このAllegro、虜になる。《Symphony No.73 1st mov》

ヨーゼフ・ハイドン
交響曲 第73番 ニ長調《狩》

細かいことは説明不要の名曲、ニ長調の第73番
穏やかな序奏、一定のテンポで安定感のある安心安全のAdagioパート
まずはゆっくり、ゆっくりと
劇場の始まりは静かに
でもワクワクも隠さない
ほら、ドキドキが高まる
形が見えてくる
幕が上がり始める、オーケストラが現れる
世界が始まる
・・・・・・・
244年の時を経ようとも
Allegroの世界へと切り替わる瞬間に古さは全く感じられなない
未来へ飛び立つ時
ハイドンの交響曲は時代を超える
世界が創造され、ハイドンの思い描いた音楽が次々と飛び立っていくさまは次の時代の音楽が生まれていく瞬間
この創造の瞬間が244年前であることを忘れてしまう
音符たちが飛び立っていく
ああ、新しい時代が始まる
遠く地平線の果てまで五線譜が続き
飛び立って行った音符たちが
ちょうど良いところに止まり
新たな音楽を生み出している
地平線の果てまで五線譜を追いかけよう
見えてくる次の時代の音楽
ハイドンの創造
世界の創造
さあ、Allegroの風に乗って
一気に進もう
合言葉はLa Chasse
狩りに出かけよう
まだ休むには早い
時代を超えた音楽の真髄を求めに行こう
音符たちと一緒に飛び立っていくのだ！
え？怖い？何を今更、パパハイドンが一押ししてくれるよ
さあ一緒に駆けあがろう、創造の旅へ