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治験

旦那さん 糖尿病網膜症のお話です
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なにせ糖尿病なので当たり前ですが、内分泌科と眼科の両方同時に治療する事になった。眼科に関してはとにかく急いで手術しないと失目してしまうので、すぐに眼科病棟に入院して内科の治療を始めたいところだけど、眼科の病室が満室。と言う事で、内科病棟で入院して、眼科の手術をする為の内分泌の治療を最優先して進めていた。

A1cが11あり、手術するには9まで下げないと危なくて手術出来ないとの事だった。
通常は1か月かけて1下げるくらいの調子で数値を下げていくのが体への負担も少なく、良い下げ方と教わっていた。

しかし、旦那さんの目は今すぐにでも手術しないと危ない状態だったのでS先生が、
「通常は一気にA1c下げると、新生血管が増えて出血しやすくなったり、網膜剥離起こしたりして危ないんだけど、あなたの場合、もう新生血管たくさん出来てるから、何本か増えたところでレーザーあてて出血止めていくし、網膜剥離は手術の時に治療するから問題ない。だから、A1c一気に下げても大丈夫と内科に伝えるから。」
と、言う説明を受け、手術に向けての内科の治療も始まった。

手術予定日までの間に網膜関連の治験も受けた。
年齢、性別、病状などの条件にピッタリ当てはまったらしく、治験の相談がきた。

治験。

テレビやニュースなどでは聞いたことあるけど、まさか旦那さんも自分に治験の話が来るとは思ってなく、どんなものなのか?どんな内容なのか?どんな事をするのか?など、良く話を聞いた。

内容は分かった。
そして、治験を受けられるのは、どちらか片方の目だけとの事だった。もちろん、どの様な結果になっても了承のもと、引き受けるか受けないか本人が決める。実際受けるとなるとすごい費用がかかるのだが、そこは治験なので、本人費用は無料だ。

少し考えてはいたが、少しでも見える様になる可能性があるならと、旦那さんは治験を受ける返事をした。

治験は薬を目に注射するとの事だった。
どちらの目に打つのか。と言うところで、今比較的良く見えている方にするのか、または見えにくい方にするのか。で、迷った。が、打った後にどうなるか分からない薬を見える方の目に打つ勇気はない。治験は見えにくい方の目に打つ事に決めた。


#糖尿病 #糖尿病網膜症 #闘病記  

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