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ヘルスケア・ウェルビーイング領域に特化したビジネスインキュベーター「WOMB(ウーム)」始動!

日本初!ヘルスケア・ウェルビーイング領域に特化した起業家を支援するビジネスインキュベーター「WOMB(ウーム)」の初年度・パイロットプログラムが2020年5月、遂に始まりました。

今回はプログラムの内容やWOMB設立に込められた想いをご紹介します。

プログラム概要

WOMB Business Incubatorは、広義の健康「ウェルビーイング(Well-being)」の社会課題の解決を目指す起業家を支援する10か月間のインキュベータープログラム(オンライン)です。起業に対する必要な知識だけでなく、領域の起業に必要である事業理念の作り方や業界特有のティップスなど、講師のセッションを中心に、1年後に事業を生み出す「覚悟」と「基盤」を作り上げます。 

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設立に込められた想い 生む・熟む・産む・WOMB


WOMBは、英語で「子宮」を意味します。生命を育む場所。私たちはビジネスを生み出すこのプログラムの場に「WOMB(ウーム)」という名前をつけました。

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健康についての課題は、誰しもが直観で感じているものの自分では解決できないとあきらめていませんか?確かにヘルスケア領域の起業は、法的課題のクリアや安全基準の整備、倫理面の議論が不可欠で、一人の力だけで成し遂げるのはとても難しい分野です。

だからこそ、私たちは多くの人に見守られなら、じっくりと時間をかけてビジネスを育てる場を作りたいと思っています。 私たちはWOMBプログラムを通して次のことを見い出しながらビジネスを構築していって欲しいと思っています。

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Founder 奥田浩美の想い

奥田がこのプログラムを始めようと思ったかという背景を5月のキックオフでお話しました。その内容の一部を抜粋してお伝えします。

※5月19日開催の公開イベント「起業の前に考える3つのWhy」の講演内容より抜粋

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⒈スローな歩みをするプログラムの必要性。

WOMBでは、プログラム開始から3ヶ月程度で、大枠の事業の方針を決めればいい。今までスタートアップのど真ん中のアクセラレータに関わっていた私としては、「とにかく速度!」「とにかく規模!」「とにかく・・・」っていうように、大きなもの、早いものをずっと目指してる限り、今まで介護士をしてた人、あるいは、医者をやりながら傍らで何かをやりたいというような人は、本業を捨てない限りいつまでたっても、「ど真ん中」に来れないと思っていたのです。WOMBのチャレンジャーは、それぞれの人の背景を生かして、10ヶ月かけて、「私が社会に貢献できる事っていうのはこれです」と。蛇行しながらでも、絶対自分の中心にビジネスになる何かを持ってる人を選んだつもりでいます。                    

⒉チャレンジャーと呼ばれるウェルビーイング・ヘルスケア領域の課題に取り組む起業家への想い。

第一回のチャレンジャー向けのセッションで、ワークショップをやりましたけれども、何か本人が思ってる以上のものを、皆さんそれぞれが専門家として持っていることに気づいたのではないかと思います。専門家って普段、専門家だけの中にいることが多いので、その人たちは当たり前だと思っている。今まで精神医療やってましたとか、介護やってましたみたいに、それがその中では当たり前。でも外から見たら、例えば、その分野の新たな領域で「ビジネスと繋いできた人は誰もいない」って時に、当たり前と思っていた知識がビジネス的視点で見たら、自分の価値をあげられることってあるよねっていう。外から見たら価値がすごく高いのに、本人たちはこれをできるのはうちの業界だったら当たり前です、みたいな価値をもっと「表」に出したいなっていうふうに思います。課題自体もそうです。
今回のWOMBプログラムに関して、私達がものすごく自信をもっているのが、これだけ背景が異なる、社会と近いところにいた人が、やっとビジネスの中心の扉ぐらいに来てくれたんだというイメージのプログラムになりそうな部分です。
こういう場がなければ、一生、起業をしなかったんじゃないかなっていうような人達も参加してきてくれたことが嬉しいです。「この人は、このテーマは、ビジネス的には難しいんじゃないか」ってそうやってこれまで切り捨ててきた分野の人も集まっています。だからこそ、生み出すために「十ヶ月ぐらいゆっくりおなかの中で入ればいいじゃない」と思って始めました。

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ビジネスって、作り上げて生み出した時に、すぐ「お金を生み出しなさい」みたいなことを社会が言うじゃないですか。本人もそう思い込んでいます。でも、実際、赤ちゃんが生まれてきた瞬間に「歩け」「稼げ」って言わないですよね(笑)。なのに、ビジネスに関しては、なぜ事業を生み出した瞬間から「歩け」って言うんだろうって。将来の社会にとって必要なものであれば、支えてくれる人や支えてくれる他の会社があれば、「5年ぐらい失敗してもゆっくりと歩き始めなさいよ」みたいな。支え合いの起業みたいなものもあってもいいんじゃないかなって思っています。長いスパンでやりたい人もどうぞっていう形を考えてます。

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⒊多くの方々のサポートで成り立つプログラム。

私自身、人生の中で失敗をたくさん積み重ねながら、私の周りにはものすごい仲間と応援団がいます。私のこれまでの人生での一番の財産はやっぱり「仲間」だと思っています。私は、このWOMBプログラムっていうのを、ある意味の、私のネットワークの「生前贈与」という風に、ボードメンバーにも言ってるんですけれども。志ある人にそういう人のネットワークをシェアしていく。私の財産は仲間なのですから。ネットワークって独り占めしてても全然面白く意味あるものにならないので、ある一定の期間に若い人といろんな社会の人にどんどんどんどん回していけるプログラムが作れたいいなって思って、私はこのWOMBプログラムを生みだしました。

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公開ウェビナーのご案内

「ウェルビーイング(Well-being)」の社会課題の解決を目指す起業家を支援する10か月間のインキュベータープログラム。先月遂に始動し、6月23日(火曜)20時〜第2回目の公開ウェビナーが開催されます。WOMBの活動に少しでも関心を持っていただいた、一人でも多くの方に、ウェルビーイング・ヘルスケア課題を解決するための輪に参画いただけると幸いです。ウェビナー参加チケットのお申し込みはこちらからお願い致します。

6月23日ウェビナーチラシ


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Writer:Co-founder 竹之下千尋                    (ヘルステック・フェムテック 海外事例担当) Facebook Twitter Instagram

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