見出し画像

blur(ブラー)/これを聴けばまちがいない〈超定番〉10曲

ブラー、サマソニ2023にヘッドライナーとして20年ぶりの出演!
2023年7月21日(金)新作AL
『The Ballad of Darren / ザ・バラード・オブ・ダーレン』リリース決定!

※新作情報追記(5/19更新)※
ブラーの約8年ぶりとなる新作アルバム『The Ballad of Darren / ザ・バラード・オブ・ダーレン』2023年7月21日(金)全世界リリースされることが発表になりました。有名プロデューサーJames Ford(Arctic Monkeys, Foals, Gorillaz, Depeche Mode等)がプロデュースを手掛けています。

『The Ballad of Darren / ザ・バラード・オブ・ダーレン』アートワーク
UK出身フォトグラファーMartin Parrが手がけています

先行シングル「The Narcissist / ザ・ナルシスト」
2023年5月19日(金)より配信スタート!


ブリット・ポップ/UKロックの旗手として活躍を続ける、UKを代表する4人組ロック・バンド、blur(ブラー)。2023年8月19日(土)、20日(日)に開催される「サマーソニック2023」のヘッドライナーに決定、というニュースは全・洋楽(は言い過ぎかもですが…)ファンの大きな話題となりました。

しかし、blurって名前は耳にしたことはあるものの、そういえばちゃんと聴いたことない…そんなリスナーさんも沢山いる筈!ということで、ひとまず、これだけ聴いとけばなんとかなる!という思いを込め、“blurといえばの鉄板楽曲・全10選”をスタッフ独自目線で勝手に選んでみました。

初めて聴く方にも、リアルタイムで聴いてたけど最近ご無沙汰な皆さんにも、是非チェックして頂きたいリストです!(むしろスタッフも再復習しました)

それでは、10位から1位までどうかお付き合いくださいませ。


楽曲発表 (10位から1位まで!)

10位 For Tomorrow

1993年のセカンド・アルバムModern Life Is Rubbish / モダン・ライフ・イズ・ラビッシュより。当時アメリカを席巻していた、グランジ・ロックへのアンチテーゼとして、ブリティッシュ・ポップロックへの回帰を図ったアルバムとされる。
歌詞に登場するプリムローズ・ヒルとは、ロンドン市街地を一望できる風光明媚な高級住宅地の丘。

「現代の生活はくだらない(Modern Life Is Rubbish)」

といいながら、明日を迎えるため懸命に何かにしがみつく主人公が、ガールフレンドとドライブに訪れるのがこの丘。市街を俯瞰した彼らは、なにを思っただろうか。アルバム・ヴァージョンよりも長尺のシングル・ヴァージョンもおすすめ。Blur流の英国讃歌。

9位 There's No Other Way

91年リリースの記念すべきデビュー・アルバムLeisure / レジャーからのセカンド・シングル。アルバムはまだ確固たる「ブラー・サウンド」を模索中という感じで、当時のUKロック・シーンからの様々な影響が色濃く表れており、よく言えばバラエティに富んだ内容。
そんな中でこの曲は、80年代後期にシーンを席巻していたマンチェスター発祥のビートを導入、若者世代の諦念を代弁したような詞をどこかユーモラスなメロディラインでさらっと歌い、全英8位をマークするヒットとなった。
このあとのバンドの方向性に影響を与えた1曲といえる。

8位 The Universal

1995年にリリースされたThe Great Escape / ザ・グレイト・エスケープからのセカンド・シングル。
英小説がベースとなり、スタンリー・キューブリックが監督を務めた名作映画「時計じかけのオレンジ(A Clockwork Orange)」をモチーフにしたMV。近未来のサイエンス・フィクション的な内容の歌詞になっており、20世紀の視点から「これは来世紀(=21世紀)のことだ」と歌い、予言していたデーモン。気になる方は是非和訳サイトをチェック!

