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子どもがいうことを聞かなくて困っていた過去の私へメッセージ

5歳の子どもがいます。毎日言うことを聞かなくて困っています。例えば、朝、保育園に行く時間になるとゲームをやりだしたり、寝る時間なのにいつまでも寝ないで遊びたがったりします。そんな子どもに感情的になってしまうこともあります。どのようにすれば、言うことを聞いてくれるようになるのでしょうか。

引用:https://toyokeizai.net/articles/-/384596

この悩みに対する答えの記事をTwitterで見つけました
私は読んでみてフムフムと共感しました

今回はあえて具体的な方法を挙げるのではなく、より根本的で本質的なアプローチについて、お伝えします。それは、「親の考え方が変わる➡親の感情が変わる➡子どもへの声かけや態度が変わる➡子どもが変わる➡親の気持ちがさらに変わる」というサイクルを知ることです。

具体的な声かけや行動を提示して子どもの行動を変えようとするのではなく、一番の根っこにある部分から見直しましょうということが書いてありました

例えばメイクがうまくのらない
顔色が悪く見えるからファンデを多めにのせて
ハイライトとチークで顔色をよく見えるようにしたりするより
日々の睡眠をしっかり取って自分に合ったスキンケアをする

メイクで何とかカバーするのではなく
本来の肌の調子を整える根本的なケアから見つめ直しましょうと言っているような感じだと私は捉えました

でもリプライを読んでみると
「で?結局どうすればいいの?」
と実際にどのように声をかけたらいいのか
どんな行動を取ったらいいのか具体的な例をあげて欲しい
わかっててもできないから救いを求めてこれを読んだのに…
という声があり
いますぐこのトラブルを解決する方法が知りたい!という
お母さんたちの悲鳴のようなものが見えました

しかし記事には一番最初にこのように書いてありました

どの対応が正しいか、間違っているかと判断することは容易ではありません。なぜなら、子どものタイプ、親のタイプによって方法はさまざま異なるため、一様に「この方法をされるといいですよ」と答えることはできないからです。

そう、子どものタイプによっても親のタイプによっても様々

もう起きてしまった肌トラブルを隠すためのメイクの技術を知りたい気持ちもわかりますが、肌トラブルが起きないベースを作ることをしなければそのトラブルは何度でも起きます
そして肌タイプは人それぞれ。いろいろなタイプの人がいます
日本人は”敏感肌”が多いので多くの人は”敏感肌”用のケアを一般的だと思いますが、同じ”敏感肌”用でも合う化粧水と合わない化粧水がありますよね

だから自分にあったものは自分で探すしかないと思っています
みんながいいという教育法も親や子どもの”肌”には合わないかもしれませ

そして全ての人に効果のある魔法のような化粧水もありません

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まずは自分を知る

顔色の悪さをカバーできるファンデーションを買おうにもまず自分がどんな肌の色が合うのか知らないと買えないですよね

そしてその肌の色や質は人によってそれぞれ違う
人と自分は違う

この当たり前が案外難しいものです
「自分はこれでうまくいったのにできないのはおかしい」
「みんなこれができているのに自分はできないからダメだ」
と人と自分を比べたり、自分の価値観を人に求めたりします

実際私は保育士の免許を持っていて
学校で勉強していても
いつまで経っても自信がありませんでした

それは周りと比べてできないことや
周りのポジティブな声は聞かず
ネガティブな評価ばかり気にしていたから

やっと子どものことがわかってきた!と思えたのは
10年目を過ぎてようやくこの
人と自分は違う
という基本が体に馴染んできたからです

フィンランドでは幼児教育の段階からこの
人と自分は違うということを丁寧に丁寧に子どもに伝えています

まだ新人の時はこの質問者の方と同じように

他のクラスに遅れを取らないようクラスをまとめなきゃ!
他の先生だと言うことを聞くのに私だと言うことを聞かない
なめられてるのかも…もっとちゃんと怒らないと
と毎日ガミガミ言い過ぎて

「先生うるさい!」と子どもに言われたことがあります
そして自分の保育に自信がなくなり
子どもに嫌われてる気がして
自分もクラスの子どもたちが好きだとは言えない
どうしたらいいのかわからないから逃げ出したいけど逃げられない
何なら会わずにすむ方法はないかと考えていました

そしてうまくいかないから
「周りのみんながいいっていうならこれがいいのかも」
「他の先生はこうしてうまくいってるから自分も同じ方法でやろう」
「この先生がこういったからこれからはこっちでやろう」

と、新しい情報やうまくいく方法に飛びつき
他の先生に嫌われないように、怒られないように
発言力の強い先生のいうことに合わせて
あっちにフラフラ
こっちにフラフラと
他人の発言に左右されていました

今、過去の自分に声をかけるなら
自分は自分だよ
と言います

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過去の自分へのメッセージ

あなたはあなたの保育観を持って
誰の真似でもない自分の大切にしたいことを考えてみて
それは他のクラスと同じように子どもをまとめることがいい保育なの?
他のクラスに遅れを取らず年間計画を達成できることなの?
誰かの考えた理想の先生像じゃなくて
誰かが行った学校の話ではなくて
自分がなりたい先生像を考えて

“他“と比べるんじゃなくて
“誰か“がいいと思うことじゃなくて
今、目の前にいる子どもの声を聞いて
そして何より自分の心がしたいと思っていること
自分の気持ちを大切にして

そんなの考えられない
っていうならきっと考える時間と心の余裕が必要なだけ
自分が疲れていることに気づかないほど頑張ってるんだね

たくさん寝て
いっぱいダラダラして

ダラダラしてる暇がない
やらなきゃいけない持ち帰りの仕事がいっぱいある!
って言うだろうね

大丈夫
ダラダラしてからやれば

自分が頑張れば頑張るほど子どもは窮屈だから
のんびりする時間を作ろう

ぼーっと子どもを見てみたら案外よく見えるかも!

大丈夫!

子どもがいうこと聞かないって思うのは

子どものことを一生懸命考えてるから

子どもも私ももう十分頑張ってるから

一回肩の力抜いてみよう

yakko


omenaのワークショップが目指すもの

フィンランドワークショップomenaは
そんな悩んで迷っていた時に
自分が欲しかった場所を作りたいと思い
フィンランドで出会ったchisatoと一緒に作りました
そんなomenaも本日で1周年を迎えることができました

活動を初めてすぐ、この世界的なパンデミックにより
当初予定していたような活動ができず
試行錯誤の日々でした
それでも1年間続けてこられたのは
omenaのことを支えてくださった皆さん
ワークショップに参加してくださった方々のお陰です
本当にありがとうございます
そしてこれからもたくさんの企画を予定しておりますので
どうぞよろしくお願いいたします




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