J.Y.N

人の世が少しづつ分かり始めてきた、「お父さん」の雑記帳です。

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最近の記事

娘に・・・頑張った後についてくるもの

頑張った娘に。 お父さんも年をとるたびに、ずいぶん酸っぱい思いを経験ししてきた。 だからこそ見えるものもある。 娘よ、お前は友達が遊んでいるときも、疲れた時も、眠い時も、よく頑張っていた。自分の夢を追いかけている姿は輝いているものだ。 お前は十分輝いていた。 夢が破れて悔し泣きしていたね。きれいな青春の雫のように私の目に映った。 娘よ、努力することは美しい。しかも人として立派な行為だ。 よく覚えておいてほしいことがある。 努力すれば成功したり、夢をかなえられると思

    • 旅は財産

      もう40年近く前のことになる。私は大学を休学して1年数か月の間、海外を放浪したことがある。 お金があったわけではない。 ご飯に醤油だけをかけて「卵ごはん」、ご飯にソースだけをかけて「カレーライス」と言って笑って食べているような大学時代である。 家の事情で親からの仕送りもなかったが、質素倹約を続けついに奨学金と膨大なバイトで50万を貯めた。 いよいよ私の夢が実行に移される時が来たのだった。 「帰りの飛行機代10万を残して40万円で1年以上放浪するんだ!」と考えるだけでワ

      • 革命と富の再分配②新解釈フランス革命

        革命と富の再分配①においてフランス革命は富の再分配がなされていないことを指摘した。以下は必ず革命と富の再分配①をご覧になった後でお読みくださると助かります。 さて、この歴史の通過点をさらに深く掘り下げると新たな視点が見えてくる。 時は18世紀の欧州である。 貴族たちはおそらく平民からの税の徴収もうまくいかず、王政に対して自らが再考する時が来たのだと。 貴族たちは集まって考えた。 ---------------------------------------------

        • 革命と富の再分配①

          1.トマ・ピケティの「r>g」 Thomas piketty著「21世紀の資本」は10年ほど前に全世界で注目された経済学の本である。 所得と富の分配については、マルサスやリカードやマルクスといった経済学者が19世紀に論じていたが、当時はデータの裏付けがないものだった。 トマ・ピケティは世界各国の300年間にわたる膨大な税務記録をデータ化して、所得格差・貧富の差を大きな社会問題として提起した。 資本主義の下では、富の格差は放置しておけば広がり続けるとし、貧富の格差を解

        娘に・・・頑張った後についてくるもの

          大学生の知人への返信

          学ぶということは、良く生きるということ。 僕たちには「知りたいという」という欲求がある。 知識をゆっくり重ねていく作業は尊い事だ。 ところが、知識は手段であって目的ではない。 そこを勘違いしてほしくないと思う。 夜間高校の入学式に行ったことがある。 どこか哀愁の香りが漂う体育館だった。 新入生の数は30人ほどだったと思う。 普通の高校のそれと違う。 いわゆる金髪とピアスとダブダブのズボンを履き闊歩する男子生徒。 赤ちゃんを腕に抱え、あやしながら入場する娘。 肉体労働の夜勤

          大学生の知人への返信

          AIとChatGPTと「こころ」

          人口知能の「AI」がもてはやされる時代になりました。 「AI」が私たちの社会で脚光を浴びています。 スマフォでさらっと使える民生化された技術になっています。 意外と知られていないところでは、「AI」は金融工学で使われ、 金融市場においてAIが取引を行う世の中になったことだろう。 最近はChatGPTなるものが随分マスコミで騒がれています。 Googleも対抗するように「Bard」を発表しました。 そして、この春には、大学が学生にChatGPTで論文やレポートを書くことを禁止

          AIとChatGPTと「こころ」