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偏差値が高い大学に入ることのメリット

僕は受験勉強を全く頑張らず、入れる大学になんとなく入ってしまったタイプなので、高校時代は偏差値の高い大学に行くことに何のメリットがあるのかイマイチ分かっていませんでした。「就職に有利」とか「モテる」とか聞いていたけれど、それらは特段僕のモチベーションを左右するものではありませんでした。

しかし時は過ぎて大学3年生の冬、就活を始めた頃に少しずつ気がつき始めます。

なんか...環境って人を変えるっぽいな....

就活を始めた時期が若干早かったのと、ベンチャー企業を中心に見ていたことから、周りは結構優秀で情報感度高めな学生が多い印象でした。彼らと話していると、普段から様々な情報に触れていたり、新しい物事に対する関心が強いなと感じる機会が多くありました。
あ、コイツ頭いいな。と思える学生と話していたら、実はそいつが東大生だった、みたいなことがよくありました。そういう他大学の学生と話す機会が重なってくると自分自身の視座が高まる感覚があったし、会話の中での頭の回転も早くなっていく実感もありました。そしてふと思いました。
「なるほど、東大に通っているとこれが4年間続くのか・・・・」
と。この経験から、偏差値の高い大学に行くメリットは偏差値の高い大学に行くこと自体にあるわけではなく、「偏差値の高い大学に通うような賢い学生達と同じ環境にいられること」なのかもしれないと思い始めました。東大に行くメリットは、東大生になること自体ではなく、自分以外の東大生と同じ環境にいられることなのかもしれない、と思ったわけです。

あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である。
                                                    ─Jim Rohn

これはジム・ローン氏の有名な言葉ですが、優秀な人が集まる環境に身を置けば、自ずと自分のレベルも上がっていくという認識について、非常に共感しています。

もちろん、ある学問を修める為にはこの大学のこの教授の下でなければならない、という理由から大学を選ぶケースもあります。ただ、現代は将来の選択肢が多いあまり「やりたいことがない」人が多くいると聞きます。実際僕の周りにもたくさんいます。そんな人たちに対する、「なんでいい大学に行ったほうがいいの?」という疑問に対しての僕なりの回答がさきほどの「賢い学生達と同じ環境にいられるから」になります。肩書きがゲットできるということよりも僕的にはよっぽど納得感のある答えです。

※ちなみに僕は受験はなんとなくやっちゃいましたが、入った大学のサークルがあまりにも楽しかったので全く後悔していないです。笑
むしろ今の自分があるのは大学時代のサークルがあったからだとハッキリ言えるくらい、とてもラッキーで、価値ある時間でした。もう一度大学受験をやり直してもいいよと言われても、またあの学校に入ると思います。

まとめ

人によって環境や目指すモノが違うので、「偏差値の高い大学に入るのが望ましいか」と問われれば「そんなの人によるでしょ」と答えるしかないですが、「偏差値の高い大学のメリットは何ですか」と聞かれたら、私は「頭のいい人達と一緒にいられること」と答えます。多分僕に子どもができたら、そう伝えると思います。まあ、僕は偏差値の高い大学に行っていないのであくまで妄想ですけど。

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