見出し画像

ハリネズミの短編感動アニメを見て違和感を覚えた。 


SNSで流れてきたこの動画。 

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

転校してきたハリネズミくん🦔


彼の背中にある針のせいで誰も近寄れない 


みんなも仲良くしたそうだが、距離を取るしかない   

だからハリネズミくんは遠足のバスでもひとりぼっち。

ある雪の降る日、 
授業が終わってハリネズミ君が帰ろうとした時のこと。

皆んなは、いそいそと足早に帰っていく。 

一人教室に残されたハリネズミ君。
その顔はとても悲しそう。

俯きながら学校を出たハリネズミ君を出迎えてたのは、

クラスメートの動物達だった。


実は、ハリネズミ君にサプライズプレゼントを用意していたのだ。 

ハリネズミ君はその箱に入っているプレゼントを開ける。

でも、中身は空っぽ。 

小さな緩衝材が沢山入っているだけ。 

妙なプレゼントにハリネズミ君が首を曲げて不思議がっている。 

すかさず動物の仲間達は、ハリネズミ君の針ひとつひとつに緩衝材を刺していく。 

ハリネズミ君の針は、緩衝材で無くなった。 

彼に、皆んな近づけるようになったのだ。 

そしてみんなでハグをする 

そう言った物語。 


SNSは感動の嵐だった。  

「なんて心温まる話なんだろう。」

対して私は、この動画にものすごく違和感を覚えてしまったのだ。   

ちょっと嫌な気分になってしまった。  


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

ハリネズミにとって、背中の針は彼のアイデンティティ。


緩衝材によって針を無くすという行為は、  

「彼の針を無かったことしよう」 
と言っているようにも見える。


「周りにとって不快な針」 
こんなものは、緩衝材で無くせばいい。

私はその感覚をどうしても受け付けなかった、、、。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?