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【詩】日本語を味わう詩2【題:時計塔】

時計塔

うずたかく積まれた疑惑の中

光が見えない森を歩き続ける

蛇ににらまれた獲物のように

真っ赤な絶望が体を走る

確かなものを求めてさまようが

心の像はふと消えて

視界がずっと遠ざかり

音がぶつりと立ち消える

生きているのは確かだけれど

幼き時代の美しき生は

もはや今では失われている

こんな冷たいうごめきが

段々段々日常になって

そうしてふと目を上げると

世界の色が失われていた

遠くの街の時計塔の針は

それでも刻々と時を刻み続ける


――
どうも
マルです。

先日日本語で詩を書きましたが、日本語詩その2です!!

英語も合わせてようやく5つ目の作品になります(まだ初心者です)。

定期的に日本語でも詩などを書いていきますので、よろしくお願い致します。

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この記事を読んでくれた方に、「スキ」やフォローをしていただけると、非常にうれしいです! 執筆のモチベーションになります(笑)。

次回もよろしくお願い致します!


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