"知りたい？" あなたを成功に導く言葉の作り方。 「伝え方が9割」佐々木圭一 #4
あなたの家族が、いつもムダな電気をつけっぱなしだとします。
「ムダな電気を消して」と言っても聞く耳を持ちません。
なんと言えば、消すようになるでしょうか？
「電気を消せば、星が見えるよ」
こーゆーロマンチックでちょっとくさいセリフ好き。笑
今回も起業の勉強をすべく読んだ本を紹介します！
一見、起業とは関係なさそうなタイトルの「伝え方が9割」は、ざっくり言うと、伝え方次第で相手のリアクションを良いものにできる！と言う本。
著者の佐々木さんはコピーライターとして、数々の賞を受賞されている方です。ただ、元々伝える事は得意ではなかったそうで、何年もかけて、相手を震えさせるような言葉の作り方(レシピ)を編み出しました。
沢山のレシピの中で、特に誰でも明日から使えそうなものを何点かピックアップしてご紹介しようと思います！
1,頭で思った事をそのまま口にしない
僕もそうですが、頭で思った事をすぐに口にしてしまいます。
何がいけないのか？
それはその言葉の多くが、自分にしかメリットがないからです。
例えば、コンビニのトイレ。
「トイレをキレイに使ってください」
これでは、コンビニの経営者のメリットでしかありません。
言葉を作る前に、一度立ち止まり、相手の頭の中を想像しましょう。
・相手の好きなことは何か？ ・相手の嫌いなことは何か？
「相手のメリット」や、「相手が避けたいこと」を考える習慣をつけると、あなたの言葉は相手にとって魅力的になるはずです。さらに、その習慣はあなたの性格をより良いものに変えるでしょう。
また、感謝をされると断りにくいという人間の真理もあります。
「トイレをキレイに使っていただき、ありがとうございます」
このように書けば、トイレを綺麗に使ってくれる人が増えます。
こちらのお願いしたい事(トイレを綺麗に使って欲しい)は同じなのに、伝え方の違いで結果が違ってくるのは面白いです。
2,ジェットコースターの原理
ジェットコースターの原理とは、言葉に高低差をつけてあげる事です。
どういう事か？
例えば、「あなたが好き」を
「嫌いになりたいのに、あなたが好き」
と言った方が高低差があり、グッとくる言葉になります。
また、デートのドタキャンの場合でも、
「ごめん、仕事が入っちゃって。でも、もっと会いたくなっちゃった」
と断られると、逆に2人の間の障壁が恋を燃やす気がしませんか？笑
(これはジェットコースターの原理ではない)
ルールとしては、伝えたい事(あたなが好き)を決めてから、その前に否定の言葉を置く事で、言葉に高低差をつける事です。簡単ですよね。
3,赤裸々方
「赤裸裸法」はあなたのコトバに、体温を感じさせ、ときに詩人のようなニュアンスをつくりだすことのできる方法です。
「くちびるが震えてる。あなたが好き。」
普段は意識せず、言葉にしないような部分をあえて言葉にしましょう。
例えば告白する時、あなたの顔は赤くなり、手に汗をかき、足は震えているかもしれません。その、普段言葉にしない言葉を使う事で、体温のある、心のこもった言葉になります。
コピーライティングの面白さ
今回は3つ紹介しました！
まだまだ本に沢山の言葉のレシピが載っているので読んでみてください！
人は1日平均22回お願い事をするらしいです。
伝え方を意識する事で、少しずつ結果を変えていけると思うと、言葉を作る事が楽しくなりそうです。
今までの生活で、意識した事があまりなかったですが、コピーライティングの持つ力は面白いし、強大だなと思いました。
ドラマや映画のセリフ、政治の演説、至る所にある広告のキャッチフレーズ、ヒット曲の歌詞、、、
意識して言葉をみて生活をすれば、人生はもっと華やかになるんでしょうね。
そんな事を想像してみると、これから街を歩くのが楽しみです。
新時代を生き抜くヒントはここにあります。あなたの応援は無駄にはしません。ありがとう。