ティムクックを目指していた私は、ティムクックではなかった。
私の目指していたビジネスロールモデルは、
ずばり、ティム・クックだった。
彼はゲイでありながら、スーティーブ・ジョブズの跡を継ぎ、Appleを更に成長させている。
会社に入って、私はビジネス書を読む機会が増えた。
その時に読んだ、この本に感化されたのだ。
これを読んで思ったこと。
「ゲイであることを理由に、引け目は感じなくていいんだ!俺も会社でのし上がってCEOになってやる!」
よっ!!素晴らしい心意気!
、、、しばらく働いて私が思ったこと。
「んー。どうやら俺はティムクックではないようだ笑」
そう。私はティムクックではなかった。
自分は
「ゲイが認められるからには、社会的な成功を治めなければならない!!ビジネスにおける生産性が大事なんだ!!」
と躍起になっていた部分があった。
そこには、男性として生きることへのプライドもあったかもしれない。
けれども、僕の持っている強みと、そこはどうも違う気がして、、、。
しかも自分の抱いていた、「ビジネスで成功しなければ」という考え方は、「標準の男」に染まろうとする行為である。
これは、時代の流れとは逆方向を目指していた気がする。
このことに気がついて、「別に会社で成功しなくてもいいじゃん。」と思うようになった。
ここまで生きてくると、自分の得意不得意は、大体分かってきた気がする。
働くことは、「生きていく」ためにする行為だから、別に向いて無い仕事でも続けることができりゃそれでいい。
多分適職じゃなくてもそれなりに楽しみは見出せる。
でもまだ20代前半。僕は、欲深い。
自分の強みにあった仕事をしたいと思っている。
何度も書いているが、「ゲイだから」という理由で行動を制限したりする必要はない。
それは、「女だから、男だから」でも同じだと思う。
個で見た時に、自分がどうしたいか
どうありたいか。何が向いているのか。
そんなスタンスで考えるのが1番やっぱりいいと思う。
ティム・クックの台頭で、「ジェンダーやセクシャリティに関わらず、自分の良さを磨けばいいんだ。自分の強みに自信を持って進んでいけば良いんだ」
と思えたことは紛れもない事実。
感謝感謝。
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