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合唱部だった時、「お前はこのために生まれてきたんだ」と言われ歌手を目指した話

中学校って合唱コンクールなんかもありますよね?
部活動とはまた別で、それぞれのクラス毎に課題曲があって、それを数ヶ月練習して、発表し合うっていうイベント行事です。

当然、僕もそれに参加したのですが、僕の役割は「指揮者」でした。

というのも僕は中学生の頃、サッカー部と合唱部を兼部していて、男の合唱部なんてクラスでも珍しい存在なので「じゃあもう和田が指揮者でいいやろ」ってなったわけです。

で、僕は当時、「歌を歌う」ということに対して
異常なほど高いモチベーションを持っていたので

たかが学校の行事とはいえ、絶対に全クラスで一番の評価を得て、優勝したいと思ったんですね。

そこで僕はクラスのみんなとお昼休みに体育館で合唱の練習なんかもしてたのですが、僕には激しいストレスがありました。

それは「B組の課題曲は有名すぎて、もうそれだけで観客が喜びやすいのだから、俺たちA組は合唱の完成度でそれを上回るしかない。(僕のクラスの課題曲は超マイナー)」という気持ちがあったからです。

なのに、みんなバラバラ。

とても普段部活でやってる合唱とは、比較にもできない完成度。(そりゃそうだ。ただの行事なんだから)

イライラした僕は、みんなにこう言いました。

『これじゃB組を超えれるわけがない!!向こうの課題曲は○○なんだから、俺たちは上手さを磨くしかない!!やろう!!』


・・・もうみんな絶句ですよ。

「(え、、なんでこいつこんな熱くなってんの?)」


この出来事がきっかけで、僕の印象が「なんかうざいやつ」となったことだけ覚えておいてください。

そして当日。

実は元々、合唱コンクールでは
僕は3曲歌う予定になっていました。

1つ目がクラスの課題曲。
2つ目が学年全体での合唱。

そして3つ目が合唱部メンバーでの、合唱です。

この合唱部は直近では県大会金賞を獲得し、四国大会まで行っていたメンバーなので、結構ガチで歌います。

クラスでは「そんな声量で歌うとマズい」というぐらいの声を、合唱部の方では出します。うるさいです。

なので僕も普段以上に真剣に歌っていました。

で、その映像が、たまたま後日配布された
合唱コンクールの全体収録に入ってたんですね。

その時の僕の表情はというと、、、鬼の形相。

「おいおいそんな顔で歌っても歌はうまくならねーぞ。」

「もっと普通の表情で歌え。怖いわ!!」

と誰もが感じるような顔で歌ってるところが、写されていたのです。

それを見た担任の先生からの一言。

先生『和田、このために生まれてきたみたいだな』


た、、たしかに!!

友達『指揮の時もやたら熱かったしな』


た、、たしかに!!


この一言がきっかけで「ああ自分は歌に真剣なんだ」と思った和田青年が、この後”歌手になるためのオーディション”を受け始めることは、この時はまだ誰も知らない。。

続く。

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和田直也(なにわのWEB屋)
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