

しばらく中断があった後、22番スタートで登場してきたのがスイス注目の若手、Alexis Monney(SUI)アレックス・モニーです。

マルコと同じくストックリーのスキー板でワールドカップを戦っています。

序盤でターン方向を間違えるミスがあり、タイムを大きくロスしてしまいます。その後は、大きなミスはありませんが、チェックポイント通過するたびにタイムは遅れ、+4.63差で暫定15位に入りました。

続く24番スタート、Adrian Smiseth Sejersted(NOR)エイドリアン・スミセス・セジェルステッドが登場。

なんと序盤はラップタイムで通過します!Minschkante ヒネチカットターンをかなりうまく処理していきました。Kernen-s ケルネンエスもほとんどチェックを入れずに攻めます!

その後も大きなミスなく、ゴールして+2.20差、4位に入ってきました!今日は先輩がゴールでクラッシュしてしまい、難しいレースだったはず。よくやりました!すごい!

これには、ノルウェーのレジェンドAksel Lund Svindal(NOR)アクセル・ルンド・スヴィンダルも自身のInstagramでコメント。チームメイトがクラッシュしたあとにこのレースが出来るメンタルの強さを賞賛しました!

続いて怪我が多い、Thomas Dressen(GER)トーマス・ドレッセンが登場!しかし、中盤で滑りに異変が。途中でリースを止めました。ゴールして右膝を抑えています。

また怪我でしょうか・・・おばさん、トーマスがトップシードに戻ってくるの待ってたので・・・かなり心配。続報を待ちたいと思います。

さらに、続くMaxence Muzaton(FRA)マクサンス・ムザトンですが、Kernen-s ケルネンエスでポールに腕が取られ、負傷。手を抑えてレースを途中でやめました。大きな怪我がないと良いのですが、心配です。

ここでイエローフラッグでレースを中断されてしまって、スタート地点にヘリで移動したAndreas Sander(GER)アンドレアス・サンダー登場。疲れが溜まっていないか心配です。

大きなミスなくゴールしましたが、+5.14差の19位に。かなり疲れた様子です。1本目途中まで滑っていましたから、当然疲れが溜まっているはずですよね。怪我なくゴールしてくれてよかったです。もう一度レースに集中するのは難しいことです。

そして、前日のスーパー大回転(スーパーG・SG)で転倒して怪我を心配していた、Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメンが登場!

大きな怪我がなくて本当によかった!ゴール前でスキーが浮いてしまって、危ないシーンがありましたが、+3.79差の暫定14位に入ってきました!今日もしっかりポイント獲得です!

スイス勢が続きます。34番スタート!Josua Mettler(SUI)ジョシュア・メトラーが登場。彼のワールドカップ初ポイントは、最も難しいとされるKitzbuehel (AUT)キッツビューエル!期待がもてます。

序盤はなんとラップタイム!!その後も大きなミスなく攻め、+3.89差で暫定15位に入ってきました。ポイント獲得!スイスの若手は勢いがすごいです!

ジョシュアも自身のInstagramで、ゴールして喜びを爆発させている様子を投稿してくれていましたよ!

その後も、転倒者が出てイエローフラッグが振られる場面があり、再スタートなどもある波乱のレース展開が続きます。これ以上、怪我人が出ませんように・・・。

中断のあと登場したのが、52番スタート地元スイスのLars Roesti(SUI)ラース・ロエスティ!遅いスタート順でも、地元スイスの選手には大歓声が送られます。こちらもマルコと同じくストックリーのスキーで滑り降ります!

大きなミスなく滑り切り、+4.95差の暫定24位に入ってきました。見事なポイント獲得です。

すべての選手が滑り降り順位が確定しました。FIS Alpine公式Instagramでトップ3の紹介です!

最終結果

FIS Alpine公式Instagramに笑顔で表彰台メンバーが!Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットが強かったですねー!

最終リザルトは、こちらです!

1.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
2. Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
3.Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス
4.Adrian Smiseth Sejersted(NOR)エイドリアン・スミセス・セジェルステッド
5.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
6.Adrien Theaux(FRA)アドリアン・セオー
7.Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ
8.Niels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマン
9.Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガル
10.Bryce Bennett(USA)ブライス・ベネット

レースのハイライト動画が、FIS Alpine公式YouTubeにアップされています!

今回のレースは、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットとCyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンの速さが際立ちましたね!

3位のDominik Paris(ITA)ドミニク・パリスとは、+1.92差です!

ポイント獲得の30位はトップから+5.40差とフルコースで難易度が高いせいもあって?!かなりタイム差がつくレース展開となりました。

勢いがあるのがスイス勢。Marco Kohler(SUI)マルコ・コーラーが怪我で離脱と残念なお知らせもありますが、トップ30に9人も入っています。今後のレースも期待がもてますね!

また、残念だったのが怪我人の続出。ここWengen(SUI)ウェンゲンでは、毎日ドクターヘリが出動・・・。このあと最も怖いコースと言われているKitzbuehel (AUT)キッツビューエルのレースが控えています。とにかく、怪我がないよう祈ります!

1/14(日)は、同じくWengen(SUI)ウェンゲンで回転(スラローム・SL)が開催予定です!毎日レースがあって観戦で忙しい!w

日本でも放送ありますし、日本人選手も出場するでしょうから、応援しましょう!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。


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