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フィンランドのポジティブ教育を体験してみた

ポジティブ教育という言葉を知っていますか?

この言葉だけ見ると

なんとなく熱血で明るい先生が

「いいじゃんいいじゃん!みんなのいいところ出してこ!」

と言っているようなイメージが私にはありました


インドアでそんなに社交的でない私には

この「ポジティブ教育」という

単語だけで勝手に胸焼けするような

イメージ(笑)


単語は知っていても食べず嫌いを

貫いていたのですが

一緒にワークショップをやっている

chisatoがこのポジティブ教育の会社で

インターンをしていたこともあり

自然と入ってくるようになった

ポジティブ教育の情報を聞いてみると

意外や意外。

全く胸焼けするようなものではなく

想像とは全く違うものでした


実際に受けてみたポジティブアイデア


”フィンランド流 自分の取扱説明書の作り方”

というワークショップをしたときに

自分の強みについて考えるワークがありました

自分のいいところや

特技、長所を書くワークシートが出てきた瞬間

「あー…苦手なやつだ」

と逃げたくなりました


昔から自分のできないことは次々と

溢れるほど出てくるのに

長所と言われると全く筆が進まず

履歴書を書くときにも悩むヤツ!


でも、やるしかないかぁ…

とワークシートを自分で埋めていくのかと

思いきや!

かわいいカラスの絵が描かれたカードが

出てきました

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そのカードには26個の強みが

書かれていて

そのなかから1枚選ぶと

「色々な視点から物事を考えられる」

強みを持っていますか?と聞かれました


他のやり方があるかな?と考えてみたり

苦手な人の中に許せるところを見つけることができる

ツラいことがあった時もその中から光を見つけられる

そんな力をアナタは持っていますか?


行き詰まったときにさっさと諦めて

他の方法に切り替える力はあるかもしれない

でも、苦手な人がいると完全に

心のシャッターを閉めてしまうから

私はこの「いろいろな視点から物事を考える力」

はないと思いました


しかし、ポジティブの考え方では

全ての人がこの力を持っていて

今まで経験してこなかったり

意識することがなかったら

1から10のレベルで見ると

今は2かもしれない

これから練習することで

これを5、8、10にして

使いこなしていく

その方法を一緒に考えるのがポジティブ教育の

アイデアだということを学びました


私は胸を張ってこれができる!と言えない

10だ!と言えないために

自分はこの「いろいろな視点から物事を考える力」

のスキルは0。全くないものだと考えてしまいましたが

そう思えば6くらいあったのかもしれない


また、そのスキルを伸ばすためには

どんなことに取り組んだらいいのか

というアイデアもカードに書いてあり

自分でも気付かぬ強みを見つけることができました


他にも「好奇心」「度胸がある」「創作力」

など26種類もあれば

どれかは胸を張って10点満点と言えるものもあり

「あれ?意外と自分ってこんな長所あるんだ!」

とまさにポジティブに自分のことを捉える

ことができました


今こそポジティブ教育を日本に!

保育士をしていたとき

保護者会で

「名前とお子さんのいいところを紹介してください」

と言ったことがあります

すると、すぐに出てくる人は10人中2人で

「悪いところはすぐ言えるんですけどね」

と考え込んでしまう保護者の方もいました

そこで保育士が

「〇〇くん、遊びのときに率先して

アイデアを出して

みんなをリードしていますよ」

「友達が転んだときにすぐに

大人を呼びにきてくれて

消毒している時もずっと

そばについていましたよ」

と話すと

「そんなことしているんですか!?」

とびっくりすると同時に

「家では全然悪さばっかりで…」

と謙遜される方もいます


日本では我が子を褒める

自慢するようなことは

ネガティブに捉えがち

人間関係を円滑にするためにも

相手より下手に出ることが

よしとされる文化があります


実際に「うちの子なんて

全然できないから〜!」

「〇〇ちゃんの方が優秀」

と人前で言われたり比べられた

経験がある大人も多いのではないでしょうか?

「私なんて全然!」

「〇〇さんの方が私なんかよりよっぽど…」

と、子育てだけに限らず

大人の社会の中でも

自分を卑下したり謙遜することがあります

本心ではそう思っていないとしても

正直傷つきますよね


でも、そうした文化があるのは事実

言わないようにしようと思っても

自分がそのような環境の中で

育ってきたのであれば

どうしたら他の言葉に言い換えられるのか

どうしたら良い面が見られるようになるのか

練習が必要です


フィンランドのポジティブ教育


ポジティブ教育は

ポジティブ心理学を元にした

フィンランドのアイデアですが

主に保育園や小学校の中で使われています


知識を詰め込むのではなく

自分にどんな強みがあるのか

まだ育っていない強みとは何か

友達にはどんな強みがあるのかを考え

自分の強みや友達の強みを

生かして学習につなげていく

自分の強みがあればあるほど

自信になり、意欲につながる

そんな心を育てる教育が

これから先の見えない時代を生きていく

子どもたちに必要な力だと

思っています




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ポジティブ教育についてもっと知りたい方や

実際にカードを使ったワークをやってみたい方

自分の強みを知ってみたという方へ

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