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「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか」を読んで気づいた日本とフィンランドの保育園の違い

「フィンランドの保育と日本の保育、何が違う?」
日本で保育の仕事を退職し、フィンランドの保育園で働いていたというと必ずと言っていいほどこの質問をされます
もう何十回、何百回と同じ質問をされたのにいつも答えるときに困るのは

同じだけど違う 違うけど同じ
だからだ。

朝登園して
朝の会をして
主活動があって
昼ごはんを食べて
お昼寝をして
おやつを食べて
お迎えまでまた遊んで
帰宅する
日本の保育園の1日となんら変わらない

遊びも
ままごとをしたり
レゴをしたり
塗り絵やお絵かきをして遊んだりする
外ではブランコや三輪車で遊んだり
すべり台や砂場をする
特別な遊びがいつもあるわけではない

では何が違うのか
大人の関わり方?
環境?
保育士の質?

私はフィンランドにいる間、日本と同じようなことをしているのに
同じだけど何かが違う
その「何か」がハッキリせず、ずっとモヤモヤとしていた
でもその「何か」はその目線によって変わってくるから
ハッキリと見えないということが分かった

例えば保育士の人に「何が違った?」と聞かれたら
子どもに対する大人の人数や室内遊びのルール、環境設定、保育士の声がけなどが違うと言えるし

保育に関わりのない親戚のおばさんに聞かれたら
保育園のある場所や子どもたちの様子、遊びの姿など話す

子育て中の友達に聞かれたらまた違った答えを言っていた

「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか」

著者:岩竹美加子
出版:新潮新書

帰国してからこの本を読んだとき、私とは違う目線からのフィンランドと日本の保育園の違いについて知ることができた。
最初の方に著者が保護者目線でフィンランドの保育園と日本の保育園について書かれているところで「なるほどな!」と思った

東京の保育園は親が忙しい

著者は杉並区の保育園に子どもを1年預けて
楽しかった思い出が多いとのことだが
フィンランドと日本の保育園を比べると日本では
親のやることが多いと思ったようだ

私も東京の保育園で働いていたのでその様子がとてもよく分かった
東京の保育園の保護者は両親とも正社員で働いている人が他の地域で働いている時と比べてとても多く、朝の一分一秒を争う光景が日常だった

毎週月曜日にお昼寝用の布団のシーツをかけ金曜日にそれを持ち帰る
クッキングの日にはエプロンや三角巾を用意したり
乳児だったら紙おむつには全て記名
使用済みのオムツを持ち帰らなければいけない園もある
給食のコップ
歯ブラシ
口拭きタオル
手拭きタオル
水筒
着替え
とにかく持ち物が多く、もちろん全てに記名しなければならない
またそれを指定の場所にセットしておかなければいけない

それに比べフィンランドはどうだろう?

着替えをロッカーにいれておく

それくらいしか思いつかない
(乳児だと紙おむつもあるかもしれないがおむつも園で用意するところがあった)

園によってはまた違うかもしれないが大体は着替えくらいだ
冬場や雨の日になると外遊びに必要なツナギの防寒服や帽子、手袋、ラバーパンツなども必要になってくるが基本はずっと置きっぱなしで保護者がタイミングをみて持ち帰っている

この本では他にもフィンランド教育の「考える力」や性教育、いじめの対応、フィンランドの保護者が学校とどのように関わっているかなどフィンランド教育について「それ知りたかった!」と思うことがたくさん詰まっている

イベントのお知らせ

10月のイベントでは毎週スタッフの読んだ本を紹介!
その一番最初に選んだのがこの
「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか」
読んだことがあるひとも
読んだことのないひとも
一緒にフィンランドの教育のなぜ?
について考えてみましょう^^

↓詳細はこちらから↓

2回目以降はフィンランドでしか発刊されていない本も紹介しますので
お時間ある方はぜひ遊びにきてください!

【フィンランドの教育はなぜ世界一なのか】
10/9 (金)20:30-21:15
岩竹美加子著書 新潮新書
そもそもフィンランドの教育ってどんなものなのか
フィンランド教育の基本情報や私たちスタッフがみたフィンランド教育の
リアルな姿についてお話します


【Huono äiti :ダメなお母さん】
10/16 (金) 20:30-21:15
Sali Helin著者 Tammi出版
著者が訳10年前にフェイスブックでブログを始めたことから始まり、
私もダメダメだよーという人が集まり、今ではHuono äitiはコミュニティになりました。
誰でも自分のダメっぷりをコミュニティに投稿することが出来ます。
"化粧したまま寝て、携帯は頭の上で転がっている。
同じ体勢のまま五時に起床。ダメな母親を始める"

"子どもを朝学校に送っていく道中スケート靴が必要だと言い出して
慌てて家まで取りに帰って届けたのに帰宅した子どもが言った
「今日スケート靴使わなかったよ」"
そんなフィンランドのお母さんたちの愚痴が詰まったエピソード集
フィンランドの子育てのリアルな姿をお届けします

【Satuhieronta :お話しマッサージ、ベビーマッサージ 】
10/23 (金) 20:30-21:15
Sanna Tuovinen 著者 WSOY出版
フィンランドのベビーマッサージは日本のベビーマッサージと
少し違います。
何が違うか、そもそも目的が違うようです。
このお話しマッサージは赤ちゃんだけではなく、小学校低学年ぐらいまで使えます。
本の内容の他にも、スタッフがフィンランドで実際に子どもたちに使った感想などもお話します。

【Huomaa Hyvä :ポジティブ教育】
10/30 (金) 20:30-21:15
Lotta Uusitalo-malmivaara & Kaisa Vuorinen著者 PS-Kustannus
自分の嫌いなところや、この子の直して欲しいところはすぐ見つかるのに
自分の長所、子どもの長所を見つけるのって苦手・・・
そんな人へフィンランドの長所を活かすとはどういうことかについての本です。
スタッフはフィンランドで著者のセミナーに参加したり
著者の下でインターンシップでした経験があり
本の内容について掘り下げて話します。

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場所
オンラインzoom

参加費
500円
500円のチケット一枚購入いただくだけで
今月のイベント全てに参加いただけます
もちろん興味のあるイベントのみの参加もokです

【必ずお読みください】
・チケットをお申し込みいただきますと、申込完了メールに視聴ページが載っています
・この視聴ページは毎回同じです。新しくチケットを購入する必要はありません
 メールを保存しておくことをおすすめいたします
・興味のあるイベント日に視聴ページを開いてご参加ください

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フィンランドの保育、教育の情報や日本の保育とフィンランドの保育の違いなどフィンランドの保育経験者、日本の保育経験者の目線での情報を発信していきます より詳しい情報、ご連絡など→HP https://www.workshop-omena.com/

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