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知っておきたい子どものこと#05 子どもはコロナをどうとらえたか

2020年の春以降、子どもたちは新型コロナウイルスの流行により新しい生活様式を強いられてきました。子どもたちはコロナをどうとらえたのでしょうか。よこはまチャイルドラインは、2020年にアンケートを実施し、子どもたちの声に耳を傾けました。

新型コロナウイルスは「こわい」

「新型コロナウイルスをどう思いましたか?」という質問に対し、48%の子どもたちが「こわい」、33%の子どもたちが「少しこわい」と答えました。8割以上の子どもたちが恐怖を感じていることがわかります。

その理由は、「感染してしまうかもしれない」「感染させてしまうかもしれない」など感染そのものへの不安、「自分や家族が死んでしまうかもしれない」など「死に対する不安」が多くを占めました。

休校中に困ったことは「勉強」

1番困ったことは、「勉強が思うようにできない」「勉強でわからないことを聞けない」など「勉強」に関すること、2番目は「友達に会えない」でした。

また、「親がイラついている」「両親がケンカばかり」「兄弟げんかが増えた」「下の子の面倒をみている」など、家族との関係に悩む子どもたちも多くいました。

社会に対する不安も

「国や県の対策に不満」「大人の行動に疑問や不満がある」など、大人や社会に対する不安、不満の声も上がっていました。子どもたちは、大人のことをよく見ており、不安や不満を抱えていることがわかりました。

子どもたちの心は不安とストレスでいっぱい

「感染者が増えて、また休校になったり、行事が中止になるのはいや。いろいろ決まりが増えて大変。なんか、もうつらい」という子どもの声からわかるように、子どもの心は新型コロナウイルスによって不安とストレスでいっぱいになっています。コロナ禍は大人にとっても苦しい状況ですが、子どもたちを不安やストレスから守ってあげる必要があります。

子どもたちの不安を受けとめてあげながら、コロナ禍を乗り越えていこうとする子どもたちを支えていきましょう。

困ったら、よこはまチャイルドライン

家庭や学校だけで子どもたちを支えていくのが難しい場合、さりげなくよこはまチャイルドラインを紹介してください。電話の受け手が、子どもたちの気持ちをしっかりと受けとめます。


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