キラキラ✨ひかる 157_20240804
タオルの思い出
今日は昭和の思い出を語ってみようかと思う。
というのも、先日、しんちゃんさんの「夏休みの思い出」という記事で、息子さんが初めて友だちの家に泊まりに行ったという内容を読み、私も友だちの家に泊まったなぁと思い出したからだ。
これはただの思い出ではない。母との確執が生まれた瞬間だ。母はいまだにこの時のことを根に持っており、時々話題に出す。
あれは高校一年の時だった。度々出てくる友人(スミ、カレー事件など)の家に泊めてもらった時のことだ。
スミの家は自営業でお父さんは社長さん。お母さんは社長婦人。お兄さんは専務だったかな?というとこで、スミは社長令嬢であった。
普通の会社員家族に育った私は、スミのことがちょっとだけ羨ましかった。
スミの家は洋風でオシャレだった。今となっては完全和風の我が家は最高だと思うが、当時は、無いものねだり。憧れでしかない。
驚いたのは、タオルだ。
トイレや洗面所にブランドもののタオルがかかっていた。
うち?
近所の酒屋からもらった名前入りの白いタオル。
おじいちゃんが庭木の手入れの時に首に巻く、あれだ。そしてちょっと黒ずんできたら、雑巾にされるアレだ。
私は家に帰って母に「どうだった?楽しかった?」と聞かれて、涙目に抗議した。
「なんでうちのタオルは酒屋のタオルなのか!」と。
不意打ちを食らった母は娘の攻撃にひどく傷ついたらしい。
こうやって私は母をカミソリのようにジクジクと悉く傷つけてきた。
今では、言わなきゃ良かったと後悔しているし、反省もしている。
だが、この話題を墓場まで持って行くぐらいの勢いの母は、絶対にこの出来事を忘れないし、いまだに私を非難する。無駄に傷つけられたと。今は私の方が傷ついているというのに。
まぁ、これは私が一生背負わなければならない懺悔なのだろう。
ところで我が家(実家)ではいまだに白いタオルがメインで使われている。まぁ、それでいいんじゃないかと思う。ぶっちゃけ使いやすい。気を遣わなくて済むし。お客さん用には綺麗なのを出せばいい。タオルって結構もらいものが多くて、溜まっちゃうから、こだわりたくてもこだわれないのがホントのところかな。捨てるの勿体無いし、消費量が追いつかないよ。
友だちの家に泊まった話で、思い出があるのは、保育園の時。
仲良くなった友だちの家がペットショップだった。
ペットの臭いが強烈で、十分に息ができなかったこと、夜中ずっとギャンギャンうるさくて、全然眠れなかったのが、いい思い出だ。こんなうちもあるのかぁと思った。
中学の時は、別の保育園の友だちのところに泊まりに行って、カルチャーショック。中学にもなると情報量に差が出てくる、今みたいにインターネットがない時代だから、どんな人と付き合うかで得る情報が異なる。
当時まだアイドル、マッチが好きだった私はかなりの奥手。
友人からBARBBE BOYSの「目を閉じておいでよ」を紹介され、さらに他校の女子中学生事情を聞かされた時には目が飛び出た。別の意味で眠れなかった。
まぁ、そんなこんなで、友だちの家に泊まって新しい世界を知ることができた、夏の楽しい思い出だ。
彼女たちは今どうしていることだろう。
<1年前の”ほのぼの日記”>
昨年の夏は実家に帰省していたようだ。
今年はいつ帰省できるかな?今のところ予定なし。
嫁いでから、お盆は必ずいるようにしていたが、今年はしかない。
義母に謝った。それにしても墓の掃除はしなきゃならなかったのに、できなかったなぁ。ごめんね、お義母さん。
タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