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社外取締役にはどうやったらなれますか?というご質問について

こんにちは!
WOMAN COLLEGE(ウーマンカレッジ)代表の黒田佳奈子です。

今回は上場企業の社外取締役としての話を少し書きたいと思います。

この時期、アイスブレイクは株主総会の話題

先月は株主総会のピークでしたね。
他社の社外取締役の皆様と集まってお話しした際にも
まずは「株主総会いつですか?」というような話題になりました。

お互いルールがありますのでもちろん詳しい話はしませんが、
総会の話題は上場役員のお決まりのアイスブレイクかもしれません。

私が社外取締役を拝命していますミヨシ油脂株式会社は
長らく東証一部にあり、今年に入って東証スタンダード市場を選択していますが
12月決算のため3月には株主総会が終わっています。

最重要イベントの1つですので、事務局がご用意くださった想定問答集に事前に目を通しながら、自分なりにも「こういう質問が来るかもしれない」といくつか想定を加え、準備をして臨みます。

・・・と淡々と書いてみましたが、毎回の質疑応答の時間では緊張でドキドキしています😄

どうすれば社外取締役になれるか?①

近年、女性社外取締役は大変注目されていますし
女性に限らず、社外取締役に求められる役割や期待が急速に高まっています。
女性幹部を増やす取り組みをしてきた当社ウーマンカレッジの立場からも、将来的な内部の役員を増やす布石としてとても意味のあることだと思っています。

明確なプロフェッショナル領域をもっていらっしゃる弁護士、会計士の方が就任されるケースは、現在でもかなり多いですが、最近では私のような事業家が候補となることも一気に増えましたね。

その中でよく「どうすれば社外取締役になれますか?」という質問をいただきます。私自身も、これから自分の貢献の場として、社外取締役は積極的にお引き受けしたいと思っている1人です。
私よりもたくさんご経験されている方々も「目指すものではなくご縁だから」と仰ることが多いですし、最終的にはそうだろうと私自身も思いますが、チャンスを引き寄せるために積極的にできることはあると思います。

例えば、まずはシンプルに社外取締役の紹介会社に登録するという方法があります。(その選択肢かい!とツッコミをいただきそうですが💦)
色々な先輩に聞いてもこの意見は出てきます。女性の場合、Waris社やジョトリーなどのサービスを最近はよくお聞きします。
その際に、PRできるご自身のスキルを明確にしておくと良いと思います。
最近は取締役会のスキルマトリクスの開示が求められていますが、その中で足りないパーツを持っていることを示せれば強いのではないでしょうか。

私自身はと言えば、紹介会社ではないのですが、日本取締役協会に会員として登録いただいています。

日本取締役協会 総会の様子 高市早苗さんとも会話の機会をいただきました

どうすれば社外取締役になれるか?②

2つめに、社外取締役として活躍されている方と親交を持つということも良いと思います。これまでは社外取締役を長く務める方も多かったのですが、4年~6年ほどで退任する方が理想的だとも言われていますので、候補者が増えてきている昨今、交代も加速するものと思います。

その場合、後任として、既に社外取締役を務めている方からご紹介いただくというケースもあるでしょう。特に女性候補者は、まだまだ少ない実情がありますので、声を掛けられやすくなるかもしれません。
いざ候補者選定という段階で名前を挙げていただけるように、社外取締役だけではなく、もちろん代表を含めた取締役との日頃からのご縁を大切にすることが大事ですね。

・・・と、当たり前の話でしたでしょうか(^^
実際はそういうことなんだと思います。

1つ1つのご縁と仕事を大切に・・・

先日、冨山和彦さん(経営共創基盤 IGPIグループ会長)が、
”必要な取締役の要件を持っている方に就任してもらいたいなら、口説くために3年や5年を費やすのは当然”
と仰っていましたが、
それくらい時間をかけてご縁を育んでいくことが大事なのだと思います。

私の場合は、社外取締役に声を掛けていただく3年ほど前から、何度か役員の皆様とお仕事をさせていただく機会があり、
仕事終了後1年ほどしてから、社外取締役候補の選定の際に名前を挙げていただいたようで、打診を受けました。
光栄なことです。

何をおいても、日頃から1つ1つの仕事とご縁を大切にしていくことが一番大事だと思います。

社外取締役として高みを目指す皆様と一緒に


社外取締役に対して求められる役割と期待は急速に高まる中、本業をやりながらも常に学びのアップデートが必要です。
また、個社ごとに違う事情の中で教科書通りではない経験値の共有の大切さを感じております。

既に社外取締役をご経験されている方、また就任が内定している方など
ぜひ一緒に情報の共有をさせていただければ嬉しく思っております。

”学びと交流”をテーマとしている当社(株式会社ウーマンカレッジ)でも、社外取締役も含めた役員コミュニティの運営をスタート致します。
ぜひお問い合わせくださいませ。

https://www.womancollege.net

暑い夏に、心も熱く、頑張りましょう☀



黒田 佳奈子 (株式会社WOMAN COLLEGE 代表取締役)
福岡出身。10歳の時から「日本の学校をもっと良くしたい」と政治家を目指す使命感高めの子供で、官僚からの政界入りを目指して中央大学法学部に入学。官僚輩出のゼミに入るも、自分は20、30代で活躍できる場が向いていると思うようになり、起業指向へ。30歳での起業を目指し、卒業後は一部上場のコンサルティング会社に入社。新卒ルーキー賞の獲得、3度の全社表彰、リクルート社からの社外特別賞を受けるなどの成績をあげる。一方で、26歳でのリーダー職では年上部下のマネジメントに苦労する。その後、一度の転職を経て、30歳で最初の起業を実現。一般社団法人の設立から起業人生がスタートする。これまでに会社設立は3度経験。
うまくいくことばかりではありませんが、人のご縁に恵まれています。Z世代が注目される昨今、Y世代・ミレニアル世代の存在感を引っ張れる存在として「挑戦」をしていきたいと思っています!

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