時間の価値

わたしには父、母、兄、妹がいる。
昔から母のことが大好きだった。
ただ、母といつも同じことで衝突をしていた。

それは、時間の使い方について。

母は仕事でいつも忙しくしていた。いつもわたしを連れて仕事に行きたがった。わたしは母の時間に支配され、振り回されるのが大嫌いだった。
「夕方4時には帰れるから!」そんな言葉が叶ったことがなかった。

母は時間に厳しく言うわたしに「あなたは融通があまり利かないから、夕方にはきっちり仕事を終えられる公務員みたいな人があってるね」とよく言われていた。

結婚して子供ができて、今は母とは離れて暮らす。

夫はわたしよりもきっちりした性格。

母と離れた今も時間について食い違うことが多い。

例えば家族で実家に帰ったとき。

普段、母と過ごさない分、わたしも夫も母と過ごす時間を大切にしたい。
特に夫はその時間を大切に思ってくれている。

ただ、母はわたしたちが帰ってきてもセカセカセカセカ・・・仕事の電話をしたり、料理を作ったり、お土産の準備をしたり。母がもてなしたい気持ちもよくわかるけれど。

「とりあえず座ってゆっくり話そう」が叶うことは中々ない。

また、母に「○○について教えて」と言われ時間を使い調べて教えるが、最後まで聞いていない。

母という人は変えられないのはわかっているが、夫はいつも帰るなりわたし以上に残念な思いをしている。

夫から「お母さんとどうつきあっていけば良いのかな?しょっちゅう会わなくても良い、どこか遠くに住みたい。」と言われ、時間の価値について、母がしていることの意味を再度考えるきっかけになった。

母に伝えるべきか。また今後どうやってつきあっていくべきか。

これからは
1.時間の大切さを自分自身が認識する
  自分の時間も相手の時間も限りがある
2.母にも重要性を伝えていくが、人は中々変えられないため
  期待をしない
3.時間に余裕のあるときに母と接する
4.団体行動はなるべく避ける
 (わたしの家族は団体行動が好きにもかかわらず、みな好き勝手行動する  
  ため、相手方に知らず知らずに迷惑をかけてしまうことが多々ある)

年を重ねると今後母はますます性格が目立ってくると思われる。
母という一人の人間は大好き。愛情深くて周りに愛を与える人。
そんな母を尊敬しつつ、自分たちの思うこと大切にしたいことも大事にしていきたい。

とりあえず、団体行動はなるべく避けると言いながら旅行を控えている。
わたしは脳天気なところもあるが、夫は計画通りに進まないことにもしかしたら苛立ちを感じるかもしれない。
大前提として、マイペースな人たちだから計画通りに進まないことも大いにあることを説明して、せっかくだから楽しもうと言い聞かせている。

楽しい思い出に残る旅行になればと願う。

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