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【高校入試】数学大問1対策!中2が57日間解いてみた

事の経緯

中学全範囲の学習を一通り終えた中2むすめ🐣。

しかし、まだインプットを済ませたに過ぎず、アウトプット(演習)が全然足りていない。実際、公立高校の過去問を解いてみると、5割前後しか取れない。

そして、基礎的な計算+小問の集合である大問1の正答率も7割ほど。毎回8~10点落としてる。ここはノーミスでスムーズに解けるようにしたい。

というわけで、むすめと話し合い、強化企画をやってみることに。むすめと同じように、大問1をスムーズに得点できない中学生の参考になれば幸いです。

強化企画前の学習状況

  • むすめは現在、公立中学2年生(中学受験なし)

  • 学校の定期テストは9割取れる

  • 中学の範囲学習は軽く一周済み

強化企画の目的とゴール

目的:大問1なら、鼻歌歌いながらでも満点取れる状態にする
ゴール:47都道府県の公立高校入試問題の大問1を解き終わる

名付けて「数学朝練 日本縦断ツアー」

今回の企画名は「数学朝練 日本縦断ツアー」。

47都道府県全ての公立高校入試の数学大問1(場合によって大問2まで)を毎朝起きたらすぐ、時間はかって解きます。

数学朝練 日本縦断ツアーのルール

シールが増えてくれば楽しくなるはず。子供はシール好きですからね。

はたして結果は…

2022/11/29から2023/01/24までの57日間、毎日実施。
47都道府県のうち、22道県で満点ゲット!満点率46.8%でした。

※実施日数が57日と都道府県数より多いのは、1つの都道府県でA問題B問題みたいに複数存在する場合があるため。複数問題が存在する都道府県の満点シールは、全て満点取った場合のみとしています

数学朝練 日本縦断ツアーを振り返る

「頑張ったね」だけで終わらせるのは勿体ないので、ここはしっかり振り返って次に繋げます。

データ集計

1問あたりにかかった平均処理時間と、全問通しての総合正答率の推移をまとめました。

解いた問題:547問
(正解:497問、間違い:50問)
1問あたりの処理時間:1分15秒
総合正答率:90.86%

■ 全体概観
個人的には、処理時間、正答率ともに及第点ギリギリと捉えています。1年後の受験本番時は、処理時間40秒、正答率100%を目指したい。

■ 処理時間 ※青グラフ
2022/12/26 三重県の作図問題で大苦戦。37分もかかってしまった…。冬休み中で時間かけられた背景もあります。実際、冬休み期間中の青グラフは増加傾向。ここから「時間が許す限り満点取りたい!諦めたくない!」という心理状態が伝わってきます。

■ 正答率 ※赤グラフ
2023/1/10、1/11 の2日間で一気に正答率を落としていますが、3学期が始まり生活リズムを戻せず、寝不足状態で解いたことが大きな敗因。睡眠はやっぱり大切です。

青赤のグラフ両方見て思ったのは、3学期が始まってからの成長が見て取れること。2023/1/10 以降に絞ってグラフを見てみると、青が減少しながら赤が増加してます。つまり処理時間が短くなりつつ、正答率が上がっている証拠。量が質に転化し始めた瞬間です。

間違えた問題の傾向

現状の「穴」を探るべく、間違えた問題(50問)も細かくチェック。内訳を整理すると以下の通り。

計算ミス 16問
作図 8問
空間図形 7問
平面図形 6問
資料の分析 6問
整数の性質 4問
問題読み違い 2問
関数 1問

計算ミスを更に細かく見ると、平方根、解の公式、因数分解のミスが目立ちました。この辺りが穴ですね。ちなみに凡ミスは少なかったです。

作図、空間図形、平面図形は連動するので、演習量を増やすべきでしょう。

資料の分析、整数の性質は、中1の範囲を少し忘れてきてるのかもしれません。ちょっと復習すべきでしょう。

問題読み違いは、印の付け方を工夫する。関数は、選択肢を選び間違えただけ(寝不足💧)なので気にする必要はないでしょう。

むすめの穴を改めて整理すると、

・平方根、解の公式、因数分解の演習不足
・作図、空間図形、平面図形の演習不足
・資料の分析、整数の性質の忘却

これで今後やるべき事が明確になりました。

むすめ🐣本人の振り返り

ツアー終了直後、むすめにも振り返ってもらっているので紹介します。
※本人から掲載許可もらってます

まずは協力してくれた家族の皆様、応援して下さったツイッターの皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

おかげで無事に日本縦断ツアーを終えることができ、とてもうれしく思います。これまで57日間日本縦断をやってきて、続けることは難しかったけど習慣化してしまえば勝ちでした。日本縦断の目的は公立高校入試の大問1を時間短縮で満点とれるようにするのもありますが、自分の穴(勉強において自分に足りない部分)を見つけ自分でうめる練習をすることだと思います。
最初は似たようなところでミス(凡ミス)をしてしまい、満点もなかなかとれなかったのですが、だんだんとどういう系統の問題がだされるのかがわかってきて、少しずつ満点をとれるようになっていけたことがとてもうれしかったです。

満点をとることができてきたら、次は時間を短くするぞー!といきごんでたけれど、やっぱりけっこう難しかった。でもかんたんな計算のところなどはスピーディーにとけるようになってきたし、凡ミスもこの朝練のおかげで全然しなくなってきたのではないかと思います。

まとめると、
ここでは満点にこだわることはあってもなかなか時間短縮できなかった。だからできる限り簡単な問題はミスなくもっと速くできるようにしたい。

むすめ振り返りメモ

ツアーの効果はちゃんと出てるのか?

11月のツアー前に2回、12月のツアー中に2回、公立高校入試過去問を全問通しで解いた結果があるので比較してみましょう。

ツアー半ばの比較データですが、既にこの違い。しっかりと血肉になっている事が分かります。

ここで着目したいのは、毎朝10分程度の努力で出た結果だということ。10分と言えばちょっとしたスキマ時間。それでも毎日継続すれば大きな効果となります。

数学は朝やるべし!と数学強者たちは口を揃えて言います。数学朝練は理にかなっていて非常に効果的であることが分かりました。

むすめは貴重な成功体験をしたようです。日本縦断ツアーが終わった後も、毎日朝練続けています(既に100日突破)。

この先中学、高校と4年余りあります。もしこのまま朝練継続できたら…きっと大きな大きなプレゼントが手に入ることでしょう。

今後の戦略

今回浮き彫りになった穴を埋めるべく、今後は以下のように進めます。

  • 数学朝練は継続

  • 朝練で空間図形の標準問題演習

  • 空間図形終了後は「公立高校過去問を3分の1解く→翌日復習」を反復

  • スピードが上がってきたら、2分の1→全部と量を増やす

  • 進める上で穴が浮き彫りになったら、復習時間を別途作る

せっかく習慣化出来ているので、このまま朝練は継続。公立高校の入試対策は、基本的に朝練のみで完結させるつもりです。

来年の今頃は一体どうなっているのか?折を見て、続報作りますね。


■ 参考情報

中学数学の先取り方法はこちらを参考にどうぞ


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