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【カラダに優しい動き方①】 起き上がり編


こんにちは、ほけんがかりへようこそ!
担当のすぎちゃんです🌿

今回は『 起き上がり 』の動作のお話をさせていただきます。

が!初回ということで、
「 カラダに優しい動き方ってどういうこと? 」
っていうお話を、ちょこっとだけさせていただきますね(^_^)

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こんな方にオススメ💡
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👉産後や開腹術後でおなかに力が入らない
👉腰痛を予防したい
👉ぽっこりお腹を予防したい
👉尿もれ予防
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私は普段、理学療法士として病院に勤務し病気やケガをした方のリハビリに関わっています。
病院というだけあって私が普段関わるのは、既に病気やケガをした後の方。
その後の回復はもちろんですが、そもそも病気やケガを予防できたらどんなに良いことか、と日々思っています。

そこで大事なことの1つが、カラダの使い方です。

“ あなたは、自分の起き上がり方について意識をした事はありますか? ”

○ おなかの力を使って真っ直ぐと

○ 横向きから肘をついて

○ うつ伏せから四つん這いになって

○ 足を上げて勢いよく

etc...

色々な方法があると思いますが、あなたはどんなタイプでしょうか?

実は、何気ない起き方がカラダに負担をかけてしまうことも😢

身体を鍛えたい!
引き締めたい!

と思うことってよくありますが、カラダに負担の少ない動き方って普段意識することってあまり無いような気がしませんか?

偏ったカラダの使い方や動きの癖が元となり
⬇︎
カラダのどこかに負担が集中
⬇︎
痛みやケガに繋がる

といった事もあります。

負担の少ない動きのポイントを抑えて、快適に動きましょう!

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ある論文を紹介し、それをもとに起き上がり動作についてみていきたいと思います。

今回 pick upした論文はこちら👇

中島らは、腹部手術後患者で観察されたベッドからの起き上がり動作について,腹 筋筋群への影響が少なく,力学的に効率のよい動作を検討することを目的とした。動作は,体幹回旋動作を基本に,1) 側臥位になり起き上がる動作,2) 柵を用いて起き上がる動作,3) 動作時間の延長した動作を設定し,筋電図,重心移動,主観評価を用いて比較検討をした。その結果,柵を用いて起き上がる方法が,起き上がる際の腹筋筋力の発揮力が小さく,重心移動から推測した効率のよい動作であった。また,動作時間の延長は,頸部を使った動作誘導と持続した腹筋筋力が必要であることがわかった。これらのことから,腹部手術後患者の起き上がりは,腹筋筋力に依存しない側臥位を用いた方法や,柵などの補助用具を用いた方法が適していることが示唆された。


噛み砕くと・・・


お腹を切る手術をした方が、痛み・お腹に力を入れにくい状況の中、どうしたら楽に起きられるか?検討しました。

身体を捻るようにして起きる方法3つ、

① 完全な横向きから起きる

② 柵を引っ張り手の力を使って起きる

③ ①+ゆっくり起きる

これらを、
【 どれだけお腹の力を使うか・移動量・動きやすさや身体の負担 】
といった観点で比較すると、

②の方法がお腹の力がさほどいらなく楽に起き上がれる方法でした。また、ゆっくりと起きる方法はお腹の力が必要なことがわかりました。

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まとめ
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☆ カラダに優しい起き上がりのpoint ☆

○ 横向きから起きる
○ 手の力を使って身体を支える(柵やベッドのふち など)

過度にお腹に力が入ると、時にぽっこりお腹を招いてしまったり、尿もれに繋がってしまう事もあります。

何気ないことですが、“ カラダに優しい起き上がり方 ” を意識してみてはいかがでしょうか☆?

記事を読んでいただきありがとうございます^_^

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