キラキラ✨ひかる 115_20240619
「ケーキは食べない」の裏に・・・
先日、姪っ子が11歳の誕生日を迎え、私がお祝いのメッセージを送る前に催促を受けてしまったという記事を書いた。今日はその後日談である。
私が姪っ子(仮称:メイ)に電話をした時、メイは家で一人、ママと弟(仮称:リョウ)の帰りを待っていた。私が「今日はご馳走かな?」と言うと「うちはケーキを食べんけん」と言った。
私が言ったご馳走というのは、夕食のことだったが、話題はケーキへと移った。「ケーキ食べんの?」「うん。食べん。その代わり、ママがサーティーワンアイスを買ってきてくれるみたいでそれを今楽しみに待っとる」「ふーん」
そっかぁ、バースデーケーキじゃなく、アイスなのね、とその時は思った。そういえば、サーティーワンアイスのCMもバースデーの設定だもんな。
ところが、この会話が後で重要なファクターになるとは、この時の私は知る由もなかった。
2日後、父の日のため、私は実家に電話をかけた。もちろん、大好きな父と短い会話をした後、その何十倍もの時間を母との会話に費やした。
「昨日、メイたちが来とった」
「そっかー、父の日で?」
「いんや、メイが誕生日だったけん」(笑)
やっぱり両親は祖父母として孫の子守りをすることの方が幸せだろうか。私はその幸せを提供してあげることはできないから、せめて娘として父と母に最大限のことをしてやる。
母が前日のエピソードを語る。
母は、メイに「ケーキを食べたかったんなら、ちゃんと言わんといけん。我慢したらいけん。後でそんな風に泣いたっていけん。今日はあんたの誕生日祝でしょ。今日だけはあんたが主役なんだけん、弟に遠慮したらいけん。」と強く言ったそう。
前日、メイは私に「うち(の家族)は、ケーキを食べん」と主張した。
でも、それは「食べない」ではなく、「食べられない」だった。
4人家族のうち、お父さんは甘いものが苦手で食べない。お母さんはダイエット中で食べない。弟も食べない。私だけが食べたい。でも「食べたい」と言えなかった。ママにもきっと「いらん」と言ったに違いない。
次の日、ばあちゃん家に行くことになっていた。ばあちゃんになら甘えられる。ばあちゃんになら「ケーキを食べたい」と言えると思っていたに違いない。
でも失敗に終わった。スターバックスが混んで席がとれなかったために、「ケーキを食べたい」と言い出せなかった。
自分だけ持ち帰りたい、という発想にもならなかったのだろう。
母はメイに「ちゃんと主張できる子になりなさい」という。
たしかに、メイは少しズネっとしたところがある(この表現わかるだろうか?方言?)
うちの母も私も相当自己主張が強いタイプであるが、妹はそんな環境の中、主張を遠慮してしまうタイプだ。メイはママに似たのかな?
それに両親や弟のことを思って、ケーキが食べたいと主張できないのは、何も悪いことばかりではないと思う。長女の性?私も長女だったから、我慢してしまうようなところ、ちょっとだけ分かる気がする。
とにもかくにも、まんまと騙された。
メイは「ケーキを食べられない(食べたくない)」のではなく「ケーキが好き」だった。
今度実家に帰った時には、一緒にケーキを食べに行こうと思う。
もちろん!チョコレートケーキ!(笑)
<1年前の”ほのぼの日記”>
困った時には必ず祖父が夢に出てきてくれる。祖父は死んでもずっと私の応援団長だ。最近、全然夢に出てくれないなぁ~
その代わり、やたらと熊に襲われる夢を見る。毎日のように「クマ出没」のメールが自治体から届くせいだ。熊に遭遇しませんように。
<2年前の”つれづれ日記”>
これ、お気に入りの記事。父の日に寄せて書いた父のこと。
タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗
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