普通の大学生が刑務所で過ごすまで。part3

皆様、この記事を読んでいただきますありがとうございます。

前回は拘置所での生活について書いたと思います。一般の人は決して知ることのない被疑者、被告人の生活について知って欲しいと思いこういった記事を書いています。

なぜかと言うと加害者は皆さんから死ぬ程、税金を奪っているからです。もちろん私も皆様のお陰で生きてこれた人間の1人です。だからこそ申し訳ないと思い、今頑張って働き少しでも社会に貢献したいと思っています。

税金の使い道は風呂や食事だけではありません。
・祝日に必ずでるお菓子
・夏はアイス
・年末年始はお菓子と折詰
・運動会でもお菓子
・文化祭でもお菓子
・運動で使うボールやプールの設備費
・私達が普段着る服
・石鹸歯ブラシ等日用品
・部屋にあるテレビ
・たまにやる映画

全て税金です。
今まで世間を騒がせた、殺人の犯人など今もそういった生活をしています。

この現実をどう思うのかは人それぞれだと思います。
「最低限の人権だ」
「犯罪者にここまでする必要はない」
など、当の私でも色々思いました。

中でも特にありがたいけど、申し訳無いと思ったのは
国選弁護人」
についてもらいお金を払わず裁判に出れたことです。普通に弁護士にお願いすれば何十万もかかります。

刑務所で会った医者の人は裁判の為に3000万程使ったと言っていました。(示談金含む)

犯罪を犯し罪のない人々を苦しめた我々が苦しんだ人々からもらった税金で生きる。申し訳なかったです。
「本当にすみません。」
そう思っていました。同時に受け取った以上の物を社会に返すと心に誓いました。

早く社会に出ることで被害者を苦しめるかもとも思いましたが、再犯せず社会に貢献し続けることができればいいと決断し仮釈放で早く出ることを目標に頑張りました。


少しさかのぼり起訴されるまでについて

書き忘れていたことがありました。警察や検察からの取り調べです。いわゆるカツ丼食べるやつです。(実際はお茶が飲める程度)
警察の取り調べはドラマのような感じではありません。最初ははったりをかまされて
「全部知ってるから、反省しているならいうべきじゃないか?」
と言われます。私はここで
「謝れば許してくれる。」
という教えを信じ、すべて話しました。しかしそのおかげで刑期が増えることになりました。普通の感覚なら償うために長くいるべきと思うかもしれませんが、やはり1日でも早く刑期を終えたかったので最初は後悔しました。今はこれでよかったと思えています。

その後は弁護士からの指示で何も話しませんでした。警察署や検察で話す内容は不利ななることはあっても有利になることはありません。

検察ではさんざん言われました。
「反省してないから黙秘なんてするんだ。」
「被害者なんてどうでもいいんだろ。」
「裁判で不利になるから。」
等々中には弁護士から抗議してもらったこともありました。

でもそれぐらいきついことを言ってまで私の証言を取りたかったんだと思います。

その後何の取り調べもしないのに何日も検察庁にい呼び出したりして嫌がらせも受けました。

[検察に行くと木の固いベンチにぎゅうぎゅう詰めに座らされ1日中手錠をされます。みんなそれが一番きついといいます。]

警察ではしゃべらないと思われて刑事さんとスターウォーズの話で盛り上がりました。皮肉にも留置場で一番楽しい会話は敵であるはずの刑事さんでした。(それほど他の被疑者は価値観が違いました)

これが拘置所に行くまで私の場合4か月も続きました。裁判までの期間でいえばこの頃が一番きつかったです。

次回こそ裁判の手前ぐらいから書きたいと思います。
よろしくお願いいたします。

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