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言葉の「正しさ」で人の心は動かない

コミュニケーションの目的は、最終的には、自分を理解してもらい、相手の行動を引き出すことにある。

だが、理論武装をして相手を説得しようとしても意味がない。
”論破”はできるかもしれないが、相手の心は頑なになり、お互いのメリットになるような行動を促すことは難しい。

人は「あの人についていこう」と思うとき、その人が「何を言ったか」ではなく、その人が「どういう人物か」で決めている。

オオカミ少年は、最後に真実を口にしたが、それまで嘘ばかりついていたので、村人が彼の言葉に従うことはなかった。

仕事やプライベートで自分の意見を尊重してほしいと思うなら、まずは「ついていきたい」と思われる人物になることを目指そう。

普段から、周囲の人といい人間関係を築いておくことで、初めて正しい事を「正しい」と認めてもらえる。配線必死の厳しい状況でさえ、黙って運命を共にしてくれるようになる。

結局、自分を理解してもら為に必要なのは、いかに普段から相手を尊重し相手に寄り添っているか、いかに相手の目線で世界を見ようとしているかに尽きるということ。

喧嘩をしていたり、きまずい関係の人がいたら、「相手に自分はどう見えているのか」を考えてみよう。

自分という人間がどんな印象を与えていると思うのか、書き出してみるといい。

どんな振る舞いを擦れば、関係を改善できるのかが見えてくる。

相手の立場で人間関係を考える事は難しいが、それこそが、人とのつながりを深くする本当の近道である。

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