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オンラインで学ぶ認知行動療法のスキル

 オンライン講座が普及したことによって、遠方に住んでいる方や身体的制約がある方にも講座が受けられるようになりました。

わたしはフリーランスでHSPの方々を対象にしたカウンセリングやワークショップなどをしています。心を扱うことが私の仕事。
 そして、(社)Cocololearningアカデミーの所属講師としてHSPカウンセリング講座も開催しています。
 ここ数年はカウンセリングも含め、オンライン講座がメインになりました。 対面のセッションや講座もボチボチ再開しています。

 オンラインを3年近く続けていますが、家にいながら一番遠くはハワイに住んでいる方、そして北海道や沖縄に住んでいる方とも気軽に話せる世界になったことを実感しています。



オンライン講座の良さ


 私自身、対面をメインに講座を開催していましたので、ZOOMでの講座の話が出た時には、『表情や、空気感とかが感じ取れないんじゃないかな』とか『オンラインの講座とか苦手だな』『上手くできるかな』と、とても不安に感じていました。

 実際にonline講座を始めて感じたこと
〇混んだ電車で息苦しい思いをすることがない。
〇荷物の重さ(何故かいつも大荷物になってしまいます)とも無縁。
〇うっかり資料を忘れても、家なので、すぐそこにあるという安心感。
〇ブレイクルーム利用などで、思った以上に受講生同士での親交も深まるということ。
〇画面上で様々な資料を共有できるので、思っていた以上に細かいところまで説明しやすい。

 気質が近い方々とのオンライン講座は、慣れた自宅でリラックスした状態で話せ、私自身にとっても気付きの多い癒しの時間だったりもします。

認知行動療法とは?


※ 認知とは⇒自然にわきあがってくる思考、考えのこと

医学者で精神科医のアーロンペックがうつ状態の研究をする中で1963年に考案されたもの。

本来誰もが持っている心の力を取り戻し さらに強くする事で困難を乗り越えていける自分の心の力を取り戻す方法です。

出来事→自動思考(自然と湧き上がってくる考え)→感情→行動の相互関係に注目し、物の見方(認知)に働きかけ心のストレスを軽くするものです。

●考えをしなやかに(視点を増やし)柔らかくし(柔軟に対応できるようにし)
悩む心を軽くしてストレスを減らす手助けをしてくれるものです。


🌟目標を叶える力としても応用できるスキル🌟


HSPカウンセリング講座とは

 講座は傾聴や認知行動療法をベースに学ぶ形になっていて、セルフカウンセリングやセルフマネジメントに役立つものです。
 また、HSPの概念を提唱したアーロン博士も認知行動療法のスキルは私たちに役立つであろうことを著書で触れています。

 HSPにとって大切なことは、行動活性化システムと現状確認システムの対立をうまくコントロールできるような脳のシステムを発達させることだ。どちらのシステムが強いかという事は、ちょうど筋肉の強度と同じように遺伝的なものだと思われる。だが、私たちはみんな自分自身で、このふたつのシステムのバランスをとる努力はできるし、認知行動的なアプローチはそのためのトレーニングの場を提供してくれる。
 認知行動的アプローチはとても理性的なアプローチだが、「敏感な人というのは、ただ愚かしく不合理なことを言っているだけだ」と密かに思っている非HSPが開発した方法でもある。こういうHSPへの偏見を持つセラピストにかかると、HSPの自尊心が低められ、神経の高ぶりすぎが起こる場合がある。━中略━もちろん優秀な認知行動療法のセラピストならば、気質の個人差や心理療法における自尊心や自身の大切さをよく理解しているはずだ。
 HSPは、表面的な症状に焦点を当てるよりも、もっと「深い」、あるいはもっと直感的なアプローチを好むことが多いようだ。これは、認知行動的アプローチのような実用的で地に足のついたものへの偏見を持っているということでもある。その偏見を見直すという意味で認知行動療法を試してみるのもいいだろう。

ささいのことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
エレイン・N・アーロン著
ソフトバンク文庫

 講座内容は、一般の方向けのものに、気質の理解などHSPからみた心理学の話なども入れながら一緒に様々な視点から見れるようにトレーニングしていくものです。
 セルフカウンセリング効果がありカウンセラーとしての活動もできるものとなります。

認定資格
「認知マインドフルネス心理士®」
HSPカウンセラー「認知行動傾聴士®」

 私自身が認知行動療法を学んだのはもう10年前になります。

 実際に…思考と感情を整理していくスキルを身につけ、また講座で皆さんにお伝えする中で、気持ちもフラットになりましたし、夢を叶える力も着々とついているようにも感じます。

 認知行動的なワークは、日常の中でできる簡単なものなのでブログにも手順など少しまとめてありますので、できそうなところから是非ためしてみてはいかがでしょうか?


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