7位 Tender

1999年リリースの6枚目のアルバム13(サーティーン)収録。
ブリット・ポップぽさ、これまでのBlurぽさとは確実に一線を画した、リアルな手触りのブルーズ/ゴスペル調のソウルフルな一曲。グレアムがとる印象的なコーラス「Oh my baby~」が耳に残る。
デーモンが当時付き合っていた彼女(ElasticaのJustin)との別れを歌った楽曲で、今ではこのコーラス・パートはBlurのLIVEにて屈指のシンガロングが生まれるという。

6位 Parklife

1994年に発表された彼らの3rdアルバムParklife / パークライフの表題曲。
中期blurの傑作アルバムを象徴する楽曲で、90年代に大きなうねりをあげた音楽的ムーヴメント“ブリット・ポップ”のキーとなった作品といっても過言ではない。映画『さらば青春の光』にも出演したイギリスの俳優、フィル・ダニエルズがストーリーテリング(しゃべり)を担当するという、一風変わった構成の曲だが、極めてポップなサウンドと不思議なvibesの相乗効果が生んだ極上なUKオルタナ・ポップに仕上がっている。
当時のUKの(メンバーのファッション含む)空気感が感じられるMVにも注目!

5位 County House

1995年にリリースされたThe Great Escape / ザ・グレイト・エスケープからのトラック。
当時の所属レーベルが、対立構造にあったOASISの「Roll With It」と敢えてシングル・リリース日を同じにすることで話題を煽ったことで有名。
この戦いは「バトル・オブ・ブリットポップ」と当時言われており、結果としてセールスはOASISを上回ったものの、音楽性とは別のところでのある種の狂乱に巻き込まれてしまい、バンドの行く末、潮目を変えてしまったという皮肉的な楽曲でもある。

4位 Coffee And TV

1999年リリースの6枚目のアルバム13(サーティーン)収録。
ギタリストのグレアム・コクソンがリード・ボーカルをとるという異色の楽曲。行方をくらましたギタリストのグレアムを探す為に、彼の家族の代わりに牛乳パックくんが旅に出るという内容のVideo。キャラの愛らしさもあってblurのMVでは屈指の再生回数を誇る(Videoのオチにも注目!)
USインディへの系譜をありありと感じさせるジャキジャキなギターと、ローファイなサウンド、独特の浮遊感漂うメロディーラインはBlurならでは!

3位 Beetlebum

5thアルバムBlur / ブラーのド頭を飾る一曲であり、リード・トラック。「Beetlebum(ビートルバム)」=「くず野郎」というスラング。このころにはブリット・ポップというムーブメントは既に終焉に向かっており、それを打破する意味もあってか、ローファイで儚い印象の楽曲に仕上がっている。ドラッグ中毒になってしまったデーモンの当時の彼女を皮肉っているという説と、“The Beatlesに影響を受けまくり、The Beatlesを愛してやまない”当時のBlurとの対立関係にあったバンド、OASISをディスっているという説がある楽曲。ただ、OASISのリアム/ノエル・ギャラガー両兄弟ともに、「Blurで一番好きなのはこの楽曲」だと語るインタビューもあると…

2位 Girls And Boys

1994年発表、Parklife / パークライフ収録のダンス・ポップ・チューン。
BlurBlurたらしめたといって過言ではない楽曲。印象的なイントロリフと、ゆるくもキャッチーなベースライン、などなどブリット・ポップのど真ん中をいく一曲。MVもプールサイドやリゾートにて、享楽的なアクティヴィティにいそしむ男性/女性の映像を背景に、その前をバンドが黙々とプレイを続けていく合成映像ーーという、大変Blurらしい皮肉っぽい仕上がりに。

1位 Song 2

最強の“Woo-hoo”リフで知られる1997年にリリースされた、5thアルバムBlur / ブラーの2ndシングル。Woo Hoo Songという愛称で呼ばれることもある。
本国UKでは既に人気を確立した彼らが、チャレンジの地、アメリカにて確固たる戦果を挙げたこともあり、Blurといえばこの一曲を挙げるリスナーも多い。タイトルは諸説あるが、アルバムの2曲目だったことでDemo段階での仮ネームがそのまま正式なものになったという説や、曲の演奏時間がおよそ2分だったから、などなどいずれにしても、2に因んだエピソードがある。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

バンドは昨年から再始動し、世界的に大きな話題となっていたBlur
サマソニへの出演は2003年以来で、実に20年ぶりと上記でも書きましたが、来日公演としても2014年以来、約9年ぶりとなります。このタイミングを見逃してはいけないですね!!

※5/19追記:新作『The Ballad of Darren / ザ・バラード・オブ・ダーレン』、新曲The Narcissist」は勿論のこと、それまでに以下のプレイリストも忘れずにチェックしてみてください♪

Apple Music - はじめてのblur

Spotify - This is blur

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?