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ベトナム“Em Chị”問題

2019.04.14
2020.10.10 Rewite

Mỗi ngày  Chị thức dậy 4 giờ.

Everyday I woke up at 4 am.
おはようございます。現地でベトナム語教室に通って約9か月ほどになりますが、まったくと言っていいほど現地では通じません。伝わらないと心が折れます。それでも諦めない。Lerning language is long journey.「阿波の班長」です。

間違えると大変なことに!? ベトナム「Em Chị 問題」

さて、今日は「越南職業婦人」として外すことはできない「Em Chị(エムチー)問題」についてお話しします。
なにぶん、まだまだベトナムについては勉強中の身です。間違っている部分も多々あろうかとは思いますが、私がこれまでに体験したこと、聞いた話などをまとめていきます。

日本より多いのではなかろうか、人称代名詞。

ベトナムでは、人称代名詞がものすごく厳密で、細かいです。1歳年齢が違っただけで、そこには海より深い「人称代名詞の壁」が現れます。

祖父・祖母世代=ông・bà
父・母世代=chú・cô
ちょっと年上=anh・chị
ちょっと年下=em
お子さま世代=cháu

自分と相手にどれくらいの年齢差があるかで判断し、人称を使い分けます。
ちなみに「この年齢差って、どうやって見分けるの?」とVN友人に尋ねてみたところ、「見た目の感じ、雰囲気で判断する」のだそうです。意見には個人差があります。主観じゃん。超主観じゃん。

ベトナム語で「こんにちは」=Xin chàoですが、こちらはド丁寧な表現です。基本は「Chào+人称代名詞」でOK。例えば、自分より年上の女性に「こんにちは」するときは、「Chào chị(チャオ チー)」と言います。「私からあなたへ」的なイメージで「Em chào chị」でも可。
ここで、「Em(年下・お嬢ちゃん)」と「Chị(年上・お姉さん)」を使い間違えると、大変なことになるわけです。失礼に当たるということです。
私が通っているベトナム語教室。先生は私より年下の女性です。
レッスン開始時には「Chào em」「Chào chị」から始まります。
先日、旅行でベトナム国内をひとり旅しまして、そのときは自分より年上の人にばかり会っていました。自然、私がem.
いろいろな場所で、「Chào chị」とあいさつをしていたわけです。

そして旅から戻り、最初のベトナム語教室。
初手からうっかり「Chào chị!」と元気にあいさつしちゃって、先生に「eeeeem!」って、睨まれたよね。もちろん、冗談まじりにですが。
その後のレッスンでも、何度もchịと言ってしまって、訂正されまくりました。だって!ひとり旅中は!ずっとemだったんだもん!
旅の中で出会ったベトナムの人からも、二言めには「Bao nhiêu tuổi (How old are you)」って聞かれた理由がわかったような気がします。
ベトナムを訪れる際は、「Em Chị問題」に充分ご注意ください。
レストランなどで店員さんを呼ぶときは、大きな声で「エモい!(Em ơi)」と叫びましょう。

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