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22歳で刑務所、28歳からの人生取り戻す旅part1

僕は大学生の時に、警察に捕まり裁判を受け懲役6年の実刑判決を受けました。
家族は母と兄の3人で暮らしていました。自分の人生がうまくいかないと思い犯罪に手を出しました。被害者の方々には謝っても許されないことをしたと思っています。
税金を使い6年間過ごしてきた私にとってできることは再犯をせずたくさん働いて税金を納めること、一人でも多くの人の幸せを増やすことだと思います。

罪名や内容は伏せますが、後々必要なら書く予定です。
2022年10月5日に出所しました。現在は東京の更生保護施設で過ごしながら貯金して普通の28歳になろうとしています。

私の社会復帰、最初の関門はスマホでした。今の世の中はスマホがなければ何もできません。働きたくても電話番号がなければ応募できない。端末さえない場合は求人の検索もできません。 
私は幸い、報奨金(刑務作業でもらえる給料みたいなもの1000~5000円/月)が少しあったので中古の端末を買い、なんとかfreeWiFiで日雇いの仕事を見つけました。 
でも「なんで番号ないんですか?」と聞かれ撃沈。
1週間まったく仕事ができませんでした。その間パンツ一枚から歯ブラシ眼鏡…いろいろなものが必要になり結果的に一か月で20万も使いました。
パソコンや眼鏡、こぎれいな服も入れると結構かかるものだと、この歳で初めて知りました。本当恥ずかしいです。

兄に「お前は世の中にでてないから何も知らない」と言われたことを思い出しました。

その後、兄にキャッシュカード等を送ってもらいなんとかスマホ契約。ここからやっと仕事が始められます・・・

周りの人に比べて何もわからない私。適当に嘘をつき今までニートだったとか、アルバイトしながら介護してたとか色々なパターンを話したのを覚えています。その時は毎日職場の人が違うのがありがたかったです。


私生活でもいろいろな苦労があります。まずすべての証明書を書き換えなくてはいけません。
・住民票(転入・転出届)
・免許
・銀行(キャッシュカードの再発行)
・クレジットカードの再発行
・健康保険の加入
・国民年金の確認

すぐにやるべきものでもこれだけありました。他にも
・散髪
・日用品
・服
・仕事着
などなど準備が必要でした。

刑務所のなかでは全員
「焼肉いく!」
「風俗いって気持ちよくなってやる!」
「チョコを山ほど買う」
「マックに行く」
と食べ物中心の願望をいうのですが、実際にはそんな余裕はありません。食欲もなく慣れない環境にすぐに気持ち悪くなり、頭痛や疲労感もでました。
1か月たった今でも、満員電車は怖いですし、食欲も昔には程遠いです。


1か月前の記憶を思い出して書いてみました。工夫をしながらこれからも書いていきたいです。
もし逮捕・刑務所・裁判等で知りたいことなどありましたらコメントいただければ次回以降に書いていきたいと思います。

よろしくお願いします。

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